4.0
お客さまひとり一人の心に寄り添った服を縫う、不器用で頑固な女性。職人といったところでしょうか。お祖母さんの仕事をこよなく愛しているが故なのでしょうが、じれったくなってしまいます。
でもそんな真っ直ぐな彼女だからこそ、良い理解者が現れるのも必然。市江さんと藤井さんを見ていて、心が温まります。見守って行きたい感じがします。
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お客さまひとり一人の心に寄り添った服を縫う、不器用で頑固な女性。職人といったところでしょうか。お祖母さんの仕事をこよなく愛しているが故なのでしょうが、じれったくなってしまいます。
でもそんな真っ直ぐな彼女だからこそ、良い理解者が現れるのも必然。市江さんと藤井さんを見ていて、心が温まります。見守って行きたい感じがします。
洋裁で心を込めて丁寧に美しく作られていく洋服たちのように、心の機微や想いなども丁寧に優しく紡がれていくような感じの物語になっているように思いました。
主人公にオートクチュールの服を私も作ってもらい、大事にして仕立て直しをしてもらえたら幸せだろうなとちょっと羨ましくもなりました。
素敵な物語です。お薦めです。
主人公市江さんの、ほんわかと柔らかいようで軸がぶれないこだわり屋、というキャラがそのままストーリーの印象にもなっている感じです。単調なストーリーようだけど引きずりこまれるのは、設定がしっかりあるから。
デザインのこだわりではなく、着る人の事を考えた服を、というのも、憧れる考え方です。
シンプルな画風の中に五感が冴え渡る作品です。特に音が生み出す行間がステキです。主人公の人生に気になる男性の人生が交叉し、また他の登場人物の人生も交叉していく様は心地よささえ感じます。みな一つや二つ悲しみを抱えていますが、それぞれの生きざまに感銘を受けること間違いありません。派手でなくとも、丁寧に生きていきたいと思わせてもらえました。
ふとした余白の中に、鳥の羽音、衣擦れ、呼吸、陽の移ろいなど静寂と相性の良いものが詰まっていて、穏やかな気持ちになれる作品です。
叙情たっぷりでエレガントで、でも雑味のある可愛らしさもある主人公をはじめキャラクターの人格が愛おしく思わずにはいられない。読み終えた後、なんだか贅沢な時間を過ごしたなと思いました。
洋裁屋さんのお話なんだけど、こんな風に服と着る人に向き合って作ってくれる人がいたらどんなに素敵だろうかと思いました。もしくは自分もこんな風に服を作れる人であれば昔の母の服とかもアレンジして着てみたい。ファストファッションではなく自分に合った1着を大切に着たい。服を大事にしたい人には感じるものがあると思います。
人付き合いがうまくない仕立屋さん。ただひとつひとつ丁寧に服をつくってあり刺繍やレトロな感じがよくて、大人に人気の服。だけどオーダーを受けたりするときは言い方がきつめでちょっと誤解を受けやすいけどそれについては指摘してくれる人もいるから少しずつかわっていってるところなどおだやかな作品だと思いました
とても味わい深い質感のある漫画。何度まも繰り返してよみたくなります。
今は安くかわいい服がかえるけど、誰かとかぶるとこと多々ある。
オーダー服は高いけど、一着しかない、自分だけの服。長く大切に着れるんだろうやぁ。
藤井さんにもなんだかんだゆって心をひらいてるんだろうな。二人のかけあいにもほっこりします。
無料だったので、読みました。
以前から気になっていた作品だったし。
はじめは絵が苦手でした。
目に表情がないっていうか、、、。
でも最後まで一気読み。
洋裁って素敵、洋服って素敵。
私の近所にもこんなお店があればいいのになぁ。
ラストはあっけない!!
続きがないのか!!!もっとからんでくれ〜
たまたま無料から読み始めました。
現代なのにレトロな雰囲気。
静かに流れて行く時間を感じるような。
服をたんたんと作り続け、またよみがえらせる日常を見ているだけなのに。
読み続けたいお話です。
メディア化もされているとレビューで知りましたので、いつか見てみたいと思います。