Mayayaさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全1,152件
  1. 評価:5.000 5.0

    幸せに生きるために〜道子の選択

     美しく、逞しく、強かなヒロイン道子。どこか浮世離れした、気のいい風情の兄栄人。シニカルな目で世の中を見つつも、純粋さが見え隠れする弟譲。この三人が作り出す三角関係は、二等辺三角形?不等辺三角形?…正三角形でないことは、確かです。ヒロイン道子の視点で物語は描かれていますが、実はどこか高い場所から、栄人がこの顛末を俯瞰しているような…そんな印象さえもってしまいます。
     紅をさす指って、薬指じゃなかったっけと思いつつ、小指は約束を確かめる指。誰との、何の約束を示唆しているのでしょうか。道子が、自活のために始めようとしている、化粧品雑貨店の商売の行方と相まって、とても気になるところです。そして、もう一つ気になるのは、譲の存在理由…栄人のためだけ?単なる華族の後継ぎとその弟という以上の、もっと複雑な事情が、この二人にはありそうです。
     冒頭の垢抜けた洋装の道子は、何年後の設定なのでしょう。そして、その手を取るのは、栄人なのか譲なのか…現代では考えられない、時代と身分と価値観に翻弄される三人、彼ら全員に幸あれと願いつつ、今後の展開を見守ろうと思います。

    • 119
  2. 評価:5.000 5.0

    147年の時を越えた夫婦漫才(笑)

    「鳥籠のお姫様」のタイトルから、鳥に姿を変えられた(白鳥とか金糸雀とか、美しく儚いイメージの鳥)美しいお姫様が、黄金の鳥籠に囚われて…な〜んて勝手にイメージを膨らませていたら、はい、鶏!?それも、おそらく白色レグホン?あの、卵を産ませるための?昭和の時代に夜店では、雄ばかり売っていた?ソリア姫にフラれて、呪いをかけた魔法使い殿、相当イヤミなタイプのようです。
     そして、呪いを解くため…というか、国の未来を憂えて荊の道を乗り越えてやってきたクロシア皇帝レノク、普通なら姫に一目惚れしてめでたしめでたしとなるところなのに、相手は白色レグホン、そうそううまくいくはずもない!かくして、147年の時代を越えたプレ夫婦漫才の始まりです。
     とにかくこの二人、あーいえばこーいうで、お互い歩み寄ろうとか共感し合おうとか、そういう色っぽい話は全くなし。これで、Love路線にもっていけるの?という感じですが、これだけ飾らずに、本音を言い合える相手って、そうそういないよね?その事実に、どちらが先に気付くのか、今後の展開が楽しみです。
     聞けば、レノクは真面目に皇帝業に励み過ぎて、いまだDTのもよう…そこも萌えポイント。ソリアに呪いをかけた魔法使いの存在や、147歳の年の差?をどうするのか、まだまだ気になるところはありますが、1話に一度は必ず笑える夫婦漫才、星5でおすすめです。

    • 181
  3. 評価:5.000 5.0

    くれなゐの繭子

     商家の箱入り娘と思いきや、ヒロイン繭子の何と逞しく、柔軟で、視野の広いことか…。そもそもお嬢様、燃え盛る家屋の中に、使用人の娘を助けに入ったりしないし。そして、人生において、知識を身に付けることが、最大の財産になることを知っているから、弟に勉学を続けさせようとする。父親の教育の賜物であろうが、本人の聡明さにも由来していると思う。
     元婚約者は、嫌な男のテンプレ的立ち位置だが、彼女を苦界に放り込まなかったことだけは、評価したい。女性に肉体労働は珍しい的に描かれているが、農家や炭鉱において、当時の女性は立派な働き手。どんなキツい仕事でも、真摯に取り組む繭子の姿は潔い。そして、自分の頭で考え、目の前の課題に対して、最善を尽くそうとする姿勢が、見る目のある人間の目に留まらないはずがない。
     静也と繭子の新しい関係は、始まったばかり。タイトルの「くれなゐ」は、静也の目に映った繭子の姿に起因しているのだろうが、心を燃やして強く生きようとする繭子そのものを表している気もする。新しい「大正」という時代に相応しい、対等な関係を二人が築いていってくれることを、心から願っている。

    • 149
  4. 評価:5.000 5.0

    偶然と必然を味方に、運命を切り拓け!

