【ネタバレあり】昭和オトメ御伽話のレビューと感想

前作が良かったので、読みましたが、今回は昭和の話ですが、前作とは全然暗い話で、ヒロインが虐げられてるのが、辛い。

この作品もタコピーみたいに毎週毎週心抉ってくる展開が襲ってくるので苦手な人は注意です。絵が可愛いのに展開がね…。
ほんわかするところもあるんですけどそれを上回る心にクる描写の数々…、今思い出してもしんどい。

絵がとっても可愛らしくてキレイです。お話は前の大正ーの作品を読んでいたのでその続編ということでますます気になります。

「大正」の方にはまって読んでみたら、続編？なんですね。でも、あのほんわかかわいいお話からのダークさに、続きを読もうか迷ってます。

号泣しました

大正オトメ御伽話とは違って、辛い話が多かったですが、とても読み応えがあり、一気読みしました。終盤はもう辛くて辛くて涙が止まりませんでしたが、ハッピーエンドでよかったです。とこよの結核が治った描写があまりなかったのでちょっと分かりづらかったです。

昭和て、いうより、明治大正よりかな？

私は母が昭和１０年生まれでしたが、着物着てるのは、殆ど大人の、女性か、年配の男性で、子供たちは、メリヤスの、安い生地で、洋服とも、和服とも、言えない服着てたそうです。華族制度も、戦争と、共に無くなったから、世の中、金を持てば良いという、風潮だったらしい。母方の祖父には、妻と、お妾さん、同じ家でしたね。ぶっ飛びます。

昭和の名家の継母がいじめをする話はよくあるけど、父親って本当に気がつかないのか？陰湿ですよね。早く立ちむかって欲しい。仁太の変わってしまう所もびっくりですが、今後はどうなっていくのか気になってしまいます。

時代

前作は辛くても明るく希望が持てるお話が多く、あたたかな気持ちで読み終えました。昭和というタイトルから想像はしていましたが、こちらはよりヘビーな内容になっていて、昔授業で習ったこと等がフラッシュバックのように思い出され苦しかったです。いずれの作品も厳しい時代を踏み外しそうになりながらも、前を向いて生き抜く主人公達の姿が美しく素敵なお話になっています。

大正版の姉妹マンガがありますが、こちらの方が切なさや辛目な内容が多いイメージ。主人公達がたくさん心も身体も傷付きますが、一方でたすけてくれる人もいる温かさもあります。大正版に出てくる人たちとリンクしてるので、あの人がこんなところでと楽しめます。

少し怖いなと感じる場面がありますが、話の内容は濃いです。色々な困難にぶつかりなからも、心太ちゃんを想う常世は強い女性だと思います。