牛の首2さんの投稿一覧

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評価5 50% 39
評価4 19% 15
評価3 6% 5
評価2 6% 5
評価1 18% 14
1 - 10件目/全68件
  1. 評価:4.000 4.0

    有能ヒロインの良作ファンタジー

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    なろう発の「白い結婚」モノでは一番好きかも。一見、愛人紛いの妙な女を囲う無能公爵に嫁がされたドアマットヒロインもの……とみせかけて、実は有能ヒロインの領地経営モノなところが好き。悪役令嬢モノでありがちな、突然生えてきた身分の高いイケメンに助けて貰う展開があんまり好きじゃないので、よく考えて自力で堅実に状況を打開しようとするヒロイン・オパールには好感が持てました。
    後、絵柄がとっても可愛い!お屋敷やドレスの描写も丁寧で美しく、オパールの素敵なドレスを見てるだけでも楽しい。個人的な好みの問題だろうけど、華やかで可愛い絵柄が多い令嬢モノの中でも、頭ひとつ抜けた魅力を感じる絵柄ですね。すっかりファンになっちゃいました。
    ただ、ご都合主義なところも多少気にはなります。ホロウェイ家の使用人達が、慕っている筈の主家のお嬢様の結婚の事情を知らなかったり、公爵と公爵家の使用人達が常識を疑う程の大バカ揃いだったり(ヒロインを引き立たせる為とは思うけど)。特に、政略結婚相手の公爵が無能+無神経なので、割と序盤は読むのが苦痛だったところもあります。
    とはいえ、先が気になって原作小説小説を読んでしまった程には面白かったし、原作の結末も私はかなり好きでした。丁寧な恋愛描写も良かった。原作のネタバレになるので詳細は伏せますが、有能ヒロインのお仕事モノや、白い結婚モノが嫌いじゃない方には、この先も安心して楽しめる良作だと思います。
    既に結末は知ってしまってるけど、なんとかあのラストまでたどり着いて欲しい。更新が遅くて焦れますが、最終回まで応援していきます。

    • 3
  2. 評価:3.000 3.0

    タイトルそのまま

    ギフト券を頂いたので読んでみました。
    心が読めるお姫様とツンデレ(実はベタ惚れ)皇帝、じれじれラブコメとしては可愛くて嫌いじゃないです。おずおずでもちょっとずつ新しい環境で頑張っていこうとするツィツィーは健気だし、嫌味がなくて好感も持てます。
    ……が、お姫様が他人の心を読める、という一点だけはユニークなんだけど、それ以外は普通の令嬢モノとさして変わらんし、何より書いて字の如くタイトル以上の事が何も起きてないのがな……。余りに展開が進まな過ぎて、ちょっと飽きてきますね。絵の可愛さも作風も嫌いじゃないんだけどね……。
    星は2・5と言いたいトコだけど3で。もう少し展開がスピードアップしてくれると嬉しいなあ。

    • 0
  3. 評価:1.000 1.0

    炎上から一年も経ってないのに、そしてまだ揉めてるのに新シリーズですか。少なくともモノクロ版のファンは買わないでしょ。

    • 21
  4. 評価:4.000 4.0

    華麗過ぎるRTA

    ネタバレ レビューを表示する

    他サイトで一気読みしましたが、此方でもまた読んじゃってます。シンプルに面白い!
    断罪前日に「乙女ゲーム世界に転生した」記憶を取り戻したヒロイン……まではテンプレ。ここから知恵に知恵を絞って断罪回避に奔走する悪役令嬢・アレクサンドラの奮闘振りは、まさしく心・技・体と少しの幸運を武器に闘う極限RTAプレイヤーの如しでした。頭脳がキレッキレ過ぎて、とても前世一般人とは思えないけどそこが良い!美貌の悪役令嬢たるもの、華麗に悪辣でなきゃね!
    キャラが魅力的なのもポイント。主人公アレクサンドラの美しさと貫禄は勿論、彼女の右腕になる侍女・セナイダが中々強かな曲者で好きです。最後にゃビックリの大出世しちゃうのも、ちゃっかりしてる上に痛快で良かった。
    恋愛的にお相手となるジェラールも、年下ながら男気あるイケメンなのが好感度高いです。婚約破棄モノでありがちな、突然生えてくるよくわかんないイケメン王子はあんまり好きじゃないので、こういう一本芯の通った真っ直ぐな男の子はストレートに魅力的ですね。24時間RTA中なのに、しっかりした恋愛描写があったのもポイント高いです。
    あまり話を引き伸ばさず(RTAだけに引き伸ばせなかったのかもだけど)、サクッと短く終わったのも良かったと思います。断罪イベント後、芋女の○○が○○するとかいう大どんでん返しをぶっ込まれて、ホント最後までどうなるか余り読めなかったのも大変良かった。一風変わった令嬢モノとして、なかなかの佳作だったと思います。
    惜しむらくは、ラストがめちゃくちゃ駆け足だった事でしょうか。元婚約者の末路とか、アレクサンドラの結婚式とか、もーちょっと尺取って欲しかったなー。ラストシーンがすっごく素敵だったので、そこだけが残念と言えば残念です。

