2.0
読んで胸が苦しくなりました
最初は短編かと思ったけど、口コミを見たら同じように短編と思った方もいて、読み終えるとひとつの線につながっていると書かれていたので、無料配信分を全て読み終えました。
たくさん登場人物は出てくるけど、話の軸は15歳のカンナ、ハルタ、マヤ、アサミの4人でした。
ただ最後のピースをはめるまでに、軸になる人物に関わるサブキャラにスポットを当てて話が進むので、話が分かりづらくなる部品があり、ややこしかった。
1番しんどくなるのはハルタの事故死のあとのマヤの思いでした。
ハルタがカンナを大好きなのは分かっているのに、カンナが大好きで「いつまでも4人で行動しなきゃ駄目?今年はカンナと二人で行きたい。」と花火大会にカンナを誘い、自分の思いをぶつけ、キスをし、抱きしめるのですが、ハルタが事故死し、アサミに「ハルタがカンナのことを好きだったのに二人は何してたの?許さない。」と非難され、残された3人はバラバラになってしまいます。
友達以上恋人未満な男友達のような仲の良さだったハルタが事故で亡くなり、カンナはいなくなって初めてハルタが好きだという自分の気持ちに気づきます。
マヤは大学生になってもカンナへの思いから断ち切れず、バイト先の居酒屋で数年ぶりにカンナと再会し、「カンナが苦しんでる気持ちが分かるのは同じ自分じゃないか。でも一緒にいてはならない。」と好きなのに好きになってはならない葛藤で苦しんでる胸のうちを話します。
カンナはマヤを過去から救ってくれる人が現れてほしいとある人物に話します。
口コミでカンナは恋ができなくなって、カンナはカンナで苦しみ、禄と出会って、前に進んでいくと知りました。
「カンナはマヤのこと好きだったのかな?」「生きていたらマヤのこと好きになっていたのかな?」と、15歳の出来事は誰も悪くないのに、カンナとマヤを思うとしんどくて、続きが気になる作品は課金してまで読んできたけど、課金して一気見できなかった。
そのため2点にしました。
ネタバレを見て、しんどいシーンがあると分かっても読んだ私もしんどくなりましたが、この作品は人によってはしんどくなってしまう部分があること、登場人物が多いけど短編じゃなく、ひとつの線につながってると、これから読む人にネタバレを活用してほしいと思いました。
PS:ネタバレありにチェック入れずネタバレしてる人がいて驚きました
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