薫る花は凛と咲く
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あらすじ
とある場所に、隣接するふたつの高校がある。バカが集まる底辺男子校・千鳥高校と、由緒正しきお嬢様校・桔梗女子。そこに通う紬 凛太郎と、和栗薫子が出会い…。“近くて遠い”二人が織りなす、鮮やかな青春彩る学園物語!!とある場所に、隣接するふたつの高校がある。バカが集まる底辺男子校・千鳥高校と、由緒正しきお嬢様校・桔梗女子。強面で物静かな千鳥高校2年・紬 凛太郎は、実家のケーキ屋の手伝い中にお客として来ていた少女・和栗薫子と出会う。薫子との時間を心地よく感じる凛太郎だったが、彼女は徹底して千鳥を嫌う桔梗女子の生徒で……!?
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みんなのレビュー
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おとこのこの夢、詰まっています
凛太郎と薫子の関係は、さしずめのび太くんとしずかちゃん、あるいは和泉くんと式守さんといったところか…。世間的には残念な男子が、なぜかしらハイスペック女子に愛されまくるという男の子の夢、詰まっています。
少女漫画だと、平凡な女子がその内面の豊かさ故に、王子様男子に溺愛されるというシンデレラストーリーが鉄板ですが、こちらは、その逆バージョン。お嬢様学校に通っていて、可愛くて、頭が良くて、ちょっぴりズレていて、その上性格もよいなんて、現実にはいないいない。そんな素敵な子が、地域の鼻つまみ高校に通っていて、強面で、万年赤点予備軍で、金髪ピアスで、不良と思われている男子と友達以上になるなんて、99.9%あり得ない!だからこそ、凛太郎その人を見て、誠実に付き合おうとする薫子ちゃんの存在は、リアルな一般女子に対して夢をもてない男子に残された、最後の希望ともいえるのでは?
タイトルの「薫る花」は薫子のこと、「凛と咲く」は薫子の揺るがない態度、生き方を表していると同時に、「凛太郎とともに花開く」という意味も掛けているのでしょう。綺麗事だけでは済まされないこの世の中、二人にも多くの分岐点が待っていると思いますが、男の子の夢だけではなく、大人の夢も叶えてくれることを信じて、この二人と素敵な仲間たちを応援していくつもりです。by Mayaya- 37
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5.0
心温まるお話です
配信分読みました。
ヤンキー高に通う強面でも優しい凛太郎くんと、お嬢様高に通う明るい薫子ちゃん、この2人の心優しいお話です。
互いに嫌い合う高校だけど、体裁や外見でなく中身で好きになったところ、お互いそれを分かっていて不器用ながらもきちんと言葉にして相手に伝えるところが、涙なしでは読めません(笑)
もう何度も泣きました(笑)
凛太郎くんや薫子ちゃんの友達の友情も描かれていて、それぞれのキャラクターに焦点をあてて、その子の心情なども丁寧に描かれているので、感情移入しやすいです。
高校生ながらの不器用なところもあるけど、みんな良い子ばかりです。
後半に進むにつれ凛太郎くんの両親の話にもなりますが…子を持つ親としての心配と成長の喜びのところで、そこも目頭が熱くなって涙しますね(笑)
52話の「薫子と凛太郎」を読んでて、1~3話の「凛太郎と薫子」に繋がるんだなと思いました。
1~3話は凛太郎目線の話、52話は薫子目線の話、この時この場面でこんなことをお互い思ってたんだなぁと思うと、自分の中で感動して、それでも飽きずにまた全話読んで楽しんでます!
まだまだ話途中なので、これからの2人の話、友情、進路、学校問題などなど楽しみにしてます!
文句なしの☆5です!
あと、少女マンガかと思って読み進めてたけど少年マンガでした。
ぜひ男女問わず読んでほしい作品です!!by ちゅぱみ- 12
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5.0
大好きです!