    • 0
  5. 評価:1.000 1.0

    これはアカンわ……

    これどう見ても「王家の紋章」ですよね。いくら何でもまだ連載中の作品の根幹設定を、無許可でほぼトレースとかアカンでしょ。知的財産に対する認識甘すぎて引くわ。違うのキャラの名前とヒロインの出身地ぐらいやん……。
    ギャラリーフェイクの縦コミ版にも同じように思ったけど、過去の名作をダシに作品を出したいなら、せめてオリジナルに最低限の敬意を払って欲しいわ。昔のマンガは量産型縦コミの為のフリー素材じゃないんだよ。

    • 72
  6. 評価:2.000 2.0

    縦スク作品の中では良作。でも……

    転生モノの韓コミの中では、かなり読める方だと思います。テンプレモラハラ男や頭おかしい悪役などは居らず、男尊女卑の風潮色濃い宮廷社会で男装して頑張るヒロインにも好感が持てる。
    ……けど何かこう、今ひとつ物足りないんだなー。男尊女卑色濃い宮廷社会での女性のエンパワメントて点では、TONO先生の名作「カルバニア物語」がそれは見事にストーリーを通じて描写してるし、コルセットからの解放云々という時代風俗の変遷にしても、もとなおこ先生の「コルセットに翼」に比べると、どうしても物語全体が薄く感じてしまいます。異世界転生してデザイナーに、という設定自体も、なろうの女性向けジャンルでは何年も前からよく見るシチュエーションだし。
    「カルバニア物語」「コルセットに翼」は男装女子や若い女王、男尊女卑時代に職業婦人として自立する女性などがメインキャラで、単行本で10巻を越える長さで彼女たちとその周囲を描いた群像劇でもあるので、単純にこの作品は前述の作品に比べて圧倒的に本編の尺が足りなかった、という側面もあるかもしれません。以前も別の作品のレビューに書いたけど、縦コミはグラフィックノベルに近く、1スクロールで表示出来る情報量がマンガに比べて少ないので、こうなってしまうのは仕方ないかもしれないんだけどね……。
    とまれ、フルカラー縦スク作品の中では、かなり良作だったと思います。

    • 1
  7. 評価:2.000 2.0

    シチュエーションと設定の齟齬

    ギフト券を頂いたので読んでみました。
    んー……絵柄も綺麗だし、ヒロインも健気に頑張る娘で可愛い。この手の和風嫁入りモノの中ではかなり丁寧な展開で、テンポもそこまで悪くない。ヒロインと死神さんがどうなるのか、と気にならない訳では無いんですけど、序盤の展開がちょっと……。
    舞台は明治40年との事ですが、いくら戦前が舞台でも「疫病=死神を鎮める為に娘を生け贄に捧げる」設定は無理すぎる!超閉鎖的な、文明開化何それおいしいの?みたいな山奥の因習村が舞台ならともかく、20世紀初頭の東京でこの設定はなんぼなんでも無いわ……。
    後、よくある和風嫁入りモノだけに、先の展開がそこそこ読めてしまうのも難点。ちびっこのお母さんの話や、浅彦さんのバックボーンなんかにはオリジナリティを感じますが、肝心のメインキャラ周りがテンプレ過ぎてちょっとなー。私は読者の意表をついてくれる展開が好きなので、ここらへんが残念。
    絵もストーリーも割と好きなんだけど、シチュエーションと設定の食い合わせが悪すぎました。すみませんが星2つで。

