みんなのレビューと感想「ぼぎわんが、来る」(ネタバレ非表示)(3ページ目)
- タップ
- スクロール
みんなの評価
レビューを書くLoading
-
ホラーの二重奏
土着系、民族系のホラーで、小説が原作(未読)。
個人的には好きなジャンルで、軽度な(よく言えばポップな)民俗学のバックグラウンドで味をつけた「ぼぎわん」の存在感はなかなか面白かった。
題材は目新しいものではないが、本作の見せ場は構成の妙で、原作がホラー大賞を受賞したのも、おそらくこの構成力が評価されたのが一因かと思われる。
三部構成で、第一部が夫、第二部が妻、第三部が事件を追う記者の視点から、それぞれ綴られる。
私は、第一部から第二部への切り替えの見事さに感心した。
第一部を読むと、語り手の夫は普通のサラリーマンで、妻と子どもを守るために怪異に立ち向かうオーソドックスな主人公として映るのだが、まずこの夫が、第一部のラストで死ぬ。
そして第二部では、その夫が、妻から見れば、実は半ば死んでほしいくらいに疎ましい男だったことが明らかになる。
この描写が、凄い。
何が凄いって、夫が実は不倫をしていたとか、とんでもない過去の秘密があったとか、そういうことは一切なく、ただ単に、夫が見ている世界と妻が見ている世界が全く違った、という描き方をしている点である。
現実とは多くの場合、こうなのだろう。
主観と客観のズレ、というか、誰かの主観と誰かの主観のズレ。
「寄生獣」の中で、ミギーが「仮に魂を入れ替えることが出来たなら、全く違う世界が見えるはずだ」という意味のことを言っていたが、私たちはそういうズレの中に生きており、そのズレが許容量を超えて乖離したとき、例えば夫婦関係が破綻したりする。
それに気づかないのはだいたい男の方で、本作も然りである。
本作はいわゆる「人怖」のホラーではないが、「ぼぎわん」という怪異の恐怖と、人間関係にまつわる人の愚かさという一種の恐怖が二重奏となって、とても興味深かった。
ところが、問題は第三部である。
「ぼぎわん」という正体不明の怪異を描く第一部。
オカルトの恐怖に人間関係の恐怖を重ねつつ、謎解きが進む第二部。
そして第三部は、雑に言うと、霊能バトル漫画に近い、イメージ的には。
どうしてこうなったんだろう、と私は首を捻ったが、もしかしたら作者が本当にやりたかったのはこれなのかもしれない。
だとしたらしょうがない。
しかし、私はこのジャンル変更みたいな展開にどうにも乗っかれず、第二部までが楽しかっただけに、ちょっと残念だった。by roka- 5
-
2.0
途中まで
無料の5話まで読みましたが、レトロで雑めなタッチと暗いストーリーがマッチしていると思います。
by 誰かさん- 0
-
3.0
こわすぎる
モラハラ夫の広告に釣られて読んだらまさかのホラーでした。ホラーが苦手な人はやめた方がいいかもしれません。読んでしまって後悔しています。
by いち111- 0
-
5.0
怖い
モラハラ夫だったというわけか。結局娘と嫁の安全のことを考えないとこは、なんだかな。ぼぎわんの正体を引っ張りすぎて諦めた
by kktmc- 0
-
4.0
きになる
普段、ホラー系の漫画は読まないのですが、広告でこれをみてまんまと続きが気になってしまいました。謎が多すぎて先が予想できない…!
by ogimiso- 0
-
5.0
続けて読んでしまう。
映画の、来る、を思い出した。
まだ途中までしか読んでないですが、
旦那よ…そりゃあかんわ。
読みやすいです。by 深夜読書- 1
-
4.0
広告の印象と違う
広告で見た時は最近よくあるイクメン拗らせた男がざまぁされる話かなと思ったら、ざまぁではすまない猟奇的ホラーでした。終わり方も不穏で、ホラーとしては素敵な構成になっているかと。ただ、広告の出し方に疑問があるので☆マイナス1です。
by kktt- 1
-
4.0
映画で
映画で見てから。こちらで見てますが
少し物語が違うよう。
映画はひたすら怖くて、直視できなかったので
漫画で落ち着いてみれたのは良かったです。by 月乃家- 0
-
5.0
『来る。』って映画にもなってましたよね。映画始まりで漫画読みましたが私は結構好きでした。なかなか怖かったです。
by メレブ- 0
-
5.0
めっちゃおもろい!!!
まさかの展開があったりで
読むのが止まりませんっ!!
じわじわとくる恐怖感がいい!by 匿名希望- 0
4.0