みんなのレビューと感想「愛も憎しみも沈黙の中で」（ネタバレ非表示）

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「愛も憎しみも沈黙の中で」

こちらは中華発のbl物語です。
口の聞けないドレイの玉(ぎょく)が主人公です。
沈玉(ちんぎょく)と日本語では呼ばれてますけど中国語ではシェンユーらしいです。かわいいですね。
全フルカラーで美しい絵が特徴で古風な雰囲気が自分の好みにぴったりだったのですっかりハマってしまいました。
この作品の絵やこういったジャンル好きな方は是非読んで欲しいです。

ネタバレです↓
この作品はかなり長編なのですが是非読み進めて欲しいです。まだ物語は完結していませんが、自分的にいい方向に物語がいってると思ってるので読んでみてください。

まず、愛のシーンはガッツリ書かれることはありません。ふんわりしてます。でも甘い雰囲気はあるので個人的にベストです。
正妻の玉への酷いいじめがありますので苦手な方もいると思いますが親王が守りますので大丈夫と言っておきます。そこから親王とのすれ違いや主人公の命が危ないといったシーンがありますが、死別にはならないので安心して読んでください(私はそこが心配でバッドエンドならやめていました;;;)

親王の心情の変化や、玉の親王に対する気持ちが一番メインになりますがちょこちょこ可愛らしい部分とハラハラするのとで楽しめます。
だいぶ後に親王がある変装をするのですがそれが個人的に好きです。
かなりざっくりですがどこまでネタバレいいのかわからないですが、こんな感じでいかがでしょうか。
ストーリーが長いので漠然と不安があったのですが、このレビューを参考に作品を読んでいただければ幸いです！

とにかく絵が綺麗

絵が綺麗なので試し読み。(後からBLと気づく。)
ありがちな物語なのに何となく演出が見慣れたものでないのが、日本人作家でないからと後から気づく。なのでわかりづらいという感想もあるのかも。
でも話の展開は引き付けられるし続きがとても気になる作品なのでポイントに余裕があればオススメしたい。

残酷なシーンも褥のシーンも描写ご直接的でないのでカラーでも読みやすい。
親王の大人げない感じがこの時代の暴君らしさに相まって、それでも沈玉に執着する(愛する)感じがとってもいい！

男ってバレてるの？

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貴族の娘の身代わりとして、男であることを隠して入宮した玉…というのはわかる。
初夜で男ってバレたよね？え？折檻されただけでバレてないの？いや、脱いでるし、バレてるよね？
親王のツッコミ待ちしたけど、何事もなし。
口がきけないこともあり正妃からひどいいじめにあう。…まではわかる。
親王は玉を溺愛…いや、バレてるよね？両刀だとしても、何でツッこまないの？
BLにしても、宮廷が舞台なら流していい問題じゃないよね？
って感じで、絵とか綺麗なのに話に集中できない。
そこんとこ、ちゃんと描いて欲しい。

完結！！！

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すれ違いが多く、政治的なものや立場や家族の問題などいろいろあって素直になれない沈玉と君玄梟をひたすら見守るような作品。
ＢＬですが、身体の繋がりの描写よりも心の繋がりの描写がメインだったのでじっくりどっぷり楽しめました。


中盤から君玄梟が沈玉に「今までとは違う自分(君玄梟)」を分かってもらう為のひたむきな姿勢に心打たれます。
そして君玄梟の玉を思う気持ちが伝わった後の二人の幸せ感が半端ないです。
文句なしのハッピーエンドです。

最初から最後まで落ち着いた色彩の美しい絵に魅了されました。
素敵な作品をありがとうございます✨
おすすめですよ〜

壮大なドラマを見た気分になる！！

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70話まで読み終えて映画を見たような感じ。まず親王がカッコ良すぎて、非情な性格も何故か惹きつけられる。絶世の美しさなのに低い身分だった故にビクビクしてる沈玉。最初は大丈夫？とイラッとしたが本来の芯の強さや知性を身につけていき人として成長したのはあっぱれでした。ここまで読むと親王が沈玉に対する気持ちを子どもみたいにスネて虐めたりするのが長すぎた。早々に溺愛を素直に認めていれば早く平和な展開になってたのに〜国を治める賢い器があっても恋愛は別ものなのか。。。異国時代劇の美しいBL感にハマってみてください！

もう男でも女でもどっちでもいい

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華流のBL。中国王宮もので、男色の話は珍しくないと思うけど、側室にしちゃうのね💦　序盤、バレたバレてないで？？？となったけど、バレない訳ないもんね。玉が幼く無知だったのかな。それくらい直接的な描写はなく、男女とも美しいので、性別なんてどうでもよくなって、抵抗なく読めました。親王が捕われたどこまで読んだけど、聾唖の設定もあって、まあ、焦れること。自己肯定感の低過ぎの玉と、多分、人の心に関心など持たず生きてきた親王。それでも伸び代たっぷりな２人が今後どう変わっていくのか、玉の出自の謎も含めて、楽しみです。

あまりにも一途な愛

　あれほど冷徹な男がなんとかして玉を自分だけのものにしようと必死になる。
　権力も力もあるのになぜか不器用な所が見ていて焦ったいし2人が心を通わせる日が早く来ればいいのにとついつい続きを見てしまう…
　一度全部見たのにまた初めから見たりしてなぜだろうと思ったらあまりにも健気な玉と玉にどんどん本気になっていく恐ろしい男が何度見ても可愛いからなのかなと思う…長編なのでそしてまだ今も続いているので最後まで見たい作品です。

どんどん引き込まれて行きます。

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絵が他の漫画と比較できないくらい綺麗です。最初は絵が綺麗だしという理由で読み始めてたのですが、玉の純粋で優しいキャラクターと親王の傲慢でDV気質な性格から大切な玉の気持ちを大切にするよう変わっていく姿がとても魅力的です。
個人的にBLは得意でも不得意でもないのですが、男だから女だからではなく純粋に人間の愛情物語としてとても楽しめる作品だと思います。

美しい✨

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まずは絵が美しい✨個人的には絶世の美男子、玉よりも親王様の美しさにぞっこんです。暴君の親王様も、護衛の親王様も、尽くす系の親王様もどれもイイ(*ﾉ▽ﾉ*)
それだけで読む価値ありです。
話の内容は、最後はハッピーエンドで嬉しくなります。ただ、途中のすれ違いや玉の態度など嫌気がさしそうになる期間がありました。それを乗り越えてのハッピーエンド！読みきった自分も褒めたい(笑)
宋様と紅蓮カップルも推しです。
長髪美男子、俺様美男子、スパダリがお好きな方は読んでみてはいかがでしょう？

美人とは

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この果てしないロマンスを読みながら気付きましたが、確かに「美人」とは性別はありませんね。
日本ではあまり知りませんが、古代中国や西洋では美人をめぐり戦争まであった話をふと思い出しました。
LGBTQが叫ばれるようになりましたが、まだまだそういう人への好奇心の方が強い印象です。
まるでギリシャ神話を読むように、普段はBL に縁の薄い私でもすんなりこちらに物語に引き込まれてしまいました。
性別を超えて真っ直ぐと沈玉を愛する親王の心の強さが魅力的です。