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柔らかなタッチで描かれる戦争時代。
表情が豊かで私は好きです。
でも戦争時代が舞台なので、心が締め付けられるエピソードも多いですが、時折入る当時の日常や常識・習慣などに救われたり胸が痛んだり…と、なかなか感慨深い作品だと思いました。
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柔らかなタッチで描かれる戦争時代。
表情が豊かで私は好きです。
でも戦争時代が舞台なので、心が締め付けられるエピソードも多いですが、時折入る当時の日常や常識・習慣などに救われたり胸が痛んだり…と、なかなか感慨深い作品だと思いました。
昔あった、普通の日本人の暮らしを丁寧に描いています。それを、戦争が奪う残酷、その後も続く生活。色々なことを考えさせられます。
天然なすずさんのほのぼのした物語と思いきや、太平洋戦争の終わり頃の時代なので中々ハードな内容があったり。
戦争は、あってはならないな。本当に。
時代が違うためか、どこか読みにくさがひっかかったまま読み進めなければならないのが、若干勿体ない感じがします。
映画も大好きで、漫画の方も読みたくなり購読しました。
やはり、映画にないやり取りや、回覧板が細かく読めたりで、当時の苦労がわかりやすくなっていることでさらに好きになりました。
戦争の悲惨さを知らずに育ちました。この漫画を読んで今の日本とは全く違う戦前で過酷な環境の中一生懸命生きる姿に感動しました。子供達に読ませてあげたいと思いました。
この作品に出会って改めて思ったのは、あの戦争は既に歴史の中に埋もれたという事実。以前は戦前の経験者が身近にいて、メディアでも頻繁に取り上げていたし、日本人として忘れてはいけないという意識が強かったけど、今は自分達には関係ない過去の世界。映画のコメントに、原爆投下後、お母さんが死んでしまい、耳からウジがこぼれ落ちるシーンを「あれお米か何か?」と書かれていたのがある意味衝撃だった。ああ、全く分からないんだと。そんな戦争の皮膚感を全く持たない人達にも興味を持たせ、社会現象にまで広めた本作はやはり凄いと思います。
映画やドラマになった作品です。
戦争物って悲惨な話が多いですが この作品は戦争下 毎日を一生懸命生きている すずさんの話です。不発弾のせいで腕を無くしたり姪が死んだり家族を原爆で亡くしたりと悲しい事もありますが それでもやってくる毎日を大切に生きているすずさんの姿に時には涙しながら読みました。
すごく好きなお話です。
切なくて苦しくなるシーンもいっぱいあるけど、読んで良かったなぁって思いました。
私は戦争を知らないけど、戦争は人々に苦しみや憎しみしか残さない。
平和を心から願いたいです!
はじめはなんだかよくわからないところもあり、少し怖かったです。この子がこの先、どんな風になっていくか、気になる作品。たまにこういう作品を読むのもいいなぁと思わされました。