4.0
ムズカシイですね
まだまだ母親が必要な幼い時期に、母親が亡くなって…。
最愛の妻を亡くし、深すぎる傷心の痛手から、幼い我が子を放置して、自身だけが現実逃避してしまう父親。
2年後に戻ってきて、空白の時間を埋めていくかのように、父と幼い息子との2人旅が始まった。
血が繋がっている実の親子でも、離れていてはよそよそしいもの…一緒にいる時間を重ねなければ、相手のことなどお互いに解り合えないから。
幼いシロウの台詞の舌足らずな描写が(ブラックジャックのピノコを思い出させるww)それがまた、母親を亡くした幼児の憐れさをかきたてる。
父と息子の希薄だった関係性を、クッション役になる妻がいない中男手ひとつで詰めていくのは、ムズカシイことだと思うが…思わず父にも子にも『頑張れっ!』とエールを送りたくなる、そんな作品。
まだ読み出して10話くらいなので、これからが楽しみです。
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