4.0
じわじわジーンときます
急逝した妹の身の回りを兄が整理しながら、妹の人生や生活を辿っていくストーリーです。
家族でも、一緒にくらしてても離れてても意外にわからないことだらけなんだと読んでて私も痛感しました。
お兄さんが妹さんの生活を見つめて行ったことでいろいろなことに気がついていきます。
もっと生きてるうちに…そんな気持ちが伝わってくる漫画でした。
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急逝した妹の身の回りを兄が整理しながら、妹の人生や生活を辿っていくストーリーです。
家族でも、一緒にくらしてても離れてても意外にわからないことだらけなんだと読んでて私も痛感しました。
お兄さんが妹さんの生活を見つめて行ったことでいろいろなことに気がついていきます。
もっと生きてるうちに…そんな気持ちが伝わってくる漫画でした。
妹の死をきっかけに、2人の距離がどんどん縮まっていく様子が、丁寧に描かれているところに田村先生の真骨頂が感じられます。皮肉にも死後、兄の方から歩み寄ることになる切なさがありながらも、志半ばで逝くまで精いっぱい生きた妹の分まで、これからの彼の人生に明るさが見えんことをと、祈らずにいられないです。
田村先生の作品はバサラを読み始めてからですが、思慮深いところが本当にすごくてハマります。この作品もただ生きるではなく、今を楽しむ術を教えてくれているような気がして。仕事も同じするなら楽しんでやる。そこに生きている大切な時間をどう使うか、を伝えている。そんな作品だと感じました。
本当は生きてる間に兄妹の意思、感情の疎通が
あればよかったのだろうけど、妹の死によって
気付かされた兄妹愛。
親子とは違う兄妹愛、悲しいけれど
温かい涙が目に溜まった。
今回は兄からの視点で親は悲しんでる姿しか
描写されていない。
また違った視点でいろんな思い出が交錯してることだろう。
今を生きる事に精いっぱいで、思い返すことも思い出す事も出来ずにいた、記憶の中の誰か。
家族や昔の友人など。誰もが一人は想い浮かべる相手がいるのではないでしょうか?
生きているうちにもっと色んな事を思い返して、誰がを想いたい、と思わせてくれる作品です。
一気に読めて読みやすかったです。
人が亡くなると、特に身内は色んな事をこなさなければならず、悲しむ暇などないのがよく分かる。
ほんの何気無い事や物に触れた瞬間、それまで抑えていた、或いは感じる余裕もなかった亡き人への感情が、一気に吹き出すシーンは切なくて、泣けます。
よい作品でした。
こんな感じの兄弟になっていたら嬉しいなと
思いながら一気に読んでしまいました。
家族でも知らないことはありますよね。
亡くなってから知るのは、もしかしたら
悲しいかもしれませんがもう一つの家族の
物語を知るのは大切だと思いました。
短い短編なのが残念!もっとゆっくりじっくりと読みたかった作品です。兄と妹ってただでさえ距離が生じやすいのに、しかも年齢が離れていたらなおさらそうなる。生きているうちに距離を縮められたらとも思うけど、亡くなったからこそ近づけたのかと。また他の作品も読んでみたい。
仕事を愛し好きなこと・人に囲まれて生きる女性と、その女友達のシスターフッド。そして、ホモソーシャル社会へのアンチテーゼ。
しっかりと伝わりました。私たち女性に勇気と力を与えてくださる田村先生の作品が大好きです!!
年の離れた兄貴って、静かで優しい大人なんだろうな。
二人しかいない兄妹なら、女子は兄貴をよく覚えているものでしょうね。
家族の女子を、結構守ろうとしたりして、母には優しいし父には
背伸びする。自分の兄について考えたくなりました。