中学校狂師 ~カラス女は許さない~

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あらすじ
昭和30年。瀬戸内海に浮かぶ明城島で、高校生・大鳥サキは母ひとり子ひとりの生活を送っていた。サキは地味な容姿と性格のせいで、クラスメイトから「カラス女」と呼ばれ、いじめの対象になっていた。特に都会的な雰囲気を持つマリコは、クラスメイトの前ではサキをかばうふりをしつつ、徹底的にサキを見下していた。逃げるように島を出たサキだったが、不幸続きのサキをよそに、のうのうと暮らす女たちに再び会いに島に舞い戻る。そう……復讐を果たすために!!
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みんなのレビュー
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3.0
忘れられた設定
オーソドックスな復讐モノで、特筆すべき点もないが、派手な破綻もなく、わりに丹念に作られている印象は持った。
ただ、ちょっと気になるのは時代性で、「昭和30年」という設定には首を捻った。
時代を感じさせる描き込みみたいなものはほとんど皆無で、舞台が現代であると言われても何の違和感もない。
つまり、昭和30年をまるで描けていない、ということになる。
というか、作者もその設定、忘れてないか?
登場人物の一人が「私の株は爆上がりだわ!」とか言ってるし。
昭和30年に「爆上がり」はないだろう。
おそらく、舞台となる島が、名家の娘一人に実質的に支配されている、という前近代的な共同体の存在に説得力を持たせるために、時代設定を現代から外したのだろうが、それならそれで、もっとちゃんとしてくれ、という気にはなった。by roka-
67
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3.0
マリ子最悪
閉鎖的な島社会で、島社会を牛耳る金持ちの娘が、最悪な性悪女。
ヒロインにカラス女とあだ名をつけて苛めた男子も、許せない。好きが高じてとか理由にならない。かくいう私も幼い頃、太めの体系や鼻を男子になじられた記憶を思い出してしまった。
子供って残酷なことを平気で言葉に出しますね。でも、ナジなられ苛められた側は、一生心の傷になって、忘れたくても忘れられないほどトラウマになって残るのですよ‼️
私は復讐しようとは思わなかったけど、私を苛めた相手を憎みました。by Since 1975-
19
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5.0
NEW下民区域立入禁止!というパワーワード
この作品の設定突っ込みポイント的なものは楳図イズム的なもののひとつで私は気にならなかった。そこは主軸ではなく。
昭和の時代、生まれた島での陰湿ないじめというよりもはや犯罪、虐待を受けたサキは親とともに失意の中、島を出て苦労して生きた。
化粧を覚え人生を変えたサキは復讐のため教師になって島へ別人として戻り過去に虐待された同級生を血祭りに上げ、島の全てのカーストのトップオブトップでありいじめの元凶であるマリコへの復讐のためゴミをあさり権謀を巡らせ島人の人心を掌握しマリコの旦那や息子をそそのかし…
内容は復讐サスペンスだが、村の絶対的カースト支配の中、下民降格という壮絶な処罰を受けた人間は下民区域にて強制労働を強いられ、下民の子いじめ、下民の中での権力闘争など人間という生き物は何か?が描かれています。サキ家族が島から出奔せざるをえなくなったのも下民堕ちが元凶…
そしてマリコの権力、マリコの異常ともいえる息子への執着からくる異常な罪、自分が絶対が故のおぞましい過去。
マリコに絶対服従の旦那は実はサキの… ということでサキは肉体関係のみならずプラトニックな部分まで入り込みその本懐を果たす という肉々しさが読み応えあります。
サキは美しさとともにに復讐に目覚め美しさの仮面を被り…使い。
マリコは生まれながらにして恵まれた美貌、それは権力の裏打ちであり村を絶対的支配する女帝。
2人ともとても美人に描かれています。冷たい美人に。by koremune-
0
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2.0
井の中の蛙
昭和30年代の島での物語。
時代的にも立地的にも全く情報が入らず、その島だけで1つの“国”だったのは想像がつく。
女王として君臨しているマリコと取巻きたち。
容貌からイジメを受けるヒロイン。
この構図は、違う超大作(美醜の…)でも見れたよね。
少し違ったのが、そのヒロインを庇った男子がいたこと。
それはヒロインにとって救いでもあったけど、だからこそ追い詰められる要因にもなったわけで、本当に醜いのは誰だよ⁉と。
まー、お決まりの復讐劇だわな。
再び登場したヒーローになり切れなかった男子の情けない現状を見たとき、もういいや…と思ってしまいました。
課金はしません。by ぼちりん-
6
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4.0
NEWいわゆる復讐もので、これからどういった手段で主人公がマリ子に復讐を遂げるのかが気になります。そしてその後は主人公にも幸せになってほしいと思っています。最後まで読んで見届けたいです。
by ひまわりの種が好き-
0
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