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作品レビュー
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1 - 10件目/全351件

  1. 評価:5.000 5.0

    最初は、真琴のダンナにムカつきまくったし、沙良の腹黒さに閉口したし、子供の同級生のママにキレたけど、
    最後まで読むと、あぁ価値観の違いと育った環境の違いだけで誰も悪い人はいないんだな、と思わせるストーリー展開がすごい。
    なんか、想像以上に深い作品でした。
    表紙の絵とタイトルではまったく興味そそられなかったけど、単に暇つぶしに読んでみたら…何度もポイント追加して最後まで読んじゃいました!表紙の絵とタイトルで損してます!
    ストーリーの奥深さだけじゃなく、美への教訓としても役立つ作品です。

    • 195
  2. 評価:5.000 5.0

    深すぎる作品

    主人公詩織が事故に遭い、記憶喪失で意識が戻るところから物語が始まります。

    すでに両親がいない詩織は、優しい兄の明夫と自分のことが嫌いな妹真歩の3兄妹で暮らす高校生。
    記憶喪失のまま、記憶を失う前の自分が応募していた読者モデルのオーディションを受け、モデルは落ちてしまうが、芸能事務所からスカウトされ、雑誌やテレビの仕事をするようになる。

    事故前の、横柄で投げやりで性格悪いキャラクターには訳があった。
    そして、記憶喪失になってしまった原因も…

    メディアに出るようになり、生き別れたお母さんが見つけて事務所に会いに来たのがきっかけで、過去の記憶が蘇る。
    記憶をなくす前の詩織、記憶をなくした後の詩織、記憶が戻ってからの詩織、自分自身に混乱しながら、反省したり相手を思いやったり、少しずつ成長していく様が描かれます。

    その成長過程の葛藤、本当の恋心、兄妹を取り巻く人間関係、それぞれの心の闇だったり意外な恋愛だったり、緻密に設計されたストーリーが繰り広げられ、長いけど読み切るべき作品です。
    無駄な描写はなく、無駄な当て馬もなく、
    絵もストーリーも丁寧。
    単なる恋愛ものでも、単なるサクセスストーリーでも、単なる家族愛モノでもありません。全部詰まった作品です。

    • 38
  3. 評価:1.000 1.0

    なんじゃこりゃ…

    無料分も全て読むのが苦痛なくらいヘタレなストーリー展開。
    そもそも、28歳が自宅に住んでて朝帰りを親に怒られるってありえない。
    理性ある男が酔っ払い女に結婚迫られてその場で婚姻届にサインするのもありえない。ありえるとしたら詐欺ぐらい。
    車の中でキスしてひっぱたかれて、しばらく走ったあと八つ当たりでいきなり降りろと
    言って降ろしてしまうのも意味わかんない。だったら車走らせる前に降ろさない?

    • 14
  4. 評価:5.000 5.0

    お金持ちお嬢様の史織が父親の会社の倒産で一転苦労人になるが、それまでの育ちの良さは隠しきれないところで、品とプライドがあるからこその運と努力で声楽の世界で活躍する。
    一方萌は、下品な母親に育てられるが故のねじ曲がった性根から様々な試練にぶつかりながらも根性である程度までは人生を切り開いてきた。
    こんな二人の人生が所々絡み合っていく様を見事に表現している作品は、さすが一条先生です!画力も迫力あって、気付いたら一気読みしてしまいました。
    史織と神野氏との心の距離の詰め方なんて、神業です!