    • 1
  8. 評価:4.000 4.0

    どちらにも違った魅力が

    スクエニ版も読んだけど、私はこのサンデー版の方が好きです。スクエニ版は絵柄が可愛くてあれはあれで魅力的なんだけど、こちらの方がテンポも良く、猫猫達の感情表現も豊かなのが良い!
    また、序盤の毒サツ事件ひとつ取っても、ミステリものとして「読ませる」というか、続きが気になるようなストーリー構成がサンデー版はかなり上手い。マンガ的面白さならこちらの圧勝ですね。
    ただ恋愛描写がこっちは若干弱いかなーと感じます。サンデー版が特別悪い訳ではないんだけど、壬氏→猫猫への片想い描写なんかは、スクエニ版のがグッときます。スクエニ版はプリンセス系の後宮モノっぽいというか、少女マンガっぽさを感じるからかな?単に私の好みの問題なんですけど。
    どういう経緯でコミカライズが2つあるのか全然知らないんですが、同じ原作で同じストーリー、でも見所と魅力はそれぞれ違う……というのは、なかなかユニークで面白い企画だなと思います。ミステリ重視ならサンデー版、ラブコメ重視ならスクエニ版と、続けて読み比べるのも楽しいかもしれませんね。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    現代の甲冑職人の心意気

    お仕事モノのマンガが好きで、男性向け女性向け問わずよく読むのですが、中でも1、2を争うほど好きな一作です。
    父が個人経営の紳士服専門店で働いていたので、イギリス式紳士服のセオリーや歴史については何となく知ってたのですが、イタリアンスーツの事は全っ然知らなかったので、国が違うとジャケットひとつ仕立てるのでもこんなに色々違うんだ……と目からウロコでした。イタリア式コーディネートではカフリンクス付けないのが普通だとか、このマンガ読むまで知らなかったよ……。
    一話完結のオムニバスで、あくまで主体になるのはお客様。そんなお客達の大事な商談に、ハレの日に、生涯一度の決断の時に身につける「勝負服」を、究極のアルテと遊び心をもって作り上げるオリベの姿には、まさにスーツ=現代の甲冑を造る職人としての自信とプライドが嫌み無く感じられて大好きです。ちょいちょい入る紳士服の蘊蓄も興味深くていいですよね。これからフォーマル多目なドラマや映画観る時には、スーツが気になってしまいそうです!
    特にお気に入りのエピソードは「最期の夢」。ほろ苦さを含みながらも読後感は爽やかで、その癖涙腺絞られるラストが最高です。良作のヨーロッパ映画を観たような気分になりました。
    続編も全部ハズレ無しの面白さだけど、シリーズではこの「サルト・フィニート」が一番好きかも。

    • 2
  10. 評価:4.000 4.0

    これはこれで良し!

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    原作勢です。アニメ化は知ってたけど、マンガ版あったのは知らなかった~。
    ゲーム内設定をご存知ない方に説明しますと、逆転裁判という作品は、

    「増え続ける凶悪犯罪に対応する為、容疑者逮捕の翌日から、有罪無罪を最長3日の裁判で暫定的に決める「序審法廷」というシステムが施行されている」

    というトンデモ設定のもとストーリーが進みます。現実に施行されたら誤認逮捕連発&弁護士過労死待った無しのヤバいシステムですが、裁判長をムチでしばき倒す検事やガチ霊媒師や大量のヒヨコを撒き散らしながら天に召される(召されてない)検察側の証人とか出てくるゲームなので、そんな事を真面目に考えてはいけません。考えるな!感じるんだ!

    一話目から早速、何回となくプレイしたお馴染みエピソードですが、改めてマンガで読むと新鮮ですね。原作より山野がおとなしめ(ヅラが飛んでないw)でちょっと寂しいですが、千尋さんと真宵ちゃんを一杯見れるだけでも私的に大変評価が高いです。あと、オバチャン笑
    まだ全話読みきってませんが、シリーズ随一の大エピソードにしてみんなのトラウマ「DL6号事件」編が凄く楽しみ!

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