【ネタバレあり】闇のパープル・アイのレビューと感想(2ページ目)

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  1. 評価:5.000 5.0

    悲しくも神がかったストーリー構成

    懐かしの再読です。所々しか憶えてなかったのですが、いやはや、今読んでも、良質なサスペンス映画を見終えたような読後感。お話の作りが重厚で、考案した作者さま、神がかり的。凄い。
    舞の時なぜ変身しない?防火シャッター、スルリと抜けられない?など、思うところもあるけれど。豹はちゃんと残忍で、こんなん子供の頃読んでたのねと驚いたし、曽根原センセの冷凍生体保存やら超音波やら脳手術、抗体血清なんかは、今のサスペンスでも充分いける設定だわ、と唸りました。センセがいたから、母娘の再会や暁生の短命の治療が出来たのも事実。慎ちゃんと倫子も生きて再会させてあげたかった💦個人的には小田切さん推しで、亡くなったあとに倫子に変身の呼吸を合わせにフワリと来るシーンがすごく好き💕最後、麻衣が何になるかを明らかにしなかったのも粋。飛行機止めちゃうとこなんか、ドラマティック過ぎて悶絶でした。あー、語ればキリがないくらい楽しかった!作品との再会に感謝!2人のその後なんかも是非!

    • 4
  2. 評価:5.000 5.0

    切ない

    そして好きです。
    お話は二部構成です。倫子は腕にヒョウ柄の痣を持っていて少しずつ体に変化がおこる。
    ある日、倫子は紫色に光る自分の目に気付き怯える。
    倫子は大きくしなやかなヒョウに変身する変身人間だった。
    幼馴染との淡い恋愛からヒョウだと知った後も愛し、同じヒョウ人間の小田切に奪われる子を成した後も、自らの子として育て倫子を愛した。
    そして二部はその娘の物語。
    私は個人的には二部が好きです。母と子、義父と娘、様々な想いと愛憎が絡み合うお話です。
    今だにコミックスを読み返したりしています。

    by 匿名希望
    • 4
  3. 評価:4.000 4.0

    目が離せない

    涙あり感動ありの、とにかく面白い作品です。主人公の結婚式のシーン等涙無くしては読めません。何度読んでも泣けます。また、主人公の宿敵の女性がとにかく憎たらしい。主人公をいじめぬき、ここまでの憎まれキャラはあっぱれです。主人公とその彼の幸せを願わずにはいられず、展開に目が離せません。ラストはとても切ないです。途中で主人公が変わりますが、すべての人に幸せになってほしかった。切ないハッピーエンド。とにかく感動します。

    • 5
  4. 評価:5.000 5.0

    ミステリークイーン

    篠原先生の大!ファンその1です。まだ10代の頃からずっと愛読させて頂いています。少女漫画の中でも一味違う、ミステリアスな展開にハラハラドキドキさせられていたことを思い出します。懐かしいなぁ。キャラの内、好きだった方がお亡くなりになったときは泣きましたよ。この本は主人公が親子2代で宿命と戦う内容だった。

    • 7
  5. 評価:4.000 4.0

    懐かしい

    子持ちになった今、倫子の人生って壮絶でなんて悲しいんだろうと懐かしく読みました。
    色々と他人に奪われ、利用され、そんな倫子をずっと思い続ける慎ちゃんがものすごく大人で格好良いですが、当時お子ちゃまだった私には大人の色気ムンムンの小田切さん派でした(汗)。
    今読むと、本当に野性動物、そのまんまだなぁ~と感心します。

    1つだけ、絵が古い!
    小田切さんのサングラスもダサダサ!

    by 匿名希望
    • 4
  6. 評価:5.000 5.0

    獣に変身する少女の美しさ

    主人公の倫子は、あるときから感情が恐怖や怒りで高ぶると豹に変身するようになる。自分を襲ってきた男たちをその牙と爪で殺してしまう。

    父親の研究をついだ研究者の曽根崎の執念で、変身人間の正体を暴かれそうになり、閉じ込められ、人体実験をされたり、ビデオに映像をとられたり。

    人が巻き込まれて死んでいくたびに、倫子の怒りと悲しみは深くなって。幼馴染みの慎ちゃんへの想い、結ばれなくても倫子を想い続けて、その娘までを愛して、戦い続けて支え続けた想い。切なすぎて心に残る。

    • 2
  7. 評価:5.000 5.0

    私は、小田切さんが好きでした。

    この作品は、10年以上前に読んだ作品だな。ストーリーももちろん、良いんだけど、引き込まれていく感じがね♪
    プラス、豹がお気に入りでした♪
    最後の方の巻数ですけど、豹に変身した暁生をふわふわの枕代わりにしていた麻衣、この場面が好きだったなぁ~。

    ストーリーの流れ上、仕方ないのだけれど、小田切さんが倫子を守るために死んでしまうのは、寂しかったな~。私は、慎ちゃんよりも小田切さんの方が好きだったから。

    • 2
  8. 評価:5.000 5.0

    悲しくもあり、切ないほど純愛

    中学生の時に読んだので、かれこれ30年ほど前の作品かと思いますが、内容的には古さを感じないほど、きちんとできていると思います。

    ちょっと残酷なシーンもあり、夜読むのが怖かったのですが…(笑)
    出てくる登場人物、どの方も一途なんです。
    憎らしいほどの曽根原先生も、お父様の研究を立証するために必死すぎたのでしょう。

    途中から、ヒロインの娘の代になりますが、なんとか違った形でのハッピーエンドになったんだと思いたい。

    悲しくもあり、でもそれぞれの思いが一途で思いが叶ったのかな…と思うと、切なくもあり。
    いろんな感情がごった返してます(笑)

    by 匿名希望
    • 2
  9. 評価:5.000 5.0

    現実には絶対にあり得ない、ヒョウになってしまう主人公の運命。
    読み終わった後、喪失感に襲われました。
    妹を目の前で殺され、愛する人からもわかれなければならず、やり切れない気持ちであふれています。
    久しぶり購読しましたが、記憶を思い出しながら、新しい気持ちで楽しみに読んでいます。ポイント足りないのが、今の悩みです。

    • 6
  10. 評価:5.000 5.0

    今読んでも面白いです

    40年ほど前に、小学生の頃に読みました。
    ほんとうに、懐かしいです!
    当時、暗い所や光る目が怖かったことや、自分にも体にあざがないか気にしたことを思い出しながら、小田切さんのカッコ良さに心を奪われ、最期、黒ヒョウの姿で爆弾を加えて立ち向かって行く姿があまりにも衝撃的で、そのシーンがしばらく忘れられなかったこともよみがえって来ました。今読んでもドキドキします!
    時を経て、読んで改めて感じるのは、慎ちゃんの愛の深さです。変身人間の研究をするために医師になったこと、倫子の忘れ形見の麻衣を育てていることも…。
    そして、やはり思うのは、せめて慎ちゃんが生きている姿で倫子に再会させてあげたかったということです。
    倫子が麻衣に、育ててあげられなくてごめんね、というシーンも切なくて泣けます。
    当時も何度も泣いたけど、今読んでも泣けます。
    そのくらい篠原作品は、スゴイ作品です。

    by MAME
    • 1
ネタバレあり:全ての評価 11 - 20件目/全446件

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