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亡国の王女による復讐の行方
指輪の伝説に囚われた帝国に、母后と共に隠れ住んでいた村を滅ぼされ、下女となった姫。母后の仇をうち指輪を取り戻すため、侍従長の愛人となる一方、詩を書く少年に心惹かれてしまう。だがその少年は、生母を人質にとられて隠れ里を滅ぼした皇子で……。
なかなか難しいテーマです。経緯を考えれば復讐すべきは皇帝のように思えますが、目の前で母を殺した騎士を許せないのも当然ですし。明らかな武力差があるのに降伏勧告すらせず襲撃したわけで。
敵国の少年に恋愛感情を抱くこと自体が祖国への裏切りだったのかな……いやー、きついね。
土壇場になって気付いた主人公はどうするのか。
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