みんなのレビューと感想「出戻り女中と奇人学者のと或る結婚」（ネタバレ非表示）（2ページ目）

心温まる作品！

心優しい主人公たちの心の傷を癒しながら、健気に生きる姿が丁寧に描かれている。　ちょっと変人な言語学者の先生は超天然で、社会生活に疎いが誠実な人。　しかし唯一の肉親の母の最期の望みである嫁を見せてあげられなかった後悔を引きずっていた。　最初の結婚で子供ができなかったことで離縁されたきぬは、役立たずの烙印を押され、自己肯定感が低く，自信がもてずにいた。そんな二人が縁あって夫婦になり、お互いのいいところを見つけ、支えあい、労わり合う姿が丁寧に描かれ、心温まる作品になっている。　さりげない心遣いや、思いがけない励ましが、互いの心の支えになり、なくてなならない存在へと変化していく過程がとても微笑ましい。大正ロマンの香りときぬの関西弁が物語にとてもよく似合う！

すき

こういうの好きです。素朴な主人公の女の子が良き。最近このようなじっくり系がいいなと思うようになりました。

言葉

言葉の豊かさ、美しさを感じます。
日本語って奥深いですね。
二人が少しずつ進んでいく様子も素敵です。
見守り、応援したくなります。

ちゃんとしたいいお話。

すごーくちゃんとしたいいお話。過去に関わった人以外は嫌な人がおらず穏やかで優しい気持ちに浸れる。男女間に限らずお互いを思いやる気持ち大事にしなきゃと改めて感じた。キュン的なのは少ないけどでもいい。

すてき夫婦です。

今回また無料分が追加になって久々に読み始めたら、感動して泣きそうになってしまいました。素敵ですね〜心が洗われます。

女中として働いているお家の旦那様、人の話は全然聞いてくれないけど、きぬさんの幸せは心底望んでくれてる優しい方で良かった。
嫁ぎ先での生活はどうなっていくのか気になります。

安定した作品

ヒロインは、石女のレッテルを貼られて離縁される。
再婚先を紹介されて嫁入りした先は、言語学者。
この学者さんが、引きこもりで、世間とズレているのだが、ヒロインのおかげで段々、外の世界にでむくようになる。
年もかなり上なのだが、優しくていい人。
ヒロインも、明るく元気で真面目ないい人。
嫌な展開がない、良い作品。

幸せそうな夫婦

やっぱり幸せそうなカップルを見るのは心地よい。そういった意味で、主人公夫婦の不器用な恋愛模様も悪意が無くて良いですね。あと、作者のペンネームも独特で、好きです。

京都弁がきれい

自分自身が京都人なもので、取ってつけたような
「なんちゃって京都弁」は嫌いなのですが、
この作品はとても普通に正しい「庶民の京都弁」を
使われていますね。

標準語圏内の方には読みにくいかもしれませんが
たまには柔らかい京都弁に触れて癒されて頂きたいです。

お話も心温まるストーリー。殆ど無料で読めるので
オススメしたいです。

きぬさんと先生の恋がゆっくり育つ様子がとっても良い。こんなに素敵で可愛いきぬさんが傷つけられて、離縁されるなんて許せない。でもその結果、先生と夫婦になれたのなら結果オーライかな。大人の男性との恋で癒される。