見た目だけで一括りに「ああいう人たち」と決めつけられがちな中、薫子ちゃんは その人の本質を真っ直ぐに見つめることが出来る素敵な子です。凛太郎も、いろんなことを諦めながら生きてきた中、薫子に出会い ありのままの自分を受け入れてくれる薫子を大切に想い、また一緒にいてくれた仲間にも自分の気持ちを言葉にして伝えられるようになっていく。とにかく、みんな 優しい人たちで、大好きな世界です。
by おもっちぃ- 0
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5.0
小さい頃から外見が怖いと言われ、お友達に否定的な事しか言われてこなかった凛太郎君。色々な事を諦め、頑張る事も自分の気持ちを伝えることも躊躇してしまうようになった彼。高校生になり仲間は出来たもののどこか一線を置いてしまっていたが、薫子ちゃんとの出会いをきっかけに少しずつ変わっていくという物語。
私立桔梗学園の名門女子校に通う薫子ちゃんは食べることが大好きなとても可愛らしい女の子。成績も学年トップを常にキープしている頑張りやさん。そして桔梗学園の隣にある底辺校の都立千鳥高等学校。この高校に通っているのが凛太郎君。
桔梗学園は学校全体で生徒も先生達も千鳥を良く思っていない為、決して関わりを持たないように指導されていた。
そんな二人の出会いは凛太郎君のお家が営んでいるケーキ屋さん。常連の薫子ちゃんは昔、 凛太郎君に傷心していた時に助けられ恋に落ちる。凛太郎君はそんな事は知らず薫子ちゃんがケーキを食べに来た時に出会いひょんな事からお友達になる。
彼女との出会いで勇気、元気、自信と色々なものをもらい初めての感情も芽生える。
凛太郎君の内面をきちんと理解してくれる人がこの作品の中では沢山出てくる。両親は1番の理解者だし、高校で出来たお友達もちゃんと分かってくれていて、とても心が温かくなる作品。
段々と友情が深まっていく様子や薫子ちゃんの親友で1番千鳥を嫌っていた昴ちゃんの心情、初めての恋心の心情、凛太郎君の両親の特にお母さんの心情。この辺りが丁寧に描かれていて、どのキャラクターに感情移入しても楽しく読める作品でした。
私は凛太郎君のお母さんの気持ちになって読んだ時は涙が止まらなくなってしまいました。金髪にピアスを開けたお母さんの行動にも沢山の愛が詰まってる。
少女漫画の様なドキドキ、キュンキュン、ハラハラみたいな波があるわけではなく、ただただゆっくりと育まれていく好きを穏やかな気持ちで見守っていたい作品。付き合ってからもキスシーンの1つもないのですが、2人の愛が感じられます。
私にとって少年漫画は初めてだったのですが、とてもいい作品に出会えました。
この作品に出てくる凛太郎君の周りのお友達も薫子ちゃんも自分の気持ちを言動で素直に伝えてくれる所も魅力ポイントです。
最新刊では、桔梗女子の歩みよりがありそうな所で終了。
そろそろ最新刊も出るみたいなので楽しみです。by 梅とうがらし- 5
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5.0
何なのみんないい子!撫で回したくなるわ。
ケーキが好きなお嬢様学校桔梗女子イチ成績がいい努力の子であり、素直な子薫子ちゃんと、見た目と身長の高さから誤解されがちな真っ直ぐな子凛太郎くんを中心に話が進むお話。
コレただの恋愛ストーリーじゃないんだよね。
お嬢様学校とバカ高校の謂れのない区別。
ふたりを取り巻く友達同士の誤解と理解。
見た目や環境からの思い込みや思い違い。
でもみんないい子で真っ直ぐで素直で不器用で。
ただ惚れた腫れただけではない、じっくり読みたくなる話が続いていくけど、このゆっくりさがいい。
これはヤンキーとメガネちゃんみたいな感じなのかな?と思って読んでみたらそうじゃなかった。ギフト券から読んでみたけど、少女漫画みたいなドキドキとかザマァとかはないので安心して読める。by いちごとあんこ- 4
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