れれれこしゃんしゃんさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全150件
  1. 評価:5.000 5.0

    彩芽の成長した姿が見たい!

    黒龍、朔と彩芽の出会いは、彼女が生贄として捧げられたものであったが、朔は不幸な生い立ちから声を失った彩芽の悲しみを知り、彼女を慈しみ大切にする。彩芽も彼の優しさや深い思いやりに触れ、二人は心を通わせ、寄り添い共に生きたいと願うようになる。話せない彩芽の筆談で気持ちを伝える健気な姿が朔の心を打つ。今は名ばかりの夫婦で、彩芽は朔のために何をしていいかわからないが、これから色々学んで、困難や試練を乗り越えて、ただ愛されるだけではなく、朔を心から愛し支える強い妻になれることを願い祈る。いつか名実ともに朔の妻と胸を張れる彩芽に会いたいと思う。

    • 13
  2. 評価:5.000 5.0

    瓢箪から駒?

    生まれてからずっと孤独で居場所が無かった里穂は、養父に利用され妖への生贄として差し出されてしまう。妖の世界でも虐められこき使われ病に伏せる。幸い付喪神の計らいで、妖の帝、朱道に助けられ、穏やかな生活を手に入れる。心根の優しい里穂は周りの妖からも慕われ徐々にこの世界に馴染んでいく。ある時、朱道の苦しみを知り、その苦しみに寄り添う。里穂の温かさに触れた朱道も感謝し、二人の間に絆が生まれる。里穂は人間界では一つもいいことがなくて居場所も無かった。でもここ妖の世界ならみんなと穏やかに暮らせる。だからここで楽しく暮らした方がいい。人間界に戻って又不幸になることはない。居心地がいい場所にいることが一番大切だと思う。朱道もそれを望んで里穂を離さないと思う。

    • 12
  3. 評価:5.000 5.0

    本音と躊躇い

    日野課長はある日突然、若い美人の部下の心の声が聞こえ始めて、自分に好意をもっている事に気づいてしまい落ち着かない。真面目な性格で過去の恋愛のトラウマから仕事一筋の彼は戸惑いドギマギしてしまう。心のつぶやきを聞かれてしまっている新木も過去のトラウマを引きずりながらも前向きに仕事一筋で頑張っている。彼は彼女の思いを迷惑だとは思っていない。ただあまりにも想定外だったので驚いてどう対応していいかわからない。彼女も片思いであることを楽しみながら、彼と一緒に仕事できることが何より嬉しいと感じる、欲張らない女性。この二人をそっとしておいてあげたいと思う。自然な流れの中で、二人が同じ所にたどり着くか、別々の道を進むか、静かに見守っていたい。

    • 12
  4. 評価:5.000 5.0

    タイトルが物語る主人公の姿勢

    母の死後、主人公のリンは厳しく理不尽な状況の中、懸命に働き健気に生きてきた。髪の毛が皇室特有の銀色であることから公爵家に買われ侍女として勤める。どんなに虐められても蔑まれても、彼女は恨んだり、怒りをぶつけることなく、ひたすら自分に正直であろうとする。公爵家の息子に弄ばれ妊娠しても、彼を恨むことなく静かに去る。リンにとって妊娠は、唯一の家族の存在であり、かけがえのない希望の光であった。リンは無事に出産し二人で暮らすこと以外望んでいない。誰に依存することもなく、子供を愛し育てたいだけだ。お腹の中の子供を慈しむ姿が健気で、妊娠してからの彼女の笑顔が美しい。後に彼女は王室の隠し子という事実が判明し、周りの人々の思惑もあるが、彼女と子供の喜びや笑顔を壊す権利は誰にもない。

    • 7
  5. 評価:5.000 5.0

    当たり前の中にある幸せの尊さ

    森に住む母猫は、幼い子供たちを懸命に育てている。それは猫だけでなく、母を亡くした竜の子や悪魔の子に至るまで、分け隔てなく慈しみ、愛情を注ぎ、育む姿は微笑ましい。そのように育って巣立った子供たちも自分が育てられたようにわが子を育てる。母猫に育てられた竜はその恩を忘れず、多くの猫たちの子供を立派な大人の猫に育て上げる。幼い弱い子供を育てることは当たり前の事だが、愛情と信念と忍耐が必要とされる。当たり前のことは棚から牡丹餅ではなく、並大抵の覚悟と努力が必要で容易いことではない。そのたゆまない努力の結晶が私たちが感じる幸せなのではないだろうか? この物語は私達にその大切さを静かに優しく諭してくれる、心温まるエピソードで溢れている。

    • 6
  6. 評価:5.000 5.0

    内容はタイトルそのもの!

