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主人公の自己肯定感の低さ
タイトル通りで、これは従姉妹の悪魔性と同等或いはそれ以上に主人公の自己肯定感の低さが目につく話だった。従姉自己肯定感が低いと、好き、とか、頼りにしてる、とか、底の浅い甘言に絆され、いつしかそういった甘言に依存する様になる。甘言を罠にして相手を束縛する性質の従姉妹みたいなのにターゲットにされるともう完全に共依存の世界。この二人はその典型かな。
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タイトル通りで、これは従姉妹の悪魔性と同等或いはそれ以上に主人公の自己肯定感の低さが目につく話だった。従姉自己肯定感が低いと、好き、とか、頼りにしてる、とか、底の浅い甘言に絆され、いつしかそういった甘言に依存する様になる。甘言を罠にして相手を束縛する性質の従姉妹みたいなのにターゲットにされるともう完全に共依存の世界。この二人はその典型かな。
1巻2巻と3巻以降は別の作品と言って良いくらい作風が違うし、冴羽獠のキャラも違う。どちらかと言うと1巻2巻あたりの方が好きなんだが少年誌にはちょっと馴染まなかったのかも。しかし『もっこり』連発もなかなか少年誌にそぐわない気もするが、何にせよキャラが立って面白い漫画であること再確認した。
主人公の冴え際立ったキャラクターが少々出来過ぎな点(※)は玉に瑕だがストーリー展開も心理描写も深く、連載当時にハマった感覚を思い出した。
※ 専門学者顔負けの理論展開をしたり一介の犯罪組織の一員の少年が世界情勢予見に関する鋭い論文を書いていたりというのは今読めば不釣り合い過ぎて違和感有り。
他の方々もコメントしていらっしゃる通り、「ワタシ以外みんなバカ」の劣化版みたいな作品です。キャラクター設定と背景設定は似ているが、本作はただただ不快な女の表面的な描写と周囲の中途半端な対応の羅列に終止している印象。
ありがちな理不尽ホラー・パニックもの。バトル・ロワイアルの超劣化版みたいだと思ったが、劣化という以前に焦点が定まらないストーリー。グロ描写(エロ漫画で言えばいきなり局部のどアップみたいな)、回収されない伏線、ありきたりなペーソス等の羅列。何より、主役級の心理描写が非常に薄っぺらで、全く感情移入出来ない。
地下のタコ部屋じゃないが海外勤務からの一時帰国中は母国を満喫したくてついつい焦ったり無駄金使ってしまったりした。特に、居酒屋で本当に食べたいものを見失って高いものを頼もうとする描写はあるある感強い。
滑り出しからくだらない展開しか想像出来ない感じで、浮気発見現場での相方との出会いも取ってつけた様、くず旦那にカマかけて自宅待機する様もお人好しな上に備えが無さすぎて、リアリティが希薄。課金部分に入るのは躊躇われたが、他の方々の感想を読んでそれが正しかったと知りました。
生き別れの息子に転生した主人公、と、前提自体がファンタジーなだけに、細部には設定に無理が多く、昔の漫画という感じではあります。でもまあ、テンポが良く頭を使わず読める軽快さは充分、読み流しにはとても良いのでは。
この手の裏社会や復讐ものにまあありがちな設定と展開であることは否めないが、描写(ストーリーも絵柄も)が非常に丁寧で登場人物のペーソスもよく描けているのが良いと思った。暇潰し以上の価値は感じる。
死後の成仏手続きが行われる役所、職員が全員刑死者という奇抜な設定の一方で描かれているのは現代社会の人間模様を素直に直視した世界で普通に楽しめる、寧ろ、色々考えさせられて勉強になる。
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