    「マイ・フェア・レディ」或いは「プリティー・ウーマン」的な、何も知らない普通の女の子が、裕福で酔狂な紳士の手によって、美しい女性へと変身を遂げる物語かと思ったら、全然違いました。これは、アデル・ビビ、又の名をアデライデ・ブオナパルテが、命をかけて戦い抜くサバイバルストーリーです。
     残念ながら、ヒーローのチェーザレは、今のところクズです。目的のためなら、手段を選ばない冷酷な男。政略結婚なんて、ササッと受け入れてしまいそうなのに、何としてでも拒否ろうとする相手のルクレなんちゃら?…きっと、その上をいくトンデモ女なんだろうな…(笑)
     その分、ヒロインのアデルが、とっても素敵。醜く変装して美しさを隠しつつ、地道に真っ当にここまで生きてきました。自分にできる方法で知識を身に付け、今、生き残るチャンスを掴もうとしています。その美しさ、賢さ、大胆さ…貧民街で育っただけの、並の孤児とは思えません。チェーザレの両親が失踪した時期や、彼と彼女の瞳の色を考えれば、彼女の出生の秘密「よもや…!」とも思いますが、まさかアデル&チェーザレルートを潰すことは、あり得ませんわね。
     さて、アデルがこれまでの女性とは、全く違うことに、本当に気付き始めたチェーザレ。このまま計画どおり「上流社会」を騙し切るのか、それとも、「真実の愛」とやらに目覚めるのか…全ての鍵は、アデルが握っているような気がします。

    • 275
  5. 評価:5.000 5.0

    愛しさと、刹那さと、

     冒頭から悲劇の予感…「真実の愛によって かけられた魔法が解けるのは お伽話の世界だけ」
    これは、ラビとステラの行く末を、暗示した言葉なのでしょうか。
     100年に一度供せられる「生贄の花嫁」に、妹の代わりに志願したステラ。家族を失った経験があるが故に、家族の大切さを知っている彼女、そんじょそこらのお嬢様とは、肝の座り方が違います。ラビが陰なら、ステラは陽。ともすれば、暗くなりがちなストーリー展開を、彼女の明るさが救っています。
    「青い薔薇」が、とても印象的。自然には決して発生しないという、その色の薔薇は、不自然に生かされてきたラビそのものを、さりげなく象徴しているのでしょうか。契約で始まった二人が、信頼し合い、やがて、愛し合うようになる中で、「呪い」を解こうと奮闘しますが、そこには、様々な障害が。
    「メテオール」とは、フランス語で「流れ星」を意味するとのこと。あまりにも長い間、全てを諦めてきた吸血鬼と、自由な心をもち、生きる力に溢れた貴族令嬢との恋物語。それは、流星のように美しく輝き、そして、儚く消えていくのか、それとも…。冒頭、ステラが残した言葉「二人一緒に 太陽の下で笑い合う夢を 諦めないで」に繋がることを信じて、星5です。

    • 151
  6. 評価:5.000 5.0

    ヒーロー目線の匂わせ転生回帰物語?

     この手のお話のパターンって、大体知り尽くしたつもりでいたけれど、そっかー、まだこの切り込み方があったかーって感じ…ヒーロー目線で語られる物語、新鮮です。
     そのヒーローのレイヴンに関しても、ネタが小出しにされるせいで、飽きない、興味が尽きない。冒頭で、ん?現代人既婚者からの転生者?と匂わせ、途中エステレラの記憶の中に登場するあたり、回帰者?と匂わせ、百戦錬磨の遊び人という触れ込みだったのに、エステレラとのちょっとした触れ合いで、顔を赤らめ…う〜ん、レイヴンよ、どっちなんだいって、ツッコみたくなります。ま、あれほど回避し続けた結婚を、妹を犠牲にするよりはと受け入れたり、自分が去った後の、部下たちのことを慮ったりと、クズ公子らしくない行動なんだよね…。
     一方、ヒロインのエステレラも、訳あって悪女のふりをしている、実はお嬢様。こちらも、どうも回帰者らしいし、それどころか最強の「聖女」の可能性?エリアヒールができるのは想定の範囲内だとしても、魔物をビンタ?!当たり前だけれど、素手で!こりゃ、新しい…です。
     タイミングよく匂わせたり、ネタを小出しにされたりしているので、美しい画とともにストーリーにも惹きつけられ、興味の尽きない展開になっています。帝国一のクズ遊び人と冷血悪女カップルかと思いきや、実は、狼の毛皮を被ったワンコと真面目聖女との純愛物語かも…?!二人の行く末が、とても気になります。

