KUMA123さんの投稿一覧

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評価1 3% 6
1 - 10件目/全146件
  1. 評価:5.000 5.0

    各話とも飽きさせない

    私は、この漫画が大変気に入っています。
    電子版4~10話で各一話になっていますが、同じ様な話は一つもなく飽きさせません。

    各話とも幽霊関係が主ですが、怨霊をはじめ芸能界の霊能少女(ちゃんと裏があります)、森の呪いや人の呪いや、悪霊との契約など、種類が豊富です。
    主人公の緒方は高校生で、クラスメートとのやり取りや相談事(体調不良から恋愛まで)も、話を盛り上げる背景としてよくできてます。

    緒方の使い魔として途中から加わるルナちゃんも(その話も面白いです)可愛くていいですよ。

    • 7
  2. 評価:2.000 2.0

    途中からつまらなくなってしまった

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    不思議な生き物「奇獣」を扱っている「四王天鳥獣商」。
    大切に育てると成魚になって天に昇っていく魚や、情が厚いが飼い主の命を少しずつ奪っていく大きな猫のような生き物や、不思議な話で楽しく読んでいましたが、
    途中から機密を探る特高が店の主人と刀でやり合ったり、雑誌記者が探りに来るなど、話の方向性が変わってから、つまらなくなってしまった。絵柄がそういう「立ち回り」とは合わない気もします。「奇獣」もあまり出てこなくなった。
    また、男女問わず若者の顔が髪型が違うだけで殆ど同じで、「奇獣」メインの話のうちは問題なかったけど、特高や記者がらみの話になると人物の見分けがつかず混乱して話の内容も分かりにくく、作者さんには悪いけど、私は読む気力が失せてしまいました。
    不思議な生き物が好きな人は、一度読んでみるのもいいと思います。

    • 10
  3. 評価:5.000 5.0

    話・絵とも分かりやすい

    山の中で仲間が次々と謎のサルに惨殺されていきます。
    話が非常に分かりやすく、山の地図に現在位置付きで説明もあり、自然とどんどん読めます。
    また、人物の書き分けが大変よくできてます。多くの漫画の中には似たような顔に髪型や髪の色を変えたりしているだけのモノもありますが、この作品は、人物の体&顔の骨格から描き分けられていて、感心します。
    謎のサルも、ナタを持ってるしニセの看板を作って人を騙したりしているから、知能があり、ただの猿じゃありません。こうした不思議も魅力です。

    • 6
  4. 評価:3.000 3.0

    高校に入った勇が更に活躍

    「復讐の毒鼓」の後日談。行方不明だった勇の母が発見されます。
    余命幾ばくもない母の為、勇は高校へ進学しますが、母の思いは秀の事ばかりで、勇の切ない気持ちが描かれています。
    話はやはり不良の抗争と殴り合いで、どちらかというと勇よりも、他の人物たちに重点が移っています。
    星3なのは、私はただ抗争でボコボコなぐり合うだけだと、興奮しないからです。
    19歳になった勇が「復讐の毒鼓」の時と違う、大人の男性の体格で描かれているのが印象的です。
    この作者の描く世界観は嫌いじゃないけど、顔の見分けがつかない上に登場人物がやたらと多く、混乱して話がよく分かりません。

    • 7
  5. 評価:5.000 5.0

    善良で楽しく、分かりやすいファンタジー

    プログラマーが、自分の作っているファンタジーゲームの世界に移行してしまうお話。

    この手の話は漫画界にあふれ返っているようで、またか…って感じもあるのだけれど、
    この作品は「ご当地観光案内」みたいな丁寧な説明が至る所に自然な形で入っていて、魔物や魔法の種類のほか、異世界のルールや住民や街の状態が、とにかく大変分かりやすいです。

    また、メインのキャラに、嫌な人が全くいません。
    心優しい主人公(=現実世界ではプログラマー)が様々な事件を解決しながら、困った人や悲しい境遇の人達を助けて幸せにしてあげます。
    助けられて連れになった人達も(亜人間が魅力的)、皆性格よくて、主人公を慕って尽くします。

    ダンジョンや塔の攻略も、地図やルールの詳しい説明があって、無理なく楽しく読み進める事ができます。

    • 4
  6. 評価:5.000 5.0

    ゴジラ並の巨大怪物たちが大暴れ

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    私はこの漫画が好きで、全巻読みました。

    漫画の怪物は熊位の大きさが多いのですが、この作品ではビルより大きくて、街を壊しまくり、ゴジラ映画のような迫力です。
    その姿は虫系で、私にとってもぎりぎり耐え得る位の怖さと気持ち悪さで、見ごたえがあります。
    彼らは卵や子供を産むので、幼児や馬位など、いろんな大きさの怪物がいて、それら全てが人を襲って食べるので、街は大パニックです。

