みんなのレビューと感想「違国日記」(ネタバレ非表示)(2ページ目)

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  1. 評価:5.000 5.0

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    高校生の朝と、小説家の槙生の話。
    事故で両親を亡くしてしまう朝と、姪を引き取ることになったちょっとコミュ障というか人付き合いが苦手な槙生。2人の設定は現実によくあることではないけれど、でも2人が暮らしの中で感じたり悩んだりすることは、それは性格や生い立ちや立場や状況に関係なく、だれでもが考え得ることで、自分にも当てはめて読み込んでいます。
    槙生が元カレさんとヨリを戻す?ような回が好きです。付き合っていた頃の自分の言動を後悔というか反省?して、改めて大切な人だなぁと思う気持ちとか、キスしたいと思っていることを自覚しちゃうこととか、槙生ちゃん可愛いなぁと思いました。
    あと、弁護士の先生が『さんかく窓の…』の冷川さんのような正統派の男前で顔が大好きです。

    by 匿名希望
    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    娘と読みたい

    クールビューティーな女性作家が事故で亡くなった姉の娘を引き取り、2人でどうやって暮らしてきたかが描かれている物語です。
    部屋の乱雑さ、疎遠だったのにいきなり姪を引き取ってしまうところ、あれ?もしかして⁇と思ってましたが、やはり彼女は発達障害のようです。そんな自分の特性から生じた過去のエピソードやそれも彼女らしさと受け入れている友人や恋人とのやりとりに羨望を覚えます。姪との対話の中で、彼女は自他の区別の厳密さをみせ、自分のことは自分で決めるのだというブレなさを一貫して伝えていきます。読みながら、噛み締めるセリフに溢れています。

    • 1
  3. 評価:5.000 5.0

    飾らない日常を淡々と語っているのがいい

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    2人の日常生活が淡々と書かれている中で、ここ感動する所でしょ〜と押し付けがましい所がないのが良い。
    姉と不仲だった故に、朝の事を愛せないかもしれいと槇生は言っているけど
    親戚を盥回しになる事なく朝を引き取った時点でそれは一種の愛だと思う。
    優しい言葉をかける事だけが愛じゃない。
    思春期真っ只中の高1女子と暮らすのは、きっと実の親でも大変な事。
    自分以外の人間と暮らすのが苦手な槇生だから朝に伝えられる事があり
    逆に、槇生をよく知らない朝だから槇生に話せる事がある。

    この次どうなるの〜と思わせぶりな展開があるわけでは無いのに、次が話が読みたくなる作品だ。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    自立した叔母と姪…なのかな

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    主人公朝は、両親が突然の事故で同時に亡くなって、お母さんの妹の慎生ちゃんに引き取られる。
    勢いで引き取った慎生ちゃんは、愛情はない、とハッキリ朝に言ってしまったりと、他人の気持ちに思いを馳せるのが苦手そうだけど、伝えなければって思う事は時間をとって説明してくれたり、なんだかんだとても優しい人。
    今のところ、冒頭の大事件(両親の死)のあとは日常の中のモヤモヤだったり、ちょっとした喜びだったりを切り取って、解決したりしなかったり。それが心地良い漫画。
    朝が高3の時から物語が始まって、中3の事故からの時間をなぞってる感じなので、その間、朝と慎生ちゃんがどんな生活を送って関係を作ってきたのかとても気になる。

