みんなのレビューと感想「ブルータル 殺人警察官の告白」（ネタバレ非表示）（2ページ目）

制裁方法より、制裁対象になった理由に着目

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制裁方法は、どれも残虐極まりない。決して誉めてはいけない。死ぬ瞬間の顔を写真撮ってコレクションして、死体を焼いてその火で焼いた焼き物の器(へたっぴ)を愛用してる警察官が許されてはいけない。
でも、私は、この作品を読み始める人には、そこの残虐さに着目するのではなく、【制裁対象になった理由】に着目してほしい。
どれだけ残虐なことをしてきた悪人なのかを知るべきと思った。どれも過去に実際にあった案件で何度もニュースで知ったようなこと。そして明るみに出てないだけで、今もどこかで同じような残虐なことが起こってるのだろう。私はそれを知るべきで決して他人事ではないと思うべき。
どんな悪人でも、自らの死を目の前にすると【痛み】【恐怖】を感じ命乞いをする。その痛みも被害者たちが感じさせられてきた数％に過ぎない。それでも、きちんと痛みと恐怖を感じさせてから制裁することは少し救われるのかも。
被害者と呼ばれる人が生み出されない世の中になるように自分には何ができるのかな‥
始めの数話だけを読んで判断せず、最新話まで読み続けて何を読み解くのかはそれぞれ‥一話完結だけど長編モノとして読んでほしいかな

シリアルキラーの都合

社会的に裁かれない悪人に、残忍な方法で私刑を加えるサイコ警察官を主人公にしたサスペンス。

グロテスクな表現が多いが、作画は綺麗で、安定感がある。

ただ、悪人を始末するサイコキラーという設定は、どうにも都合がよすぎる気がして、イマイチ入り込めなかった。

あとは、スピンオフと知らずに、元の作品を読む前に読んでしまったので、主人公のキャラクターが余計にわかりにくかったことはあるかもしれない。

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トレースが好きなのでこちらも興味を持ち、結果的にハマって全部購入。作者が元科捜研にいらしたということで、死体の状態や事件の内容がリアルに感じます。トレースでは悪者だった壇浩樹が正義の味方に見えてしまいます…。続編楽しみにしてます！！

この世の不条理に対する正義の味方なのか?

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もし主人公の勘違いであれば、単なる快楽◯人になりますが、罰せられる人間の罪を確実に手に入れ制裁しているため、主人公＝正義の味方?と思わせる物語です。よくある法で裁ききれない悪人を成敗するコテコテの正義の味方なのかと問われれたら、違いますね。主人公も悪人も同種の人間で、他者を傷つけることに躊躇いも後悔も微塵もないです。成敗後には陶器を焼いてるし。戦利品なのかな。異常犯罪者と紙一重な主人公が魅力的な作品です。

面白いけど…

内容はとても面白いし絵も綺麗なんだけど、あぁ〜…見なきゃ良かったなぁと思わせる後味の悪さが残ります。

法では裁けない悪人達に絶望を味あわせながら地獄に送ってくれるのは一時の爽快感をもたらしてくれるのですが…そこに至るまでの許しがたい所業の数々……。

この世のどこかで本当にこんな事をやってる人間がいるのか…と考えると吐き気すらもよおします。

読み終わったあとに気持ちを引きずりたくないので他の笑える漫画も合わせて読まないとモヤモヤが残る。

でもまた読んじゃうんですけどね（汗）

途中までなのでとりあえずこの評価で
手口は残虐だけど同じような目にあわせてその絶望の表情を写真に残すのが好きってサイコパス
警察官である彼が世間が裁いてくれない悪人を裁いて徳を積んでいるという自分では善行をしていると思っている所があっておかしいしずれてるんだけどそれで被害者を救ってるって面はあってスッとすることもある
ある意味ヒーロー、こういうのはダークヒーローっていうのかな
趣味が陶芸でよくわからない歪な陶器を完成させてしまう、モチーフは動物なようだけど似てない…
現代版必殺仕事人って感じの作品
彼のいく末が知りたい、ばれてしまうのか誰にも気付かれずに完遂するのか…

これは賛否両論あると思うけれど、被害者家族なら望む人もいるかもしれないと思った。
反省もしていないような犯人が少しの刑で世の中に戻ってくる。それは犯人自身の為にもならないのに。
万引きの経験者が言う事の多い「成功した時に、取れるんだと思った」というのと同じで、「これだけの刑でまた自由になれるんだ」と考える犯人も大勢いると思う。どうせなら二度と刑務所に戻りたくないと思わせる位の場所になればいいのに。それでこそ罰に抑止力になるのに。

胸糞をスカッと♩

リアルの胸糞話は嫌いなのですが、主人公がイケメン＆狂ってて最高に爽快です。5巻まで読んだんですが、これ別作品のスピンオフ的立ち位置なのですね。同着地するんだろ、

本編より好きかも

驚くのは、これスピンオフなんですよ！この作品一本でも十分に楽しめます。個人的に絵柄は本編「トレース」より好きです。自分はとても好きな内容でハマッてしまいました。確かにグロな部分もあって苦手な人は注意が必要です。が、言うほど執拗な描写は無く結構あっさりその部分が描かれたりするので意外とサクッと読めちゃいます。何より壇さんがかなりお茶目で可愛いです。各刊統一された表紙にもこだわりを感じます。

それぞれの正義

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壇さんの正義は、法律で裁かれない悪者を自ら裁き命を以て罪と向き合わせること。それを善行としているサイコパス。
陶芸のカップの作品は絵や形が子どもっぽくて可愛いかったり、そのギャップも面白いが、遺体を焼く時は陶芸作品も一緒に焼いてるのかもと思うと…。
トレースはブルータルの後読みましたが、トレースで悪役の壇。しかし本作品において、ターゲットは誰でも良い訳では無い。被害者や遺族にとっては法をすり抜けて裁かれない悪者をやっつけて仇をとってくれるわけで…どこかスカッとします。
そして天国で再会したい愛する友とは、トレースに出てきた｢同級生の義一｣なのではないかと想像します…