ナタリーは戦争の代償として他国の貴族に嫁ぎ、そこで激しい嫌がらせを受けていた。夫にまで「死んでみろ」と挑発され、怒りと失望の果てに自ら命を絶ってしまう。彼女が目を覚ますと、十年以上前に時が戻っていた。絶望の未来を変える人生の第二幕が、今始まる―。

マーガレット公爵令嬢は家人に虐げられ、婚約者の王子も義妹の嘘を信じている様子で、幼い時から彼女にだけ見える妖精だけが支えだった。それは亡くなった母との秘密だったが、妖精とのお喋りを伯爵家の堅物ルイスに見られてしまい…！

王太子の婚約者となったラシェルは、聖女に悪逆非道な行いをしたことで婚約破棄され賊に殺されてしまう。死んだと思ったラシェルが目覚めると3年前に戻っていて、今度はこちらから婚約破棄しようとするもなぜか王太子が拒否してきて…？

戦に負けた代償として義姉の身代わりで戦勝国へ嫁ぐことになった王女エデル。相手は野獣のような体で闘うことしか能がないと噂の蛮族の王。しかし結婚の儀の日にエデルが対面したのは、瞳に理知的な光を宿す黒髪長身の美しい青年で――。

ソフィアは「次の人生は誰かと幸せに暮らしたい」と願った魔女の前世を思い出した。「ハズレ姫」と呼ばれ虐げられている現状を、祖父である陛下に訴えてみて、改善されなかったら王宮を出て生きていこうと思ったのだけど…あれ？私…意外と愛されている？