牛の首2さんの投稿一覧

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評価5 50% 39
評価4 19% 15
評価3 6% 5
評価2 6% 5
評価1 18% 14
21 - 30件目/全68件
  1. 評価:1.000 1.0

    ローカライズが……

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    ストーリー云々以前に、ローカライズが酷すぎて読んでられませんでした。冠婚葬祭でチマチョゴリ着たり、生活の慣習が韓国のまんまで、キャラの名前とかだけ日本設定は流石に違和感通り越して無理すぎる。
    それに、これは他の方もレビューで仰ってたけど、会社でのセクハラパワハラ描写があり得なすぎる。日本の会社だったら20年前でもあんなんあったら問題なるよ……。もしかしたら、韓国の会社では実際ああいうハラスメントが罷り通ってしまうのかもしれないけど、だったらそれこそ韓国設定のままで良かったんじゃん……。
    「11年後、私たちは」のコメント欄でも散々言われてたけど、何で韓コミって無理やり日本設定にするんだろう。アメリカや韓国では、ポケモンやスラムダンクのキャラが現地風の名前にローカライズされてるそうだけど、日本では海外作品のキャラ名を日本名にする文化って無いじゃない。中華BLドラマで日本でもヒットした「陳情令」(原作小説は「魔道祖師」)でも、キャラ名は中国語読みだったよ。外国の見慣れない名前のままでも、面白けりゃ多くの日本人は読むし観るんだよ。
    そもそもローカライズって、海外作品を現地の人に受け入れやすくする事が目的の筈なのに、こんな「名前だけ日本にしました!」みたいな雑な仕事ばっかしてたら、むしろ読む気失せる人多くなるばかりなんじゃないかな……。
    少なくとも私は、韓国文化にも日本の読者にもリスペクトの無い、この手のローカライズは一切不要だと思います。直接ストーリーに関係ない話ばかりでごめんなさい。

    • 1
  2. 評価:3.000 3.0

    良くも悪くも小池一夫

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    英国の老舗オークションハウス、オリバー社の鑑定人・柳宗厳が、美術品を巡る真贋の闘いに巻き込まれて行くアート・クライム・アクション。
    主人公の柳宗厳は表向きは鑑定人ですが、実はフェルメールの贋作で有名な「ヒトラーを欺いた天才贋作師」ハンス・ファン・メーヘレンの息子、アダムス・メーヘレン直々に贋作造りを叩き込まれた超一流の贋作師でもあり、そのスキルを十二分に駆使して、オリバー社を狙う様々な敵と戦います。
    中でも、柳に強烈な愛憎を抱きつつも敵対する、日本財界のフィクサーの娘・ユミを罠に嵌める為、この世に存在しない「ミケランジェロのクレオパトラ」の絵を造り出し、運命のオークションに挑むエピソードは面白かった!専門家を欺くルネサンス絵画を捏造するため修道院から400年前の埃を取ってくるとか、知ってても絶対使えないトリビアが普通に面白いんですよね。この辺り「メーヘレンの後継者」として説得力があって素晴らしかった。
    また、作画の叶精作先生がべらぼうに絵が上手いので、きらびやかなオークションと、そこに飾られた「ミケランジェロの幻の作品」が出されるシーンが豪奢過ぎてヤバいです。
    ……が、話が進めば進むといつもの「美女とセセセセとガンファイト」な小池一夫アクション作品になってしまうのが惜しい。コーザノストラと戦うにしても、イタリアマフィアなんて昔から贋作盗品捌いてんだから、ガンファイトじゃなくてオークションで騙し騙されの頭脳戦やって欲しかった……。
    後半になると、最早ジャンルさえ行方不明です。一○会モデルとおぼしき政治結社のオバハン頭首が、手から闘気エネルギーを放って攻撃してくる……という、恐らく全読者をポルナレフ状態にしたであろう超展開の中、ジャンプして攻撃を避けた柳が空中で何故かスーツを脱ぎ捨てて全★裸になり、オバハンを前★後してしまった場面では、もう何読んでるか分かんなくなってきて死ぬほど笑ってしまいました(笑)。
    途中からもうオークション関係ないし、小池作品にありがち過ぎる竜頭蛇尾なラストではありますが、逆に展開が読めなすぎて飽きないと思います。「クライング・フリーマン」のノリがいける人なら楽しめる筈!