    • 7
  5. 評価:5.000 5.0

    いや、タイトル通りのストーリーなんだけど、でもタイトルが普通過ぎてもったいないくらいハマりました!スポ根ストーリーが好きな人はゼッタイハマります。

    マジで恐ろしい防大キャンパスライフ。
    しかし、厳しい規則も理不尽な仕打ちも全て意味があった。
    そして次第に明かされる、先輩の、後輩への想い。
    「飴と鞭」ではなく「意味と愛情」で、厳格ながらも思いやりのある組織を作っている事に驚嘆しました。
    真面目、でも時々ギャグも交えて楽しめる作品です。

    • 2
  6. 評価:3.000 3.0

    登場人物のセリフは真っ当で、それぞれの抱えているもの、10代特有の悩みなんかを上手く表現しているとは思います。

    が、なんかしっくりこない。

    何だろうと考えてみると、人間関係がよくわからないんだ。
    梓と珠美の友人関係も浅いのか深いのか微妙だし、ヒカルが梓のことを好きなのが、中学からって描かれてるけど読んでて突然過ぎるし、斉藤と周りの人間関係もよくわからないし、梓か斉藤に惹かれていく過程も唐突。
    それぞれの個性が噛み合ってないままストーリーが進んでいる感があって、作品の空気感が上手く表現できていないのが、しっくりこないんだ、と思います。
    もったいないですね。

    • 3
  7. 評価:5.000 5.0

    主人公同様「淡々とした」作品です。
    眠くなってしまうような感じ(笑)があるのに惹かれるのは、作品自体に芯があるからかなと思います。
    主人公の靴職人は、いかにも職人気質でこだわりがしっかりあるんだけど、そのこだわりが「靴を履く人」にしっかり寄り添っているからすごい。かっこいい生き方。
    そして、作品の主人公は「靴職人」なはずなのに、「靴を作ってもらう人」のようにも見えるから不思議。

    • 2
  8. 評価:5.000 5.0

    悪い人はひとりもいない

    俯瞰して読んでみると、人の気持ちのすれ違いって、ほんとちっさなことの積み重ねなんだな、というのを改めて感じた作品でした。
    明るい話ではないけど、繊細で微妙な人間心理をものすごく丁寧に描いています。
    配信されてる分全て一気に読んじゃいましたが、私には、ここに出てくる人、悪い人は一人もいないように思う。ひとりも。
    人間って、なんて不器用でワガママで甘ったれで弱っちいんだろうって、そう思うだけです。

    • 1
  9. 評価:5.000 5.0

    ドつぼ!

    歴女、特に戦国時代、特に織田信長好きにはたまらない作品!
    さらに、料理の奥深さを改めて感じられる作品!

    平成の時代から戦国時代にタイムスリップした料理人ケンが、信長とともに戦地に赴き、料理で信長の戦略を支える物語。

    ケンはなぜだか、タイムスリップしてきた時に記憶喪失になり、料理以外のことを全く覚えていないようだが、正確には、料理と歴史、だ。ただのシェフなのにわりと細かく歴史を覚えてて、作品とは関係なくすごいなーと思ってしまった(笑)。さらに料理の歴史もめっちゃ詳しい。寿司がいつ今の形になったのか、とか、醤油がいつ登場するのか、とか。
    そして、平成の時代に普通に作れる料理は、この戦国時代には材料や調味料がないわけで、その代替え品を作る・見つけてくるのがすごい。相当な知識がないとできない芸当。

    歴史と料理、両方の知識をとことん調べて作り上げた作品。つまらないわけがない。

    それにしても「織田信長」という人は、どれほど変人だったのだろうか?
    信長テーマでタイムスリップものの作品っていくつかあると思うけど、ストーリー的に違和感なく受け入れられるって、今で言えば、ロケット飛ばすとか月に住むとか、それ以上の突飛なことを普通にやっちゃってたんだろうな。
    まじ、凡人には計り知れない人種だ。

    最後、ケンとようこがどうなるのか、楽しみに読み切りたい。

    • 0
  10. 評価:5.000 5.0

    両親を失い、会ったこともない資産家の祖父に引き取られ、その家の跡継ぎとして高校生ながらお見合いさせられる主人公。諸々面倒を見てくれる弁護士に思いを寄せ両思いなのに、祖父の会社のことや婚約者のことなど周囲に振り回され、なかなか上手くいかない。
    そのストーリー展開がとても上手でついつい全部購入してしまいました。
    高校生でこんなにしっかりしてるもの⁈とも思いますが、だからこそちゃんとした恋愛モノを読んだ気分。

    • 0
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