ポーの一族 秘密の花園
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あらすじ
春の夢、ユニコーンに続く新シリーズ第3弾 『ポーの一族 春の夢』『ポーの一族 ユニコーン』に続く第3弾。19世紀末、旅の途中のエドガーとアラン。体調を崩したアランのためにアーサー・クエントン卿の館に滞在することになり、エドガーは…?
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みんなのレビュー
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懐かし過ぎて震えてきます
ポーのシリーズは時代が行き来する構成が魅力。私達はストーリーとストーリーの隙間を埋めながら、美し過ぎる謎と見事に仕掛けられた罠にハマってしまう。私が、サー・トーマス・クェントン卿の名前を最初に覚えたのは何十年前だろう…気が遠くなる。幾年もおいて、違う場面で何度か出逢っていたその名前の謎がようやく溶けるのか。生きててよかった。はい、間違えなく購入する昔からのファンです。
by 匿名希望- 9
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5.0
ランプトンが描かれた経緯が...!?
往年の萩尾ファンです。長い時を経て再開された「ポーの一族」今回の話はなんと...
"1888年9月1日"から始まります。アランが仲間に加わって9年後。クエントン卿がエドガーをモデルにランプトンの絵を描く経緯の話なんですね!何十年も前に初めて読んだ「ランプトンは語る」に続く物語が、令和になってから読めるなんて、本当に嬉しい限りです。by トントン0224- 6
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5.0
昔の少女読者が老いても永遠に若いエドガー
アーサー・クエントン卿って誰だっけ?
しばらく思い出せなかった。
何せ45年ぶりだから。
読んで、
ああ、エドガーをモデルにランプトンという絵を描いた画家さんだと思い出した。
私達はエドガーと同じ年齢だった少女の頃に、
漫画「ポーの一族」に出会った。
そしてメリーベルに出会った少年が、
数十年の年月を経て老年になって
メリーベルに再会したように、
数十年の年月を経て、
私達はまたエドガーに会えた。
永遠に変わらないエドガーの周りで
年老いていく普通の人間のリデルやオービン。
昔少女だった読者も、まさにリデルやオービンと同じ体験をしているかのよう。
まさか読者が漫画の脇役と同じ体験をするとは・・・・
年月を経て、
自分達は年老いて、少女は老女になったのに、
エドガーは、昔少女が憧れた「永遠に若い少年」の姿で、
また私達の前に現れてくれたのだから。
昔の抒情的で繊細な絵柄は変わってしまったけど、
中年/老年になった往年の少女の私達に、
またエドガーやアランに会うチャンスをくださって、
モー様、本当にありがとうございます。by ノー・ニックネーム- 2
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5.0
哀しい恋の物語
多くの読者の方々と同様に私もエドガーと同年代の頃、夢中になって『ポーの一族』を読みました。
あの悲しい結末の続き(another story?)が読めるとは、漫画好きのまま大人になって良かったと幸せを感じました。
この物語は『ランプトンは語る』で名前が出てきただけのアーサーの哀しい恋を描いたもので、エドガーは狂言回し的な立ち位置で登場します。
アーサーの寂しい人生の中で唯一光が射していたパトリシアとの恋は、ほんの僅かなボタンの掛け違いで実ることはなく、最後に漸くお互いの気持ちを確かめ合うことが出来ました。
『人間をやめてエルフになりたい』というアーサーの絶望の言葉が心に響きました。by 勇敢マダム- 0
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5.0
新境地
萩尾望都ファンですが、先生の作品って、第4フェーズに入った感があります。遡って読んだ初期の頃のどっちかというとまだ少女漫画家と言える時代の萩尾ワールド感が薄い時代。少女漫画家だけど萩尾ワールド強くなってきた時代、美男子とヒロインが出なくなってきた萩尾望都ワールド時代、今はそれも超えて超萩尾ワールド時代?みたいな。コレを読んで気に入ったら、他の作品も遡って読んで見ることをオススメします^^
by あみがしら- 0
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