    • 1
  3. 評価:1.000 1.0

    合わなかった……

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    芸能界モノもサスペンスも嫌いじゃない。でも、見事なくらい合いませんでした……。
    誰が相手であれ、16歳のアイドルを妊娠させたって時点でまず「うわっ」てなるし、推し活やってた医者がそのアイドルの子供として転生(記憶ありで)したのがもう無理でした。崇拝対象か恋愛対象か知らんが、母親を女として見てる赤ちゃんの存在が個人的にキツすぎる。当然ながら、サスペンス部分にはたどり着いてすらいません……。
    進撃金カム鬼滅呪術薬屋フリーレンと、大ヒットしたアニメは原作共々お気軽にハマって楽しんで来たけど、こんなに大人気なのにハマれない作品は初めてでした……。「かぐや様~」「君は淫らな~」も途中でリタイアしたし、私この作者さんコンビの作品が、多分肌に合わないんだと思う。残念ながらここでギブアップです……。

    • 2
  4. 評価:1.000 1.0

    サイコホラーか?

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    沢山広告出るんで読んでみました。
    恋愛モノの韓コミで、相手役の男キャラがDVモラハラな確率って今んとこ打率10割近いんですけど、中でもこの作品は飛び抜けて酷い。何でこんな男をヒロインの相手役として造ったのか、想像さえ出来ないほど酷い。
    まず結婚してないのに愛人扱い、都合よく他の女からの弾除け扱い、虫けら以下のペット扱いって時点でトリプル役満、挙げ句キレて叩き出した愛人が居なくなれば、しつこく追いかけてって恫喝からの強制復縁要請(サツ害を仄めかしながら)。もうDVモラハラに関してはトリプル役満通り越して国士無双。「実は守りたかった」とか寝言は寝て言えっつーの。
    ヒロインもヒロインで好感が持てない。所謂内気なドアマットヒロインなんだろうけど、何一つ自分で成そうとしないのは内気じゃなくて愚鈍なだけ。自分の意思さえ持てないほど痛め付けられてるんだったら、もう愛人がどうとかいう呑気な話じゃないよね。
    恐らく「従順な女にほだされるヤンデレ俺様イケメン」を描いたんだと思うけど、このままDV男と寄り戻してしまったら、ハネムーン期にほだされて地獄に戻っていく共依存女のサイコホラーにしかならないと思う。

    何ていうか……全体的に男女観が古い作品だなと思いました。マンガってある程度、描かれた時代の世相や常識を反映するものだから、日本だと昭和の頃の少年マンガにあった露骨なブス弄りやセクハラ、女性への暴力や理不尽暴力ヒロインなんかは読者の支持を得られなくなって減ってるじゃないですか。コンプラが厳しくなったってのもあるけど、少なくともいじめや虐待描写が重要な作品でない限り、上記のような行為をするのは大抵悪役ですよね。例えば「薬屋のひとりごと」の壬氏がDV男だったら、あそこまでのヒット作にはならなかったと思う。そして、男女どちらの読者からも嫌われていたでしょう。
    この作品は、そういう「日本では廃れたアウトな男女観」が、未だ社会に生きてる国で生まれたんだなと感じます。韓国は創作物の細かい規制が日本より厳しいと聞くのに、女性向け恋愛マンガにおける男性の暴力表現を普通にスルーしてる辺り、やはり現代でも儒教の影響が強いんでしょうね。何かお隣の国の闇を、思わぬところで垣間見てしまった気がします……。

