4.0
弱っちいアランの為、頑張るエドガー
我が儘は言うわ、倒れるわ、眠っちゃう。
次々と仕出かすアランを守るため自分も子供なのに頑張るエドガーを応援します。
- 0
我が儘は言うわ、倒れるわ、眠っちゃう。
次々と仕出かすアランを守るため自分も子供なのに頑張るエドガーを応援します。
最近の絵に比べると少し古びてはいるのに、そこが魅力だったりする。エドガーたちと同時代に自分もいるような気がするから。
思春期の頃、ポーの一族を読み、その世界観や絵の雰囲気ならどっぷりハマりました。ずいぶんおばさんになった今、またエドガーたちに会えてうれしいです
萩尾望都先生の漫画は別格で好きですが、ポーの一族はその中でもさらに格別です。彼らが蘇ってくれて本当にうれしかった。過去のストーリーでも不自然でなくきちんとはめ込めるところが素晴らしいと思います。
宝塚見て、マンガ読んで、二人はどうなっちゃうのと不安だったけど、この話を読んでワクワクが止まらないです。
そう、エドガーを描いたランプトン。その物語の全容がわかる。もう一度、昔の話を読み返してから楽しんでほしい。
ポーの一族の新作に心躍らせつつも、新展開では無いことに躊躇するいとまもなく、過去の新たなエピソードに引き込まれていました。
多くの読者の方々と同様に私もエドガーと同年代の頃、夢中になって『ポーの一族』を読みました。
あの悲しい結末の続き(another story?)が読めるとは、漫画好きのまま大人になって良かったと幸せを感じました。
この物語は『ランプトンは語る』で名前が出てきただけのアーサーの哀しい恋を描いたもので、エドガーは狂言回し的な立ち位置で登場します。
アーサーの寂しい人生の中で唯一光が射していたパトリシアとの恋は、ほんの僅かなボタンの掛け違いで実ることはなく、最後に漸くお互いの気持ちを確かめ合うことが出来ました。
『人間をやめてエルフになりたい』というアーサーの絶望の言葉が心に響きました。
昔から萩尾望都の大ファンです。作品全部読みました。なんか後世に残っていくような予感がします。美しい描写にリアルな感じがたまりません。
アーサー・クエントン卿って誰だっけ?
しばらく思い出せなかった。
何せ45年ぶりだから。
読んで、
ああ、エドガーをモデルにランプトンという絵を描いた画家さんだと思い出した。
私達はエドガーと同じ年齢だった少女の頃に、
漫画「ポーの一族」に出会った。
そしてメリーベルに出会った少年が、
数十年の年月を経て老年になって
メリーベルに再会したように、
数十年の年月を経て、
私達はまたエドガーに会えた。
永遠に変わらないエドガーの周りで
年老いていく普通の人間のリデルやオービン。
昔少女だった読者も、まさにリデルやオービンと同じ体験をしているかのよう。
まさか読者が漫画の脇役と同じ体験をするとは・・・・
年月を経て、
自分達は年老いて、少女は老女になったのに、
エドガーは、昔少女が憧れた「永遠に若い少年」の姿で、
また私達の前に現れてくれたのだから。
昔の抒情的で繊細な絵柄は変わってしまったけど、
中年/老年になった往年の少女の私達に、
またエドガーやアランに会うチャンスをくださって、
モー様、本当にありがとうございます。