5.0
この作風が福本先生の真髄
この手の日常的な心理描写は、黒沢も読んだ者からすればむしろ、福本先生の真髄という感じがする。しかしこの漫画のすごいところは、黒沢の日常感に加え、グルメや余暇の時間に対する考え方にまで踏み込み、ちゃんと新しい作品としてまとめているところ。アカギやカイジ、銀と金みたいなギリギリの駆け引きものもいいけど、こういう日常ギャグ漫画も面白くて好きです。
しかし地下チンチロといい1日外出の過ごし方といい、こんなに策士で意識も高いハンチョウが、何故溜め込んだペリカを返済に充てないのか、それでも追い付かないほど借金が莫大なのだろうか...(まあ最終的にはカイジにゴッソリ持っていかれるんだけど)。
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