    • 13
  5. 評価:5.000 5.0

    服飾史に咲く「ベルサイユのばら」

    かのベルばらにもちょこっと登場した、マリーアントワネットお抱え服飾デザイナー、ベルタン嬢の一代記。
    作画が可愛く、ドレスのデザインがうっとりするほど素敵なだけじゃない、当時の繊維の相場やドレスコード、細かいマナーの類いまでしっかり調べてストーリーに活かされてるのが素晴らしい。当時の地位の低かったお針子の立場からどんな風にベルタンが立身出世していったのか、お仕事ものとしても歴史ものとしても、凄く説得力があります。
    女性が一人で身を立てるのが困難だった時代、生涯独身の身で王妃のドレスデザイナーにまで登り詰めた……というだけでただ者じゃない事が分かるベルタン嬢が、負けん気も努力家な面も、そして等身大の女性としても魅力的に描かれてるのが良い。ベルタン以外にも、後のデュバリー夫人となるお針子時代のジャンヌ・ベキュー、服飾店の同僚やマダム、シャルトル公の婚約者パンティエーブル嬢など、登場する女性達にそれぞれの違った魅力とドラマがあるのもいい。一話目のララお嬢様みたいな嫌ーな女も居るけど!何をやっても「女」の一言で一纏めにされてきた女性達に向けられる(今でも居ますけどね、すぐ「これだから女は」とか言う人)、作者さんの温かな視点を感じます。
    みやのはる先生の「ラ・マキユーズ」にも登場した、髪結い師レオナールとの関係も気になるところ。史実ではベルタン嬢は独身だったそうだし、今のところ恋愛には到ってない感じだけど、この二人はどうなっていくのかな。史実とは違って恋愛展開になったら、当時のヴィダルサスーンとシャネルがカップルみたいな感じだよねこれ(笑)
    冒頭のコンシェルジュリー牢獄のアントワネットに、命がけでスカーフを届ける場面にどう繋がっていくのか……楽しみに追いかけていきたいです。

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    心温まるオアシスのような

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    以前からちょこちょこTwitter連載読んでて、大好きな作品です。
    定番のトラック転生から悪役令嬢になったのが、子持ちのおじさん(しかも紳士)というのが最高に良い。定番の知識チート神様チートじゃなく、おじさんの長年の社会人経験と人柄の良さで難局(?)を切り抜けちゃうのが素敵。人の名前咄嗟に思い出せなくて、何とか知恵を絞って名前思い出そうとするの中年あるある笑
    中身はおじさんだけど、ハーレム狙いとかじゃないのも好きなところ。頑張ってるヒロインちゃんについつい親目線になっちゃうとことか、いかにも良き父って感じで心温まります。そりゃこんな実の娘とも仲良しな心優しいお父さんがinしたら、悪役令嬢になるのは土台無理ですよね。てかもう指先にまで神経行き渡った、社会人マナー完璧なただのハイスペック令嬢ですやん……笑
    絵柄もほんわか、話もほんわかしてて、老若男女問わず安心して読めるのがホント好き。エキサイティングで殺伐とした物語も嫌いじゃないけど、たまにはこんな小春日和のようなお話にのんびり癒されるのも悪くないよね。

