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5.0
隕石が落ちて人類滅亡、選ばれた人間のみが本人の意思に関係なく(しかも何も聞かされてない)コールドスリープ状態にされやがて住めるレベルに回復した地球で目覚める。といった容赦ないサバイバル漫画。
悪魔としか思えない。こんなん絶対無理だ。文明滅びきってるし自給自足だししかも巨大な虫や凶暴な生き物が襲ってくるしで絶望しかない。
そんな中で逞しく生きていくメンバーたちをハラハラしつつ、ときにその成長ぶりに胸を熱くしながら展開を追いかけてしまう。
めっちゃ面白い。田村先生は裏切らないなー、と思う。
長編過ぎるので手軽に読むにはハードル高すぎるかもですがとりあえず無料分だけでも読んで損はない。
3
5.0
ただただ面白くて、夢中で一気に課金して読みました。とはいえ、最初はナツの弱さにイラッとして、すぐにはハマらなかったです。でも、花が出てきた辺りからストーリーに入り込んでしまい、続きが読みたくてたまらない感じに。
花に批判的なレビューが散見されるけど、私は花のキャラクターは作者さんの思考が具現化したものだと感じてます。最新作の「ミステリと…」を読むと、女性が軽んじられることに対する静かな憤りというか、男性社会への批判が感じられるからです。
安居への同情的な意見も私は理解できますが、安居は一番卑怯な形で女性を屈服させようとしたのは確か。花のその手のトラブルは花自身に原因があるというのは確かなんでしょうが、根底には「女は男性の下」「力で他者を屈服させる」という相手方の言動かあり、それに反発した結果トラブルになる、ということで、必ずしも花だけに原因があるわけではないと私は思ってます。
ガチのレ○プ未遂にあって、相手を簡単に許せるかどうか、それは他人が自分「許してあげなさい」と言えるような話ではないと思います。
とにかく、そういう思い入れの強いレビューがたくさん書かれるほどの名作なのは確かですね。
2
5.0
長編の為、なかなか読む機会もありませんでしたが、最近また田村由美さんの漫画を久々に読んだのをきっかけに手を出してみました。
こんな壮大なストーリーがあったとは！！…もう漫画という枠を超えた傑作です！元々BASARAが好きだったのですが、それを上回るハマりっぷりです。
冬チームの話くらいからぐんぐん引き込まれて、夏Aの話では衝撃と酷いショックを受け、その後一旦過去に戻って(シェルターの人々の話も印象的でした)、また他のチーム同士の交流が始まり…と何度寝不足になったか分かりません！！
2
5.0
非現実的な奇想天外ストーリー、とひとくくりにするなかれ(笑)
もしかしたら、数十年後に本当に起こり得るかもしれんと思わせる。
物語上、主要な登場人物がめちゃめちゃ多い(汗)
でも皆、キャラがたってて良い意味でも悪い意味でも魅力がある。
クセが凄いけど、引き込まれて、気付けば読破。
田村先生はヤバいですね🤭
複雑に絡んだ人間やバックボーンを最終的にはきっちり回収する構成には全面降伏(_ _)
好きなキャラは、ナツやね。蝉丸くんと幸せになって欲しい。
他のキャラカップルの行方も気になるところ。
続編、もうないかな〜。読みたいな〜。
全員が未来で幸せになりますように祈るだけ。
2
5.0
以前読んだ時は、過酷な状況が続くのでツラくて途中で読むのをやめてしまった。今回改めてその先の先の方まで読んで、すごい！素晴らしいお話だった！
全員が登場人物の誰かに当てはまるといったレビューがあったけど、その通りで、しかも１人のキャラではなく、その場のその状況によって色んなキャラに「これ自分だ」と感じる事があった。共感するキャラやシーンは読む人によって違うと思うけど、きっと誰もがどこかで自分と重なる部分があるのではないか、と思う懐の深い作品でした。