    主人公の郷原さんは、半端なく熱心なスカウトマン! 日本国中、神出鬼没で精力的に金の卵を探し、見守り、育て上げ、プロの野球選手となるべく送り出す。その手腕、行動力、情熱がとにかく凄い! 光る才能を見つければ、中学生の頃から見守り続け、親子関係、家族状況、経済事情までも考慮して選手に対応する。才能を開花させる為の、あらゆる手段を駆使して選手を理解し保護しようと試みる。仕事とはいえ、郷原さんのぶれない姿勢と情熱には驚くばかりで、頭が下がる。彼に見出された選手は幸せかもしれない。でもその栄光を勝ち取るのは選手次第。彼の仕事はプロに送り出すまで。心底野球が好きでなければできないだろう。好きなだけでもできない。彼の不屈の魂とエネルギーはどこからくるのだろう?

    • 5
  7. 評価:5.000 5.0

    弱者の心の叫び

    登場人物のそれぞれが彼らの弱さの中に何らかの痛みを持っている。その痛みを隠しながら日常生活を送り、本音とは違う我慢をしながら生きている様子が現実的に描かれている。心の声が本音ならば、それに従えばと思うのは常だが、現実はそれを許さない。彼らはその弱さの中で必死にもがいているが、積極的な解決方法を見出していない。ほとんどの場合は我慢で乗り越え、気にしないことでやり過ごし日々を送っている。父の失踪、吃音、恋人への不信は彼らに重くのしかかり、心の叫びは増大する。現実社会の中での生きづらさが丁寧に描かれている。

    • 5
  8. 評価:5.000 5.0

    似てるということは違うということ

    ネタバレ レビューを表示する

    多くの読者が他の作品と似てることを指摘していますが、似てることは同じではありません。むしろ似てることは違うことだと思います。その様々な違いがこの作品のエッセンスであり、物語にインパクトを与え、読者を惹きつけています。

    大正は15年足らずの短い間ですが、劇的な変動の明治と激動の昭和へと移る間に位置するほんの束の間の夢のような時代空間のような気がして、時代設定が物語に実にマッチしています。

    障害を持つ人の苦悩、努力しても報われない理不尽さ、人間の持つエゴと傲慢さ等は現代にも通じ、強く訴えかけるものがあり心に沁みました。きれいごとだけではない現実の厳しさを併せ持つ素敵な作品です。

    • 5
  9. 評価:5.000 5.0

    出会うべくして出会えた二人

    10年の時を経ても決して鳴りやまない音が、なのはの心にはいつも響いていたから、その旋律を覚えキーボートで弾いていた。ひょんなことから、その音を作り出した憧れのミュージシャンが、現在の職場の仕事に厳しくうるさい鬼上司の羽場であることを知った。 ある時偶然、なのはのキーボートとセッションした羽場は憑りつかれた様に演奏し始める。 職場とは違う関係が生まれ、羽場はなのはを誘いセッションを重ねる。なのはにとって嫌いな上司は、最高のプレイヤーであり、二人の息はピッタリ合う。どんなに苦手な上司であっても、彼が創り出す旋律とリズムはなのはを虜にする。それぞれの思惑とは別に、二人の奏でる音が溶け合う様子が、まさに音楽がもつ醍醐味と言えるのではないか? 頭で嫌いな奴でも、奏でる音は嘘をつかない。なのはの中で羽場の音が溶けて浸み込んでいく有様が興味深い。

    • 4
  10. 評価:5.000 5.0

    刹那の旅路

    余命いくばくもない令嬢紗都子はひょんなことから一匹狼の殺し屋と出会い、結婚の約束をし逃避行が始まる。生い立ちや育った環境も違う二人だが、種類の違う重荷を背負って生きてきたことは間違いない。未来に対する希望もない、今日一日をギリギリ生きているような二人の旅路は刹那的と言わざるを得ない。しかしそんな二人が時には、まるで普通のカップルのような言い合いをしたり、誰でもするような些細な喧嘩をするのが微笑ましくもあり悲壮感も感じる。この二人に明るい未来など来るはずもないのに愛おしさを覚えるのは何故だろう?しかしタイトルの暗示は容赦なく二人に降りかかる。二人の結びつきはホタルの嫁入りなのだ。紗都子の命は蛍になぞられ、その嫁入りは、儚い刹那の中に消えるのだろうか?

    • 4

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