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  5. 評価:5.000 5.0

    凄く凄くずっと読んでいたい

    2人の距離感も、槇生のブレないクールなところも、その真逆の犬的な忠誠心の塊な朝も。
    全て抱きしめていたい人達。

    こんな、流行りでも相手の気持ち探り合いでも恋愛でもない、ロードムービー的な漫画が存在するのかぁーと、嬉しくなりました。
    やがて映画化されるのは昨日知ったのですが、私のイメージでは、槇生は天海祐希さん、富永愛さん、小泉今日子さん、もうちょっと若ければ桃井かおりさん、的なイメージでした。
    朝をやる子はどんな子か今からワクワクですが、この話をこれから毎日、毎月辞めるのが本当に楽しみです。ヤマシタトモコさん、ありがとうございます。その内、全巻買わせて貰います。
    今は断捨離しないと、部屋が溢れてしまうので、まずは電子書籍から。この感動がヤマシタトモコさんにも伝わりますように。小さくて微かだけど、悲しくて優しい話をありがとうございます。

    by yuumou
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  6. 評価:5.000 5.0

    それぞれの“世界”

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    凄い。
    この作品の世界では、当然のように出来事に対し真正面な気持ちと言葉と行動が溢れています。もう1話1話がサラリと真っ向勝負で、凄い。

    分からない気持ちを、追いつけない気持ちを、
    無理やりストーリーに当てはめて解決を図ろうとしない、登場人物達に添った、自然な流れの中で見つける気持ちの一欠片が愛おしいです。それすらも正解かどうかなんて二の次で、そうじゃなくて。

    それぞれで歩んでゆく、そしていつの間にか一緒に歩んでいる等身大の姿が、様子が、わたしには、とても、とても気持ちよかった心地良かったです。

    無料分は終わってしまったけれど、きっとまたいつか、様子を見に来ます。ありがとうございました。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    読みはじめたばかりなんですけどね

    とても良い作品だと思います。
    傷ついた者は傷つけない、って立派なことですね。人を育てるのにふさわしいのかもしれない。
    純粋で、明るくも思索的でもあって、口数が多くて心が深くて、こういう作品は昔から好きなおじさんのぼくは、田舎都市で一人暮らしの残業帰りに毎晩こういう作品に癒しを感じて嬉しくなります。
    親が友との確かな関わりを子に見せている生活の中で、たった一人だった子の周りにも友は増えてくるのでしょうか?この先読み進めるのがとてもとても楽しみです。

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  8. 評価:5.000 5.0

    違う人間同士、わかり合えない事もある

    どれだけ親しい間柄でも、血が繋がっていても結局は他人。わかり合えない事だってある。だからこそ対話で折り合いをつけることを心掛けたい。そんな風に思いました。

    自分の個性を理解してもらえずひどく傷つくことを言われた経験はきっと多くの人に有るはず。父親、母親、きょうだい、恋人、友人、学校の先生、職場の上司など、彼らは理解がないゆえに無遠慮に心を抉ってくる事もある。
    そんな時必ず思うのが、「なんでみんなと同じように出来ないんだろう」ということ。
    その苦しみをうまく言語化していて、かなり共感出来る部分がありました。人の有り様は様々なのだから理解してもらえなくても仕方ないのだ、と思うことで傷ついた思い出が少し楽になりました。

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  9. 評価:5.000 5.0

    惹かれる話です

    独身で、マンションを買って。一人暮らしも長い主人公と主人公の姪との生活を淡々と描いている

    主人公は、人嫌いで、しかも、仲の悪かった姉の娘と同居してしまい、時には、重責に悩みながら
    でも、姪との同居は、友人たちや姪のあっさりした性格のおかげか共同生活はうまくいっている

    姪との出会いは、ショッキングな出来事から始まるが、こんなふうに同居人ができて生活ができるのはある意味うらやましくおもうは、私の、生活が荒れているからでしょうか。。

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  10. 評価:5.000 5.0

    面白い!

    親を事故で無くした遺児とその子を引き取ったおばさんの話。
    絵はシンプルだがコマ運びや美しく切り取られた日常、何気ない会話と全てが一体となり完成度が素晴らしい。
    思春期に親を亡くし行き場のない感情を抱きながら受け入れていく娘と、それを冷静に見守る叔母。相容れない2人が周りとの関係を深めながら進んでいく すぐそこで起こっている日常のような素敵な物語。
    もう単行本買う!くらい面白い!

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