違国日記
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あらすじ
35歳、少女小説家。(亡き母の妹)・ 15歳、女子中学生。(姉の遺児)-女王と子犬は2人暮らし。少女小説家の高代槙生(こうだいまきお)(35)は姉夫婦の葬式で遺児の・朝(あさ)(15)が親戚間をたらい回しにされているのを見過ごせず、勢いで引き取ることにした。しかし姪を連れ帰ったものの、翌日には我に返り、持ち前の人見知りが発動。槙生は、誰かと暮らすのには不向きな自分の性格を忘れていた……。対する朝は、人見知りもなく、“大人らしくない大人”・槙生との暮らしをもの珍しくも素直に受け止めていく。不器用人間と子犬のような姪がおくる年の差同居譚。
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みんなのレビュー
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まって
すごくジワる作品を見つけた!
嬉しい!名作の予感!
すみません、まだ無料分しか読んでないけどたまらずレビューしました!
心の機微の表現と言い回しが絶妙です。
親と妹の死にそれぞれ簡単に悲しめないのは複雑で様々な感情があるからですね。それをこの調子で描いていってくれるとしたら最後まで見届けないわけにいかないです!
ハッキリ言って無料につられて読み始めたけど、こんな名作に出会えて本当に嬉しい限りです。運営さんありがとう!by 匿名希望- 144
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4.0
とても好き
とても綺麗な話だなと思いました。
色々なものを見て、感じて、受け入れて。時々目を逸らして、でもいつかは考えて、生きている。日常を蔑ろにしないで、丁寧に。
それは生活という意味より、人として生きるという意味で。
きちんと、生きている人たちの話だと感じました。夜更けに思索の森に入るような物語。おススメです。by 匿名希望- 107
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5.0
人間ってめんどうなもの
不器用な女性が、勢いで姪を引き取って共同生活をする話…と聞くと何てことないのですが、一度読み始めると続きが気になって止まりませんでした。
小説家という職業柄、自己の世界を確立している槙生に対して、多感な15歳の朝は、苛立ち、迷い、揺れ動きます。
その対立かと思いきや、槙生のほうも朝の遠慮のない言動や、未成年を庇護するという初の経験を通じて、構築したと思っていた自分の殻ががらがらと崩れていき、不仲だった姉や別れた恋人との関係性をも見直すことになります。
そればかりか、その姉や恋人など彼女ら二人を取り巻く人々それぞれに苦悩があり、裏面があり、秘密があるのをチラ見せされながら進むため、この人間関係がどうなるのか、下世話な興味もあって読み進めてしまうのですが、決してドロドロした感じはありません。
むしろ人間同士のつながりの繊細さが印象に残ります。by MzHud- 32
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5.0
タイトルに興味がわきました
今まで読んだことないタイプの作品(絵もストーリーも)でした。
姉が亡くなって姪を引き取ったところからお話が始まります。
マキちゃんのハッキリ言うことは言う(姉がきらいだったとか)感じが全然イヤではなく、
姪の朝ちゃんもとても素直というか真っすぐな感じが気持ちがいいと思いました。
マキちゃんの友人や元カレとの感じもいい感じの付き合いで、
マウンティングみたいなことや、マイナスな感情なものがなくて読んでいて疲れません。by あーまる7- 10
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5.0
NEWまるで異なる国の住民
育ってきた環境も年代も考え方も違う二人は、まるで異なる国の住人のようだって意味なのかと思いながら読み進めました。
思春期の難しい年頃・境遇の少女と、自分の価値観に素直なために生きづらく、それでも自分を偽れない大人との、なんとも独特で、でもどこか心地よい同居生活。
自分を認めてくれる人がいるって大切な事だなぁと実感できるお話です。by だーちょん- 0
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