5.0
アシュフィールド家で、家族から蔑ろにされてきたシェリルが、リスター家で誠意ある対応を受けることで、柔らかくなっていく表情がかわいらしいです。
でも、よくよく読んでみると、うつむいてためらいがちに見えて、実は心のどこかにユーモラスな部分を持っているような気がします。
義母妹にさまざまなものを奪われながらも、前を向ける強さはそこから来ているのかなと思います。
不器用なギルバートを支えるリスター家の人々の明るさもあって、この先の展開が、楽しみな物語です。
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