藤えまりさんの投稿一覧

投稿
171
いいね獲得
72
評価5 51% 87
評価4 42% 71
評価3 6% 10
評価2 2% 3
評価1 0% 0
1 - 10件目/全93件
  1. 評価:5.000 5.0

    思春期をまだどこか引きずっている大人へ

    主人公はたぶん悪い奴じゃないなとわかる男子校生。
    実はこの真山だけに、日常的にあの人にもこの人にも糸が見えている。
    生徒はまだいいが、父親や担任の先生などは糸で顔が全くわからないほどだ。

    そこに事件が起こり、ちょっと変わった成り行きでつながった三人が少しずつ絆を深めていく。
    思春期特有の距離感や成長もさることながら、それぞれの視点からの話の進み方が面白く、これが読ませるのだ。
    キャラクター描写が実はしっかりしているせいではないかと思う。
    また安堂の明るさには読んでいて救われるものがある、

    三人は、あるいは真山は、校内の様々な立場の人に巻き込まれながら、あるいは巻き込みながら成長したり自己開示が進んだり。
    最終的に真山に見えていなかったものが徐々に明らかになっていく。
    その時、二人は…!

    思春期って、自分に見えているものが全てになりがち。
    成長するにつれ視野が広がるわけですが、みんなが実はその途中で、思春期の何かを引きずっていることが多いと思う。
    そんな大人たちにお薦めしたい漫画です。

    もうちょっとたくさんの人に読まれていい作品だと思うのだけれど。

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    正解のない女の生き方

    ブランチラインとはつまり枝分かれしたメインではない方のこと。
    ということで、この漫画には所謂幸せな結婚をして子宝に恵まれ…みたいなメインストリートをいく女性は出てきません。
    かといって、大事件がたくさん起こるわけでもなくて。

    緩やかで地味な、でもそれぞれが最大限に頑張っている日常。
    人とのつながり方を通して知っていくこと、はっきりと言葉にされずとも見えてくるもの。
    そこには、メインストリートは歩けないまたは歩きにくい女性たちが、どう生きるかを知る手がかりがいくつも染み出してきているように思います。

    ちなみに絵はあまり上手くはありません。
    でも、雰囲気がとても良い。

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    ラブコメの、コメの部分がデカい。

    ですが、少女漫画ならではの主人公(あまりヒロインと呼ぶ感じじゃない)を応援したくなる芯のしっかりしたキャラクター描写があるので、いやそれ有り得ないでしょと思いながらも気になって読み続けてしまう魅力があります。
    有り得ない展開が多いけれど、人の心はちゃんと描いている。半分ファンタジーと思って、まあいっかと読み進めると楽しめます。
    星はほんとは3.5くらいなんだけど、まあおまけで。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    色褪せぬ名作

    昔の作品と侮ることなかれ。
    伏線だらけで謎と納得が弾丸のように降り注ぐ。
    いや、むしろ今ならこんなに終着地点の見えない、わかりにくい作品は連載できまい。

    どんな話なのか掴もうとする度形を変えて、予想だにしない展開がいくつもいくつも襲いかかる。
    ジャンルとしては現実にSFを混ぜたあたりになるか。
    そして少女漫画であることも確か。
    ただしこんなスリリングな少女漫画は他に類を見ない。

    最後までそのドライヴ感が落ちないことも素晴らしい。
    もっと語り継ぐべき作品だ。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    ひとりの女性の生き方とその荒波

    最初はグルメ+恋愛漫画かな?というノリで読み進めましたが、そんな浅いものではありませんでした。
    何を大切にして生きるのか、働くのか。
    毒親(と一概に括れる親ではないですが)との確執とどう付き合うか。折り合いをつけるのか、あるいは乗り越えられるのか。

    迫りくる荒波をどう乗り越えるかと読んでいると、いつの間にか波はさらに複雑化。
    わかりやすい物語や、すぐに理解のできる展開ばかりではないだけに、そこで離れていく人も多いかもしれません。
    でも人生ってそういうものでしょう。

