3.0
本質的に再現不可能
私は以前から雨穴さんのYouTubeが好きで、結構見ていた。
テレビとも映画とも違う、新しい時代の映像表現として、感嘆と敬意を持って視聴していた。
YouTubeという媒体にはネガティブな側面もあるが、こういう才能が出てくるのも、時代だな、と。
ただそれは、やはり「ああいう表現方法」であるからこその魅力であって、話を単体でそのまま漫画のフォーマットに落とし込んでも、あの独特の吸引力を再現することは到底出来ない。
もちろん、そんなことはわかっていて読んだわけだ。
だから、本質的に再現不可能な映像表現に、漫画という媒体でどう挑み、どう勝負するのか。
漫画は漫画として、漫画にしか出来ない「何か」が絶対にあるから。
それが、私の焦点だった。
本作に漫画としての大きな瑕疵があるわけではない。
丁寧なタッチには好感も持った。
だが、残念ながら想定を超えるような何かは何もなかったし、これだったら雨穴さんのYouTubeを見ていれば十分だろ、という以上の感想は沸かなかった。
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変な家