2.0
お前は私のキャパを超えている
マッチングアプリで出会った女の子に即日実家に誘われ、ホイホイ着いていく。
その実家の村への道すがら、「この先命の保証なし」という立て札があるのに「あんな注意書き本当に存在するんだな」で流す。
村の入り口がまるで刑務所だと感じながらもスイスイ入ってゆく。
「景観保存地区」だからと、バッグにスマホに鍵に時計、全て取り上げられて平然としている。
マッチング彼女に胸を押しつけられただけで「まあいっか」とリセットされる。
この全てが、冒頭の第一話で提示される主人公の姿である。
駄目だ。
お前はいくら何でも私のキャパを超えている。
まあ、一話でレビューを書くのも失礼だから、それなりに読み進めてはみたけれど、共感できるとかできないとかそういうレベルではない主人公の馬鹿さ加減をリカバリーできる要素は、特になかった。
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火祭り村