    • 6
  7. 評価:5.000 5.0

    精緻でダイナミックな史劇の佳作

    正直何でレビュー少ないのか意味が分からんぐらいの良作。時は14世紀、英仏百年戦争初期(ジャンヌ・ダルクが登場するまさに100年ほど前)、フランスの戦場を生きる傭兵隊長ジョン・ホークウッドを描く戦史劇です。
    当時のヨーロッパの戦争は、互いに身分の高い捕虜を取っては身代金を支払い解放する、いわば上つ方の出来レースのようなもの。とはいえしっかり戦闘行為はある訳で、そこを担ったのが小規模ながらも私兵一軍を率いる傭兵隊長達。英仏百年戦争を描いたマンガは幾つかあるけど、この戦争の話で傭兵隊長を主人公にした作品はこれが初めてだったのでめっちゃ新鮮でした。
    この作品の主人公ホークウッド隊長は、身内で小競り合いを続ける小領主に雇われた事で、次第に戦火を拡大する英仏百年戦争に巻き込まれていくのですが、このホークウッド隊長と彼の率いる傭兵団の面々が、教科書では「領地を接する領主同士の小競り合い」と一行で済まされる小さな戦いの中で、豊富な経験と知略を生かし、最大限の利益を獲得するべく奮戦する姿は痛快の一言です。戦争のグランドデザインだけ考えがちな騎士の面々と違って、「目前の戦いにどうやって勝つか」「勝ってどのように利益が得られるか」を優先する彼らは、敵前逃亡も奇襲もお手のもの。現代人にも理解しやすい合理性とプロ精神を持ってるんだよね。
    また、膨大な軍資金をどうやって賄うか、賞罰をどのようにするか、といった中世の戦争の細かい裏側を、全く飽きさせずテンポよく描いているところも素晴らしい。「ベルセルク」や「ヴィンランド・サガ」でも傭兵の裏側を興味深く、かつ詳しく描いていましたが、この作品での傭兵団の描写は前述二作品にも決して劣りません。絵が上手く、背景描写のひとつも疎かにしない作画によって、鉄と血と泥の匂いさえ感じられるよう。
    キャラクター的には、やはりホークウッド隊長がカッコいい。仕事に手を抜かない、渋い大人の男の魅力が溢れてるんだよね。話が進むと、英国のブラックプリンスやらといった歴史上の将軍達とも刃を交える事になりますが(敵の面々がこれまた濃いんだ……)、史実では「歩兵の長弓が騎士の時代を終わらせた」と伝えられるこの中世の大戦禍を、ホークウッドがどう戦い抜いたか目が離せなくなると思います。
    未読の方は、まずはお試しを覗いてみて!冒頭の合戦シーンだけでも、面白さが一目瞭然だから!

    • 1
  8. 評価:5.000 5.0

    永遠のオール・タイム・ベスト

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    少女マンガ史上どころか、紛れもなくマンガ史上に残る大・大・大傑作。米ソ冷戦末期のアメリカを舞台にしたクライム・アクション……と一口に説明する事さえ躊躇われる、まさに吉田秋生という天才にして鬼才が生み出した、マンガ界のオーパーツのような作品だと思う。この作品にハマったお陰で、サリンジャーとヘミングウェイ読み出した人は少なくない筈!笑
    アニメ化前にも少し論争になってたようだけど、アッシュと英二の関係は、メタ的にはブロマンスかBLかは気になるところでも、本人達にはどっちでも良かったんじゃないかなと思う。
    実を言えば、初めてこの作品を読んだ少女時代、私は英二があんまり好きではありませんでした。こんなモブみたいな男の子の、一体どこにアッシュは惹かれたんだとさえ思ってたし。
    だけどそれなりに年食った今、何の気負いもてらいもなくアッシュを受け入れ、何があっても裏切らず真っ直ぐ見てくれた英二は、いつ崩壊してもおかしくなかったアッシュにとっては、どんなに得難い友だったろうと思うようになったんよね。作中では「普通の子だから」と言われていた英二だけど、人って年を取れば取るほど気負うし遠慮するし疑うようになってくものだから、10代の英二の「普通」とは、一足早く否応なしに成熟し、老いていかざるを得なかったアッシュにとって、氷河期に差し込んだ太陽の光のようなインパクトがあったんだろうな。何の理由もなく側に在ってくれる日だまりって、大人になればなるほどありがたいし愛しいもんなのよ……
    アッシュの死によって英二の心の半分もまた死んだのだろうけど、最終回の後日談「光の庭」のクライマックス、その「英二の死の結末」が語られたのがこの作品のあらゆるエピソードの白眉だと思う。ずっと封印していたアッシュの写真を映写機で写しながら、少し歳をとった英二が静かに涙を流すシーン。あの場面で、英二の心を道連れに逝ってしまったアッシュは、英二にこの先生きていくだけの魂を返してくれたんだと思ってます。私はこの話で、アッシュとセットではない、英二という一人のキャラクターが凄く好きになりましたね。
    初めて読んだ時、最終回は何とか泣かずに読めたけど、「光の庭」はもうボロッボロでした。正直今でも涙なくしては読めんわ……。
    永遠のオール・タイム・ベストです。

