4.0
上手く片付いたから、良いかな
母を殺された女主人公。人質に取られた母の命を守る為にヒロインの母を殺した男主人公。愛する人(人妻)を殺され、殺した男主人公に復讐したい物語のキーマン。一番悪いのは男主人公の母を人質にしている王だが、皆、この王を倒したいと思いつつも、実行犯に重点を置いていて、凄く当たり前で良い展開だと思う。
男主人公だけは諸悪の根源の王が仇(かたき)になるのだが、母を盾にとられて、実質1番の実行犯なのが、救いようのないところ。
母を殺した実行犯の顔を知らない女主人公と、女主人公の素性を知らない男主人公が出会って惹かれあっていくという悲恋の定番ですが、ゆっくり惹かれていく二人にモダモダし、敵か味方か判らないキーマンにイライラしますが、このキーマンが酷い復讐を考えています。
主人公たちが互いの素性を知り、タイトル回収になるのですが、そこからの大どんでん返しとも言える展開に驚きです!
キーマンも冷酷無比ではなかった…。
え?まさかそう来る?有りなの? …うん、有りなんだ。
ちょっとご都合主義っぽいから、星一つマイナスですが、総じて面白いと思います。
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