3.0
途上で
本当に申し訳ないが、評価は半ば保留みたいなもので、私は途中20話くらいでドロップアウトした。
もっと先まで読めば面白くなるのかもしれない、という感じもしないではなかったが、そこまで耐えられないくらい、私にとっては道中があまりに退屈だった。
昔からそうなのだが、「長いこと辛いのを我慢すれば達成感がある」みたいなことが、私は苦手だ。
だから山登りとか大嫌いだ。
(山登りは別にそういうものじゃない、という意見もあるのは認めるけれど、私にとってはそういうものでしかない。)
「途中はともかく」じゃなくて、途中が楽しくなきゃ駄目だろ、と思ってしまう。
だって人生なんて、ほとんど「途中」なんじゃないの。
知らんけど。
この道中を退屈せずに進める人には良作なのだろうが、そこにほとんど何の魅力も見出だせなかった私には、頂上の見えない山登りのようで、苦痛でしかなかった。
- 10
シャドーハウス