みんなのレビューと感想「消えたママ友」(ネタバレ非表示)(2ページ目)

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  1. 評価:5.000 5.0

    すごいです

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    4人のママ友のそれぞれの目線で描かれている物語。ゆきちゃんはどこへ行ったのか。何故いなくなってしまったのか。
    ゆきちゃんの事情が気になり、止まりませんでした。絵はシンプルだけど、表情が絶妙でそれがまた良いです。
    私はここまで密に仲の良いママ友はいませんが、やっぱり程よい距離感が大事だと思いました。この物語のようにどれだけ信頼し合ってても、全てを知っているわけではないし、挙句は「私の勝ちだ」って、結局妬み嫉みで張り合っているのが怖いです。
    ゆきちゃんの事情がかわいそうだったけど、こういう家庭、ほんとにありそう。
    スッキリ明るい終わり方ではないけど、すごく後を引く良い終わり方でした!

    by 匿名希望
    • 24
  2. 評価:5.000 5.0

    ここにも悪魔が

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    烏賀陽弘道さんが褒めていたので読んでみた。すごい。このショックを一週間くらい引きずりそう。普通に見える家庭の中の隠れたハラスメント。少なからず体験している人はいるだろう。私も同居してた実母に、「私の方が家事育児できてるし、頑張ってる」って言われただけで悲しかった。私が母だ!って。結局、別居したな。すべてとってかわられた日にはどれほど悲しいだろう。そうなれば毒親を通り越して悪魔だよ。ワンオペも地獄なのわかるけど。一番悪いの夫じゃね?って気もしてくるな。お前も少しは育児しろ!女にばっかり任せてんじゃないよ!

    • 22
  3. 評価:5.000 5.0

    静かで怖い「普通の」群像劇

    以前、この作者の別の漫画を読んで、それはもう滅茶苦茶に非難するレビューを書いた。
    が、本作は素晴らしかった。

    ストーリーは、「消えたママ友」の周囲の人々(主にママ友三人)の視点で展開する。
    私はママ友の世界からは縁遠い場所にいるが、一人一人の登場人物やその関係性、日常のリアリティーが半端ではなく、一気に引き込まれた。
    また、三人の語りの視点の切り替えのタイミングとテンポのよさは絶妙で、一息に読まされてしまった。
    これはもう、群像劇として一級品だと思う。

    作品の雰囲気としては、日常の中にあるサスペンス、といった風情で、消えたママ友の謎を追う中で、ママ友、夫婦、嫁姑、それぞれの関係性における、秘密や暗部が少しずつ明らかになっていく。
    その描き方も、やたらスキャンダラスに暴き立てるのではなく、人間の繋がりのもろさや、表面的な付き合いの虚しさを静かに綴るタッチで、好感が持てる。
    誰もが「普通に」嘘や闇を抱えて、「普通に」生きている、その淡々とした提示が素晴らしい。

    正直、こういう「雑な絵」の漫画は好みではないのだが、悲しく不穏でうすら寒い作品のトーンと、シンプルで呑気な絵柄は、いい意味でのミスマッチになっているような気もした。

    特筆すべきはツバサ君の描き方で、大人の抱える悪意や歪みが「伝染」したかのようなその造形は、実に悪趣味で、怖い。
    子どもについて、何かがおかしいのに誰もその破綻をつかめていないし止められない、それは、目を背けたくなるような冷たい現実だ。
    特に、最終話でツバサ君が祖母と父親に放つ台詞は、いくぶん漫画的な寓意はあるにせよ、恐ろしく、素晴らしい。

    by roka
    • 20
  4. 評価:5.000 5.0

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    とっても面白く読みました!
    この作者さんはノンフィクションよりの作品が、多いと思っていましたが、この作品はフィクションで、かつそれぞれの気持ちがリアルでとても面白くひきこまれました。

    個人的にはそれぞれのママが変なところあると思うし …特に友ちゃんが暴走してこー君を怒鳴るあたりはモヤモヤしました。
    ツバサくんは本当に頭のいい子なのかもしれない。
    おばあちゃんのせいでこうなった、でもママだってバカだってわかっているのかも。