    • 3
  9. 評価:5.000 5.0

    不思議で忌まわしい唯一無二の世界観

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    機械と人が憎み殺し合う、独特の世界観に惹かれました。
    どこか中央アジアのような、それでいてどこでもないような、異形の機械生命体が跳梁跋扈する砂漠に、突然「神」と呼ばれて召喚?された女子高生。彼女がヒロインかな?恐らく現代日本人である彼女の血は赤く、ワークワークの人々の血は黒い……って事は、現代の人間とワークワークの「人間」は別の種族なんだろうか。
    機械から人間を守る「防人」の扱う武器、護神像のデザインもフジリュー作品らしい独特のフォルムでカッコいい。「封神演義」でもそうだったけど、どこか生体機械めいた機械のデザインが、不気味さもカッコよさもあって何とも魅力的です。メタリックなのにタンパク質的ってゆうか、人体と融合してても違和感を感じないんですよね。フジリュー先生の尖ったセンスは、やはり余人をもって代え難いわ……!
    七人の防人が扱う護神像の名前は、ゾロアスター教のアメシャ・スプンタがモチーフなんですね。そこはかとなく漂う中東~中央アジア的な世界観と何か関係があるのかな?個人的にゾロアスター教神話にはすっごく興味があるので(ペルソナでは死ぬほどお世話になったんだよアールマティ……)、最終回までお付き合いしたいと思います。ヨキさん好きなので生き残って欲しいな!

    • 0
  10. 評価:2.000 2.0

    既視感が拭えない

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    皆さん仰るように、やはり「わたしの幸せな結婚」に設定や展開、キャラデザが被っているのがどうしても気になります。「これどっかで見たな」がずーっと続くし。
    今やこの手の作品は浜の真砂の如く転がってますが、それでもここまで被せてしまうのは流石にちょっと……。せめて旦那さんの髪型変えるとか、なるべく似せない方向でのキャラデザは出来なかったんでしょうか。展開にしろキャラデザにしろ、オリジナリティという点では遥か古の大正ラブコメ「はいからさんが通る」の足元にも及びません。

    後は、やっぱり独占タテコミあるあるなディテールの雑さが気になりました。旦那さんの服装、流石にこれ大正じゃないでしょ。たとえ昭和初期だとしても、BBCのドラマ版「名探偵ポワロ」ぐらいの感じじゃないの?当時ならもう写真も沢山残ってる時代なんだから、少しググっただけでも資料出てくるよ……。
    キャラデザも、「わたしの~」に被りすぎなのはこの際置いとくにしても、あまりに平成の少女マンガ過ぎて主題にマッチしてないように思いました。ファンタジー作品である「わたしの~」とは違い、舞台が大正で太田母斑や視覚障害への偏見という重たいテーマを扱っているのに、キャラデザだけファンタジー寄りではどうも違和感があります。ハンディキャップ設定がファッション臭く見えてしまうんだよね。
    歴史ものではないので、そこまで厳密に実際の歴史に拘る必要は無いとは思いますが、読者に違和感を与えてしまう程おかしな表現では突っ込まざるを得ない。量産型の縦コミ系にしては続けて読めるし、面白さも光るものも感じたけど、敢えてこれに課金する程の魅力は感じませんでした。

    • 2

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています