出戻り女中と奇人学者のと或る結婚

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あらすじ
「花が綻ぶようとは正に君の笑顔のことを言うのだろうね」女中として働くきぬはある日突然、“変わり者”で有名なひと回り年上の言語学者・眞富五百里の元に嫁ぐことに。帰る家もなく、さらに“出戻り”であることに劣等感を抱くきぬは、見も知らずの相手と夫婦としてやっていけるのか不安なまま、五百里とのぎこちない結婚生活が始まって――。不器用なふたりがゆっくりと愛をはぐくみ、かけがえのない存在になるまでを描く大人の純愛恋物語。
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みんなのレビュー
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5.0
NEW主人公きぬさんは奇人で有名な五百里さんの元に嫁ぐ。新婚生活はぎこちなく、きぬさんはこれからの生活に不安を感じるも本当は優しく温かい五百里さんといつしか通じ合う。とっても優しいお話で心が温かくなります。素敵な作品です
by たっくぞう-
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5.0
心温まる作品!
心優しい主人公たちの心の傷を癒しながら、健気に生きる姿が丁寧に描かれている。 ちょっと変人な言語学者の先生は超天然で、社会生活に疎いが誠実な人。 しかし唯一の肉親の母の最期の望みである嫁を見せてあげられなかった後悔を引きずっていた。 最初の結婚で子供ができなかったことで離縁されたきぬは、役立たずの烙印を押され、自己肯定感が低く,自信がもてずにいた。そんな二人が縁あって夫婦になり、お互いのいいところを見つけ、支えあい、労わり合う姿が丁寧に描かれ、心温まる作品になっている。 さりげない心遣いや、思いがけない励ましが、互いの心の支えになり、なくてなならない存在へと変化していく過程がとても微笑ましい。大正ロマンの香りときぬの関西弁が物語にとてもよく似合う!
by れれれこしゃんしゃん-
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5.0
良いですね〜
出戻りで、前の婚家では、身体的にも精神的にも追い詰められていたきぬさんと、彼女より一回り年上で、男女の機微に疎く、それらに劣等感を抱いている五百里さんの、ジレジレでほんわかしている日常生活を覗き見している感じです。
二人とも相手に対しては、とても冴えているのに、自分と他人を比較して、少し自信が足りてない所も良いなと思います。
途中から登場するイトちゃんが、そんな二人を大好きになって本当に嬉しいです。
この先、家族が増えてわちゃわちゃしている日々を期待して、☆5です。by ノーガード-
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イオリ様ときぬさん、幸せに❣️
イオリ様は、言語学者で気持ちを紡ぎ出して話すことが苦手。そんなとき、母親の勧めで嫁に来たきぬさん。前の嫁ぎ先では子が出来ないと叩き出され、奉公先へ。そこから嫁に。
きぬさんは、表情がとても豊か。その笑顔や京都の手毬唄を歌いながら家事をする。その言葉と節に興味を持って、メモしたりする旦那様イオリは本当に生活力なし。でも、きぬさんのおかげでお仕事が増えたり、部屋から出て一緒に食事をすることを覚えた!
椿沢くんという人が、様子が変。自分が愛を知らない家庭で育ったからって、それをきぬさん夫婦に求めて家庭を引っかき回した…。
まだ夫婦としてはそんなに進展はないけれど、きぬさんと本当に夫婦としての生活ができるといいね。まだ、トコを交えてないのが…。by HamuTyobi-
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言葉の力
奇人として名の知れた作家に一回りも歳の違う嫁が来て、人との関係性を持たずに生きてきた作家先生は、初めて恋心と嫉妬心を知りその気持ちを受け止めきれずにいたが、自分の気持ちを素直に相手に伝えることで二人の絆は深くなった。
嫁はバツイチでその時の浴びせられた言葉に深く傷ついていたが、作家先生の言葉の数々に癒され愛を深めていった。
ぎこちなく失敗したりしながらもお互いを思いやり深い愛で繋がっていくとても穏やかなお話でした。
絵が丁寧で綺麗です是非読んでいただきたい作品です。
気が付いたら課金して一気読みしてしまいました、日向ぼっこでもしたような温かさです。by 豆腐あんかけじえ-
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