繕い裁つ人
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あらすじ
服に命を宿す人。どこか懐かしい町並みに響くミシンの音。祖母の志を受け継いで、その人だけの服、一生添い遂げられる洋服を作り続ける。そんな南洋裁店の店主・市江(いちえ)と、彼女の服を愛してやまない百貨店企画部の藤井(ふじい)。微妙な距離感を保ちながら関わる二人と、服にまつわる人々の思いを描き出す、優しい優しい物語です。
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みんなのレビュー
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実写映画化★秀作です!
出だしから ノスタルジック。。
仕立て屋の二代目店主である ヒロイン市江と
彼女の技術と洋服を高く評価している
百貨店企画部のイケメン社員 藤井
二人の 何とも言えない絶妙な距離感に 痺れます☆
市江に 仕立てを依頼する人々の人間模様が
温かく心に沁みて ほっこりしますが
徐々に 心の奥底の深い部分まで
引きずり込まれるような機微描写に魅せられます
漫画だけど 小説を読んでるような感覚で
胸いっぱいになる。。 オススメです☆by ティア-ひん- 20
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5.0
一言で言うと「暖かい」
たった今読み終わって、とても穏やかな気持ちで満たされています。絵もストーリーも派手さは全くないけれど、読んでいる間じゅう、まるでひなたぼっこをしているようにあたたかでゆったりした時間が流れていました。
物を大事に大事に使うこと、相手の気持ちを尊重すること…子供の頃に教わり、大切なことだとわかっていたはずなのに、知らぬ間に随分ないがしろにしていたんだなぁ、と気付かされました。「どうせ100円ショップで買った物だから」と、壊れたら躊躇せずにポイポイ捨ててしまうような自分を恥じました。
ちょっとした一言や出来事が、水面の波紋のようにじんわ〜り胸の中で広がっていく作品です。by りんるんろん- 7
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5.0
静謐な世界
シンプルな画風の中に五感が冴え渡る作品です。特に音が生み出す行間がステキです。主人公の人生に気になる男性の人生が交叉し、また他の登場人物の人生も交叉していく様は心地よささえ感じます。みな一つや二つ悲しみを抱えていますが、それぞれの生きざまに感銘を受けること間違いありません。派手でなくとも、丁寧に生きていきたいと思わせてもらえました。
by 座敷犬- 5
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5.0
職人魂
余分なものを削ぎとって 必要なものだけ、ただあるような、美しい絵と空気感…
時代の流行に媚びることはなく、師匠である祖母の技術と精神を受け継ぎ、一生着れる服を創り出す。
そして、先々お直しの出来る配慮のあるデザイン。
オーダーメイドは 本当の意味のエコですね。
「安くてすぐ飽きる者に南(洋裁店)の服はふさわしくない」と若者に一喝したおじいさん。
デパートのブランド化も断り、「顔の見えない人の服は創れない」に 痺れました。続きが楽しみです。by 兼白布- 1
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5.0
暮らしの手○みたいな世界観w
ちょっと偏屈で変わった、強いこだわりとセンスの塊のような登場人物達がみんな魅力的。
何かを作り出せる技術があるって、本当に素敵で羨ましいな〜と、心の底から思わされる作品。
デパートの藤井さん?と同じく、どんどんイチエさんのファンになっていくと同時に、客として登場する色んな人のエピソードがどれもイイ!
現実的な、家庭や職場でありそうな人間関係が描かれているから面白い。
自分も服を作ってみたくなるし、いい物を買って大事に着ようと思わされるwby トマオニ- 0
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