全体を通して読むと、人間讃歌で、すべての人への応援歌になってると思います。こんな先が不透明な時代にこそ読んでほしい、勇気がもらえる漫画だと思います。
2
5.0
田村由美さんの作品はとにかく壮大で、考えさせられるものばかりで、こちらの作品も何度抉られたか知れません。。読んでてもう無理だと思いながらもどうにも惹き付けられて、ぐしゃぐしゃになりながら完結まで辿り着き、読破後もしばらく心が離れず、もうだいぶ経ちましたが…落ち着いた今も尚、忘れられない作品となっています。
唯一無二とはこのことではと思うほど、最高の作品だと思ってます。
…かなり難しいと思うので、安易には映像化して欲しくない作品の1つです。
2
5.0
少年漫画からホラーミステリー系などなど、色んなおもしろい漫画はあるけど、私の中の1番はずっと「BASARA」でした。
美しい絵と壮大なストーリーは圧巻で、何度読んでも素敵。
でも、この作品はそれと同じかそれ以上かも。終わり方が、「新しいスタート」になっていて、続編が読みたくてたまりません。
ストーリーの緻密さや意外性、美形揃い？のキャラクター。とにかく最高です！
続編出ないかなぁ、ぜひお願いします！！
2
5.0
何回読み返しても面白いです。
何度読み返しても誰かの視点に立って、別の発見があります。
色んな人物が出てきますが、みんなに物語があります。
正直最後の最後まで救いは少ない物語ですが、最後の最後でやっと救われます。
個人的には夏Ｂがいたからあの未来があるのかな…と思ったり…。
最初はナツも秋も嫌いでしたが（笑）最後にはとっても逞しくなり大好きです！
絶望の中でも人はたくましく生きていけるけれど、生き方は必ずしも善しとされる物だけではありません。
読んでいる途中でどうして？！と思う事も誰の視点から見るかで印象が変わってくる物語です。
無料版で気になった方は是非最後まで読んでほしい。
秋も冬も春も夏Ｂも大好きになります。
夏Ａは好き嫌いだけでは語れない…。
この物語を読んだ人と、語り合いたくなります。
2
3.0
読み始めて止まらなくなり、３日で読破したので睡眠不足&世界観にどっぷり浸かってしまいました。
でも、なんだろう？読み終えた後のこの感じ。
何かもやっとしたものが晴れません。
要さんの放置感と安吾くんの孤独感が寂しく残ったかなぁ？
花のトラウマは辛いと思うけど、やっぱり「人を絶対に赦せない」という行為は好きになれませんでした。
自分はなにもかも手に入れたんだから、赦してあげてよ！って。
これは私の性格が曲がってるせいだと思いますが笑
あとは犬たちが切なすぎて辛かったです。
うーーん。自分が元気でパワーがあるときに読んだ方がいいかな？という感想です。
皆さんのBASARAの評価が高いのでぜひそちらも読んでみたいと思います！
4
3.0
人類滅亡を想定し最後の希望として７人ずつの若者を冷凍、地球の環境が整ったら自然に解凍され、サバイバルする話です。
目覚めた若者達の戸惑いや葛藤などは見ごたえありますが、こんな危険で重大な任務なのに、本人の承諾なしに勝手に強制冷凍してますし、虫は貴重な蛋白源なのに、怖くてさわれもしない若者が選別されたりしています。
人類健在の今でも文明人が密林や孤島で生き延びるには、装備や訓練が不可欠ですが、恒常的に使える火起こしの道具（火打石や虫眼鏡）や泥水を濾過したり海水から真水を取る器具さえ配備されていません。一チームに一人ずつ事情を知ってるガイドが付きますが、彼らもまともな装備も知識もないようです。星や太陽を見て緯度を確認する事さえできません（温帯か熱帯かさえ分からないという事です）。
また、人類滅亡後に進化した巨大な植物や虫が登場しますが、細い繊細でぼかした背景の様な描写の絵なので普通の密林の絵と殆ど変わらず、お化けや怪物好きな私としては残念でした。
評価の高い作品らしいけど、私には合いませんでした。
4
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