    映画館の死闘や、地下鉄トンネル内の移動(ゴキブリ型怪物が、人を肉団子にして貯め込んでいます)、船で隅田川や隠された暗渠を通過するアクションは手に汗を握るし、市民の命を顧みない政府の怪物掃討作戦は、兵士達の無表情で不気味な顔が見ものです。

    私のお勧めキャラは元体育教諭の竹重満(たけしげみつる=おじさん)で、
    彼は初めはマトモだったけれど、
    生徒会長の白崎奈央に懸想して錯乱し、以後は彼女を守る事のみに妄執して暴力的になり、周りにも迷惑をかけますが、
    他のメンバーは逃げるのがやっとなのに、武重は、怪物の背中を金づちで殴ったり、口吻を手で引きちぎるなど、凄まじい奮闘をします。

    結局、政府の「特殊生物対策部隊」は市民を巻き込んで大量の犠牲者を出しながら、怪物の根絶を図るも大した成果もなく、最後は、怪物と融合してゴジラ並の大きさになった「ファイナルフューズ武重」が、白崎を救う為だけに己を犠牲にして、結果的に、日本列島を救います(白崎もその思いをキチンと受け止めて、感謝の念を忘れません!)。
    第二部でも、主要キャラが何をやっても決定打にならない中、脳から再生して更に超絶化した武重が、ただただ白崎への愛の為に自分を犠牲にして、結果的に、今度は地球を救います。

    ですから私は、この漫画の真の主役は武重だと思うんです。

    私はこの「ファイナルフューズ武重」が気に入っていて、是非、実写映画化してテーマソングも作ってあげて、「愛に殉ずるダークヒーロー」として、ゴジラやガメラみたいに世界に発信したらいいと思うんですが、無理でしょうか…。

    皆さんも是非この漫画を読んで、「ファイナルフューズ武重」の奮闘ぶりを楽しんで、武重を好きになってくれたら嬉しいです!

    • 4
  7. 評価:5.000 5.0

    児童文学や絵本を彷彿させる優しい漫画

    ヘタレドラゴンが安住を求めてマイホームを捜し歩きます。
    ファンタジー好きの私が子供時代に読んだ、小人や妖精や、擬人化されたカエルやネズミの出てくる懐かしい絵本や児童文学を彷彿させる、善良で優しい漫画です。
    ゲームのアイテムや勇者なども登場し、楽しい話になっています。
    人により評価は分かれると思いますが、私は大変好きです。

    • 6
  8. 評価:5.000 5.0

    常識ばなれの奇抜ワールド、でも面白い。

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    人気のない末端の神様=夜トの活躍を描きます。
    人の霊を勝手に捕らえて使い魔「神器」にするんですけど、この「神器」が平気で万引きや盗みをして、その金でゲームを買って人間同様遊んでますし、また、●プレーみたいな恰好をしてライオンにまたがった女性が帝釈天だったり、貧乏神が小雪と名乗る少女で、大黒という名の30代のおじさんの「神器」と民家で普通の夫婦みたいに暮らしていたり…、従来の神様のイメージとかけ離れた作者独自の奇抜な世界が展開します。
    少々混乱しましたが、結構面白く、どんどん読めます。

    • 3
  9. 評価:5.000 5.0

    構成も設定も秀逸な異色ファンタジー

    同作者の「BASARA」を並行して読んでますが、物語の構成や人物&世界観の設定が優れていて、「猫mix」はそれらが更に磨きがかかっており、大変完成度の高い漫画と思います。
    天敵と化したネズミと人類の戦いを描いた異色ファンタジーですが、感心するのは、「魔法のネズミ」によって半人獣となった猫(猫mix)が、安易な「擬人化された人の表情」をすることが全くなく、あくまで猫の本能としての表情に徹している事です。それがこの物語のファンタジーに独特の現実味と魅力を与えています。
    「魔法のネズミ」に息子を攫われた勇者パイ・ヤンが、息子のペットだったトラジ(猫mixにされてしまう)と、息子を探して旅に出ます。犬mixの「伯爵」や、その他の登場人物も個性的&魅力的ですし、「魔法のネズミ」の他、「力のネズミ」「知恵のネズミ」など、ネズミ側の世界も奥深く、物語はさらに広がりを見せながら展開しそうで先が楽しみになります。

    • 3
  10. 評価:5.000 5.0

    猫にまつわる怖い話

    犬木加奈子の漫画は昔よく読んでたけれど、今改めて読んでみると、この人はホラーの天才だと思います。
    絵があまり上手といえない初期の作品も、物語性がよくて、ぐいぐい引き込まれるし、
    金魚みたいな独特の目の絵柄はユーモラスで、ほどほどの怖さを堪能させてくれます。
    各話とも、他の漫画に見られない個性あふれる作風で、飽きさせません。

    この作品は、猫にまつわる怪談でホラーが中心ですが、不思議なダークファンタジーの要素も入っています。

    • 2

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