    ラスト、ゆきちゃんが「わたしがいちばん勝ち」みたいなことを言うけど、自分はゆきちゃんがいちばん負けだと思う。
    作者さんはママはみんな逃げたいと言っているが、どうだろう。

    by 匿名希望
    • 17
  5. 評価:3.000 3.0

    保育園ママはもっと強い

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    皆幸せになってほしいなぁ、と祈るラストです、が…

    保育園ママは、もっと強いよ。そんなに群れるかな。全て知る、話せるかどうかで、そう動揺するかな。「ママ友は自分の友達じゃない、子供の友達のお母さん」だってよくわかってる。

    そして人との繋がりなら、職場にもいるしね。この作品で、ゆきちゃんが頼ることのできる職場の人がいなかったのが、不思議です。

    by conezu
    • 20
  6. 評価:4.000 4.0

    一気に読んでしまいました。

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    子供の幼稚園時代を思い出しながら、懐かしく感じながら一気に読んでしまいました。

    今にして思えば、幼稚園の数年なのになんであんなに一生懸命だったんだ?と思ってしまいますが…。
    確かに、親同士が仲良かったら意地悪されても言いにくいよなぁ。
    上の子がいたら、他の親とずれるかも。と「そうそう」と頷きました。

    子どもが大人に振り回されて、大人が子どもに振り回されての日々ですね。

    ところで、最後、ヨリさん、どうなったんでしょう?

    by 匿名希望
    • 17
  7. 評価:5.000 5.0

    園時代のママある

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    専業主婦していたママ時代を思い出しました。
    自分と子供の為にとにかくママ友を作らないと、と思っていたあの頃を思い出し、共感してしまいました。
    外の世界は見えているようで見えていなく、ユキちゃんのような人に憧れたり、羨ましかった。その人が消える。もう噂と疑心が入り混じる、自分が嫌いだった世界の住民になる。
    一気に読みました。
    ただツバサ君のこれからを考えずにはいられない、闇アリですが…

    • 15
  8. 評価:5.000 5.0

    本当のことなんて、分からない

    ママ友という微妙で壊れやすい関係性に焦点を当てた群像劇。本当のことなんて、誰にも分からないけど、分からないということを分かった上で、心地よい関係性を模索する必要があるんだろうなあ。色々考えさせられる話でした。
    この作者、レタスクラブという雑誌としては異端の作品を出しているようですが、読んでいて嫌な気持ちにはならない範囲で「本音」を描く塩梅がとても上手だなと感心しています

    by 5310582
    • 15
  9. 評価:4.000 4.0

    すごいリアル!

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    皆仲良し、何でも知ってる、何でも話せる…そんなママ友はなかなかいないと思います。子供達が仲良しだから何となく親も仲良くなる。本当に心開けるママ友なんて1人いるかいないかくらいじゃないですかね。
    ツバサくん…かなり荒れてましたね。義母に懐いていたように見えるけど、実は違うのかな?本当はママが好きで一緒にいたかったんじゃないかな。義母と夫に何か言われていたのかな?そこが闇ですね。。

    by 匿名希望
    • 16
  10. 評価:5.000 5.0

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    さらっとしたタッチに、繊細な表情や重い感情が乗せられていてサクサク読めます。よくあるママ友系ですがミステリ要素もあってライトに読みやすいです!(内容は重いです!)
    ママ友ママ友と言っても結局は他人、どんなに仲良いつもりでも、自分の家庭で精一杯でそこまで思い詰めてたなんて知らない、そして4人のママはそれぞれの道を歩いていく。しかし、最後にユキちゃんがパチンコに通っていたことを旦那が目撃していたママ、もう家族ぐるみで会うこともないし、身内だし、言ってしまう事もあったかもしれないのに、「これは知らなくていいユキちゃんだよね」と、優しい嘘をつくところが切なくもあり、ちゃんと「友達」だった女の友情を感じました。

    by 匿名希望
    • 14
全ての内容:全ての評価 11 - 20件目/全1,800件

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