    特に、寺育ち故の食感覚と、大女優の娘だからこその母娘問題は、普遍的なテーマを鮮やかに見せてくれていると思います。
    わかりやすくてただ通過する物語ではなく、一見わかりにくいからこその深さで、読んだ人間の人生を少し向上させる力をくれる物語です。

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    小さいけれど本物の希望

    クリティカルなダメージを受けた後の回復というものは、得てしてこういうものではなかろうか。
    絶望が9割、でも希望がゼロではない…みたいなところが出発点で、それがいきなり希望5〜6割になったりはしない。
    ほんの少しずつ、時には後退しているようにも感じながらも、振り返るといつの間にか何かがマシになっている。

    それを、読んでいてじれったいと思う人も少なくないのは思うけれども、というより私もじれったい時もままあったのだけれど、私はそのじれったさを含めて人間が描かれていることそれ自体が救いだと思う。
    小さくても本物の希望を感じられる作品である。

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    ぶっ飛び度は好みが分かれるかも

    前作「ハリガネサービス」の続編、というよりは続きの巻という感じ。
    便宜的に作品を区切ったのだろう。

    今作はインターハイだけあって、相手校の設定がぶっ飛びすぎているため熱いというより驚きの連続。笑ってしまう回もあります。
    主人公周りの人間関係もより複雑化して、やきもきさせられます。
    その辺りの結末は個人的にはあまり好きではない(多分作者は複雑な人間関係を描く技量があまりない)のですが、魅力的な作品であることは間違いないです!

    • 1
  8. 評価:5.000 5.0

    熱くて熱くて、気づいたら読み耽ってました

    ネタバレ レビューを表示する

    バレーボールで他の球技と決定的に違うのは、ごくあっさりと点が取れる「場合がある」こと。
    つまり上手くすれば、一回のサーブだけで一点獲得できる球技である。
    一度しかボールに触れずに一点なのだ。

    このバレーボール漫画はそこを上手く使っていて、都立高校ながらに強豪校とやり合う熱い展開が目白押しなのです。

    主人公は足の怪我に苦しんだ中学時代に練習しまくり、高精度のサーブ技術を身につける。
    サーブだけのエース(サービスエース)と呼ばれながらも少しずつ怪我のトラウマを克服し、サーブ以外のプレーの力をつけて成長していくさまも読みどころ。
    ライバル校もそれぞれに個性的かつ魅力的で、バレーボールがやりたくなってしまった。

    続編の「ハリガネサービスACE」は便宜的に作品を区切っただけと思われる。続編というより続きの巻。

    • 0
  9. 評価:4.000 4.0

    本当にこんな図書館があったらなあ

    一話読切型(たまに二話に渡る場合もありますが)でとても読みやすいです。
    だいたい毎回、図書館を訪れる誰かがその回の主人公になる感じ。
    一人ひとりの生き方にやさしく寄り添うこんな図書館はさすがにファンタジーに近いと思いつつ、読むたび心のどこかがほわっと癒されまたは修復されるような感じがします。
    劇的な展開があるわけではないので、日常穏やか系が好きな人におすすめです。

    • 0
  10. 評価:4.000 4.0

    ほのぼのだし呑みたくなるし

    ネタバレ レビューを表示する

    癒される素敵な作品です。寛げる居酒屋にふらっと行った気分が少しの間味わえます。
    出てくるお料理も毎回とても美味しそう。

    でもこういう漫画のお店って、なんで採算ギリギリ的な経営の設定なんでしょうね。いいもの出してるお店なら自信持ってちゃんとお金を取ってほしいのに。

    ヒロイン自身も褒められまくってるのに謙虚を超えた自信のなさが昔ながらすぎてちょっとそこは引っかかるかな。いい子すぎるのもどうかなと。

    あとはなかなか進展がない恋愛要素にもどかしくなったりしますがそこは読み進めていけば、まあ。

    気になることが多くなっちゃったけど総じて良い漫画だからこそ。
    癒されたい日、よき居酒屋に行く余裕がなければこの漫画のページをめくりましょう♪

    • 0

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています