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ふとした余白の中に、鳥の羽音、衣擦れ、呼吸、陽の移ろいなど静寂と相性の良いものが詰まっていて、穏やかな気持ちになれる作品です。
叙情たっぷりでエレガントで、でも雑味のある可愛らしさもある主人公をはじめキャラクターの人格が愛おしく思わずにはいられない。読み終えた後、なんだか贅沢な時間を過ごしたなと思いました。
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ふとした余白の中に、鳥の羽音、衣擦れ、呼吸、陽の移ろいなど静寂と相性の良いものが詰まっていて、穏やかな気持ちになれる作品です。
叙情たっぷりでエレガントで、でも雑味のある可愛らしさもある主人公をはじめキャラクターの人格が愛おしく思わずにはいられない。読み終えた後、なんだか贅沢な時間を過ごしたなと思いました。
裁縫ができる人をとても心から尊敬します。
素敵な作品が、みんなが喜ぶ、しかも使ってもらえる作品が自分の手でつくれるっていいなあ。
物凄い事件が起こる訳でもなく、ただ静かに日常が流れてゆく素敵な作品だと思います。ヒロインが我が強すぎる点は気になりましたが、疲れた時に読むのにはいいなと思います。
私も布が好きで、いわゆる洋裁が趣味なので、タイトルに惹かれて読み始めました。みなさんのレビューもよいので、このまま読み進めようと思います。
静かな雰囲気で何気ない日常の特別感があって、私も服を作って貰いたくなりました。作品の中に出て来たように、1着の洋服を愛着を持ち、長く大切にできるような生活をしていきたいと感じさせられました。
毎日さり気なく選んだり捨てたり誰かにあげたり貰ったり、人生の中でたくさんの洋服に出会っているのに本当に大切にした思い入れの強い洋服がいくつあっただろうか?懐かしい気持ちで読み始めました。
ミュシャの絵のような、きれいな雰囲気の漫画だと思いました。内容も興味深いのですが、タップ読みだと目が辛くて、、、。スクロール読みができれば、先まで読み進んでいきたいです。
祖母の残した南洋裁店で丁寧に仕事を受け継いだ市江さん。百貨店に勤めながら市江さんの服に心酔している男性・藤井さん。そんな2人を軸に服と人生を老若男女織り交ぜて綴っていきます。派手な事件はありませんが人々が普通に経験する人生のイベント、卒業、恋、結婚、離婚、人生の終焉などを市江さんやおばあちゃんの作った服を通して描いていきます。
映像化もされた作品ですが、私は最近手に取りました。静かだけれど、凛としたストーリーが沁みる作品だと思います。
なんとも不思議で独特な雰囲気の話。淡々としすぎていて感情移入しにくいけど、ほっこりするエピソードが魅力。
洋裁屋さんのお話なんだけど、こんな風に服と着る人に向き合って作ってくれる人がいたらどんなに素敵だろうかと思いました。もしくは自分もこんな風に服を作れる人であれば昔の母の服とかもアレンジして着てみたい。ファストファッションではなく自分に合った1着を大切に着たい。服を大事にしたい人には感じるものがあると思います。