【ネタバレあり】海街diaryのレビューと感想（8ページ目）

4話まで読みました

映画をみました。原作の世界を大事に再現してくれてました。淡々とすすむ物語が心地よい世界ですが、唯一坂口健太郎はともあきとイメージが違っていたような。

日常にあるシーンを繋いで重ねて物語にしていく感じはとても好きです。優しい時間が流れていて、癒やされる作品です

自分が子どもの頃に日常的に感じた
風景や部活に全力で取り組む時間を
思い出しました。

姉妹の関係性が複雑に思うところもあるけど、
すごく自然に4人が馴染み、当たり前のように「姉妹」を思いやるのが伝わってきます。

心温まる良いお話し

映画も見ました。
血の繋がりにこだわらず、腹違いの年の離れた妹を、姉3人で面倒を見ましょうという、暖かいお話しです。
途中、ちょっと暗い部分もありますが、見た後は、心のササクレが取れてました。

異母姉妹

小さい頃に、父親が家をでて、母も家出して祖母と育った３人姉妹。
長年会ってなかった父親がなくなり、初めて会った母違いの妹を引き取って4人で暮らし始めるお話し。

ゆっくり

じっくり、ゆっくり、ていねいに
日々の暮らしを大切にしたくなる
家族を、友達を、地域との関わりを
今忘れかけていることにあらためて気づかされる

名作！

味わい深い名作と思う。我々と変わらない日常生活を送る中に潜む知られざる苦悩や、出会いによって明らかとなる他者からの自分への思い…淡々とした筆致ながら心に残る。人は一人では生きてゆけず、かつ、一人で生きてゆかなければならないという、矛盾した人生への所感を抱いた。

静かに淡々と

アクション、大きな刺激的なシーンがあるわけではない作品です。
淡々と進み、静かに流れるように感じる作品。
でも、家族、人間模様、人の感情、別れ…人がそれぞれ抱えていることを静かだけど、炙り出していくような気持ちになってきます。
四姉妹を通して見るフィルターがなんとも言えない気持ちになってきます。

父を奪ったはずの女性の子であるすずを引き取るというのは上３人の姉達も複雑だったのでは…と思うのに、情景を読ませてくるのがうまい作家さんだなと感じます。

始めの頃、父のお葬式の出棺の喪主のあいさつのシーンがあり、中学生であるすずにまわりが代わりにさせようとするシーンがありましたが、1番上の姉である幸がそれは大人の仕事で、しっかりしているからといって、子供に肩がわりをさせてはいけない。子供であることを奪われた子供ほど哀しいものはないと言って止めてくれていました。
子供の頃、よく大人がやるべきだったことを何故かやらされたなと思ったことがあったので、言語化されたような気持ちになりました。
そのシーンを読んだ時に続きを読もうと思う気持ちになりました。

個人的には風太とすずの関係も中学生っぽい感じが可愛くて好きです。

すごすぎてやばい

こんな良作どうやって書けるんだと、胸が痛くて切なくて、何度も涙を堪えながら読みました。
最後はみんな幸せになってよかった。
文庫本も買いたいぐらい最高です。

おもしろい

なかなか興味深いストーリー。家族を捨てて、女と出て行った父。その後再婚して出て行った母。亡き祖母の下で育った３人姉妹。父が亡くなり、腹違いの妹を引き取って…しかも仲が良い。興味深い。