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両親と距離ができたことへの良し悪し
ヒロインの両親は共に、ずいぶんと自分勝手な人たちだなぁとは思うけれど、ヒロインも幼い子供ではないのだから、世間的には致し方ない、と判断されてしまうのかな。でも、両親たちのおかげでイチジク先生と弟君とも親しくなれたともいえるので、却って両親と距離ができたことはラッキーだったのかな。それにしても、両片思いの恋模様を見るのは、じれったいですね。
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ヒロインの両親は共に、ずいぶんと自分勝手な人たちだなぁとは思うけれど、ヒロインも幼い子供ではないのだから、世間的には致し方ない、と判断されてしまうのかな。でも、両親たちのおかげでイチジク先生と弟君とも親しくなれたともいえるので、却って両親と距離ができたことはラッキーだったのかな。それにしても、両片思いの恋模様を見るのは、じれったいですね。
年齢を重ねると、残念ながら老害と呼ばれてしまう人もいるけれど、そうではない人も存在する。グランマは老害どころか、村には欠かせない女帝ないしは女王様。村長よりも村に関する決定権を握っている、とも言える存在。厳しいことを言っているようでも、愛情を持っている。そして、理路整然と相手を正していく姿に心惹かれる。こういうお年寄りは。社会にとって必要不可欠だと思います。
純粋に愛しあって結婚することがどれほど難しいことか、と考えさせられた作品。法律などで平等うんぬんは言われているけれど、未だに差別はあるし、法律上親子関係である男女が婚姻関係へ持ちこむことも難しい。ましてや明は他国の王子様との結婚を望んでいるから言葉やその他たくさんのことを身に着けないといけない。5歳児位にしか見えない明は明るくて可愛いし、色々とよく耐えているから、幸せになって欲しいと思った。
女主人公は突然婚約を破棄され、その弟と結婚することになったけれど、彼女自身も会社経営者の娘だからか、思いやりを持ちつつも、冷静な判断で周りの人たちへの対応もそつなく行う。元婚約者や結婚相手にもそれぞれ思いやりを持って接している。元婚約者も不貞とかではなく、周りの状況を考えた上での失踪。結婚相手は女主人公を優しくいたわっている、という優しい世界を見れた。
義理の母親や姉妹からいびられるのはシンデレラみたいだし、結婚した夫が人間ではないという点では美女と野獣みたい、だけれど、この場合の野獣は人間の姿にもなっていることもある。いずれもヒロインは気の毒な境遇ではあってもメンタル的にはタフで、この作品もある意味そうかな。ということで、読者はヒロインとその夫を応援しちゃうシステムにはなっていると思う。
いやぁ、ドールハウスなどがお好きな人が読んだら、たまらん作品でしょうね。姫様の作るドールハウスならぬ妖精さんたちのお家が可愛い。姫様もご苦労しているにも関わらず、性格がとても良い。ひねくれ者の騎士さんも、そりゃあ惚れちゃうよね。末永く幸せになってほしい。
ヒロインは癖は強いけれど、毒親の母親のことを考えると、頑張ってきたんだなってことを評価してあげたい。荒井さんも毒家族がいて、その家族に執着している元嫁もいて、で気の毒ではあるけれど、彼自身もヒロインの母親を崇拝しているようなところもあって、ヒロインのことを考えるとあまり評価できず。紫藤さんの方がバランス感覚も優れているし、良いんだよね~。
奥さまの美穂さんが、まずは人間的によくできた人だと思う。仕事において、男性が抱えるプレッシャーは大きいけれど、女性は主に家の事、働いていれば仕事においても責任を持たされる。更に妊娠で体にストレスがかかり、それが周囲にも影響を与えているとしたら。こういう事を理屈抜きで知る為にも、男性も妊娠体験をするのは理想的かもしれないですね。
悪魔が悪役ではなくて、一部の貴族である人間が悪役、というパターンの作品。悪魔に支えられつつ努力して大成するも、身分や性別差別が横行している職場に辟易して脱出する。そういった環境におかれたヒロインを自ずと応援したくなりました。
2つのメインパターンはワンナイトでのお付き合いから始まる恋で、最初のは男性がワンナイト後に上司になるパターンで、2番目のは上司とワンナイト、となる。サブパターンの恋は2番目のケースの上司の友人達の恋でワンナイトでは無い。いずれも障害を乗り越えて成就させている。まぁ、結婚したらしたで、色々波乱がありそうだなぁ、とも思った。
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黒猫に甘噛み