4.0
大変な作業
「大渡海」という辞書を作りあげるまでの話。
10年以上の時間とお金をかけて作りあげる辞書。普段何気なく使っている辞書は途方もない根気と情熱を持って作られていたのですね。
つかみどころのない馬締さん、松本先生、荒木さん、西岡さん、みなさんが一丸となって作った大渡海のなんと美しいことでしょう。
夜の海をイメージした藍色の辞書、電子辞書の世の中でも手にとってめくってみたくなりますね。
最期の松本先生のお手紙は本当に松本先生の文字の様な優しくキレイな筆跡でした。
フィクションだと分かっていても松本先生が残した言葉に涙が出ました。
そして「言の葉」が舞う中でのつながる手、優しく笑う松本先生の遺影。
感動的でした。
今もまじめさんは大渡海の改訂作業をしながら香具矢さん、タマオさんと仲良く暮らしているのでしょうね。
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