4.0
マンガ史に残る衝撃のラスト
父が単行本全巻揃えてました。懐かしいな!うだつの上がらないチンピラが死に戻り、ヤクザの世界を成り上がるサクセスストーリーです。
ヤクザ×タイムスリップの組み合わせは今でもちょっと他に見ないし、何より面白いのでサクサク読めちゃいます。ヤクザ物はあんま好きじゃないのに、この作品と「静かなるドン」だけは面白くて読むの止まんなかった。先が読めるようで読めないんよね。
両作品ともストーリー展開は全然違うのに、中盤~終盤にかけて衝撃の展開ぶっ込んで来るのが侮れません。例えばこの作品なら、最終盤のテロリスト編!まさかあんな終盤なって、○○が○○ると思わなかった……!ほんま油断も隙もないマンガです。2、3日衝撃を引きずりました……。
からの、あの恐らく全読者の度肝を抜いたであろうまさかのラスト!テロリスト編のインパクトで最初のタイムスリップ設定忘れかかってたとこに、油撒いて爆弾放り込まれたような展開!そしてその後のラスト!……しっかりSFでした。
賛否両論もここに極まるであろうラストですが(私は結構嫌いじゃないです)、今となってはこのラストあってこそ、「代紋Take2」は伝説のマンガになったんじゃないかなと思ってます。だって未だに「衝撃の最終回」としてちょこちょこ話題になってるもんね。
マンガ大国日本に生まれて、マンガ大好きな大人に育ったからには、死ぬまでにこれだけは読んどいて損はないと私が個人的に思ってるマンガが「ベルセルク」「日出処の天子」「ゴルゴ13」、そしてこの「代紋Take2」です。ラストへの感想はホント賛否両論でしょうけど、「衝撃」のなんたるかを嫌というほど味わえますから!
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代紋<エンブレム>TAKE2