5.0
今読んでも面白いです
40年ほど前に、小学生の頃に読みました。
ほんとうに、懐かしいです!
当時、暗い所や光る目が怖かったことや、自分にも体にあざがないか気にしたことを思い出しながら、小田切さんのカッコ良さに心を奪われ、最期、黒ヒョウの姿で爆弾を加えて立ち向かって行く姿があまりにも衝撃的で、そのシーンがしばらく忘れられなかったこともよみがえって来ました。今読んでもドキドキします!
時を経て、読んで改めて感じるのは、慎ちゃんの愛の深さです。変身人間の研究をするために医師になったこと、倫子の忘れ形見の麻衣を育てていることも…。
そして、やはり思うのは、せめて慎ちゃんが生きている姿で倫子に再会させてあげたかったということです。
倫子が麻衣に、育ててあげられなくてごめんね、というシーンも切なくて泣けます。
当時も何度も泣いたけど、今読んでも泣けます。
そのくらい篠原作品は、スゴイ作品です。
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