5.0
前作より更に面白い
15歳に成長した鈴と津軽。お試しお付き合いを始めて、津軽も意識が変わってきたのに、元彼女ひなからの誘いで仏蘭西に行ってしまう。仏蘭西で再開した津軽は飄々としていて、激怒した鈴がビンタ!ごめんなさいって謝らされた津軽。立場逆転で面白かった。津軽もひな&愛染側に付くか、倉田&平賀の海軍側に付くか決心付く。仏蘭西に残って密偵活動するから鈴に待っていて!とやっと思いが通じ合ったのに離れ離れ。2人の様子を見つめる春時の表情が刹那い。2年待って、やっと津軽と再会出来るところで、ひなに会い決起集会の騒動に巻き込まれて記憶を失ってしまう鈴。鈴との再会を楽しみにしていた津軽。記憶を失くした鈴には嫌われ、春時に惹かれていく鈴を見て、鈴への気持ちが分かる。津軽は何で、ひな&愛染を放免にさせたのか?2人に次から次へとハメられて危ない目に遭って…
ひなは、津軽との初恋が叶わず、暴行されて妊娠、中絶、子どもが出来ない身体になり、病魔に侵され余命が無く、追い詰められて、何かを残したい、津軽に忘れて欲しくない、愛染の野望を叶えたいって最期を迎える前の悪あがきなんだろうけど、悪過ぎる!
鈴の記憶も戻って津軽との結婚も決まって、やっとかぁって思ったら、鈴が遊郭に売られちゃうし…
春時の鈴への思いの移り変わりが一番心に残る。鈴の心を手に入れられそうなのに引いてしまう。自分のした過去に囚われてしまう。悩み抜いて最後、妹として一緒にいて欲しいとお願いするシーンに感動。結婚の挨拶に来た津軽を突き返すのも気持ちが吹っ切れてる感じで、ちょっと安心。
津軽と鈴、色々あり過ぎたから、幸せな2人のシーンをもっと見たかったかな。
近江、津軽、淡路ときて、2人の子どもは駿河かぁって、地名名前シリーズ!面白くてイイ。名前としてカッコいい。
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