    • 162
  7. 評価:5.000 5.0

    開き直りの美学

     流されるまま受け身で生きるか、目標を定めて主体的に生きるか、どちらの生き方でも構わないと思う。ただ、もし同じ人物が、二つの生き方をどちらも経験できるとしたら…きっとその二つの生は、大きく違ったものになるだろう…「千鶴の夜明け」これは、そんな物語。
     1周目の千鶴は、自分が「育ててもらった」引け目から、全て周囲の意のまま、流されるままに生き、その結果、大きな後悔を残して、愛する人藤四郎を失った。
     対する2周目の千鶴は、自分が生贄となる運命は受け入れつつも、そこに後悔を残さないよう、能動的に生きることを選択する。人間は、経験を重ねることによって、賢くなり、主体的に動くことによって、相手に先んじることができると、千鶴の行動から学ばされる。そして、千鶴が変わることによって、1周目では本音で向き合えなかった藤四郎との関係も、新しい局面を迎えることは、想像に難くない。何せ本当は、「一途な旦那さま」ですから。
     そもそも「生贄」とか「人柱」とかは、ときの権力者たちが、自分の都合の良いように、状況を変えるために利用したもの。ましてや、たかが村長程度の娘の香織某とやらに、大きな顔をさせる程度の低レベル集団。「山神」が本当に望んでいることなのか、甚だ疑わしい。
    「もういっかい きて」…1年後に迎える千鶴の夜明けは、1周目同様、生贄としての悲しい結末を迎えるのか、それとも、文字どおり千鶴と藤四郎にとっての新しい夜明けとなるのか…後者であることを、かたく願いつつ、次の配信を待ち遠しく思う自分がいる。

    • 427
  8. 評価:5.000 5.0

    ヤンデレが二人?!

     普通の女子が、悪女に転生して性格が激変、原作を改変すべく、あの手この手を繰り出して…という流れは、よくある話。でも、琴子先生にかかると、これ、面白いんです!
     まず、「ヒロイン」が、ふくよかちゃんという設定が、普通に面白い。前世で、家族や健康に恵まれなかった彼女が、健康な体を手に入れた今世、全てのことに感謝しながら、前向きに生きようとする姿に共感できます。座学、剣術、魔術、そして、ダイエット…努力の甲斐あって、家族と和解、体型はスレンダーに、親しい友人もできて、セリーヌの人生、そりゃもう順風満帆!!おまけに、聖女みたいな女神みたいな、すごい力も発現しちゃって、バッドエンド回避は確定事項?!
     このまま、ほんわか話が進んで、ヤンデレ化した第二王子ウィルさえ(第1話でネタバレ済み)何とかすればいいのかなと、高を括っていたのに、何とヤンデレが、もう一人!?そう、あの美しく完璧な第一王子ルイスも、何とヤンデレ化してしまったのです!さすが琴子先生、斜め上いく展開だわさ。
     さて、真のラスボス王子は、ウィルなのか、ルイスなのか、そして、おデブじゃなくなったセリーヌの運命は…?ということで、予測不能の前半コメディー&後半シリアスな異世界転生ファンタジー、星5で、超お薦めです。

    • 234
  9. 評価:5.000 5.0

    高潔と執着と

     契約結婚にもいろいろあるけれど、ヒーローとヒロインの心の向かう先が、これほど異なるケースは、なかなか珍しい。それも、二人が高潔であるが故に、である。
     正直、ヒロインのエリザベータを突き動かしているものは、弟アンドレイとの最後の約束。それがなかったのなら、彼女自身は、案外自決を選んだのではないだろうか。彼女の生きる目的は、弟とアルガンの人々の供養を果たすこと。竜人を味方につけ、アルガン再興の足掛かりを掴もうとまでは、考えていなかったはずである。
     ヒーローのレゼットは、必要以上に自らを律し、希望をもつことを自分に許さない半竜半人。そのため、3年前から強くエリーゼに惹かれながらも、心の動きを抑えて事務的に接する姿は、まさに騎士の鑑。でも、据え膳食わぬこういう人って、一度タガが外れたら、溺愛執愛一直線よね。
     エリーゼの企てた偽装妊娠をきっかけに、契約結婚をすることになった二人。「あくまで契約結婚」のはずだが、この結婚、複数の国の存亡や、狂竜・大魔導士の命運などが深く関わってきていて、大スペクタクル契約結婚の予感しかしない。
     二人の物語は、やっと動き出したばかり。何事にも執着していなかったレゼットが、心のままにエリーゼを求め始めたら…エリーゼが、アルガン再興の希望を抱いたら…何より、無事竜人の仔を産むことができるのか…予測不能の国盗り物語、星5でスタートです。

    • 169
  10. 評価:5.000 5.0

    なぜ28歳で止めなかった?(涙)

     異世界年齢逆転モノは、大好物♡大体は、少年だったヒーローが成長し、ヒロインと釣り合いがとれるようになるあたりで、物語が動き出すパターン。でも、この作品は、ヒロインの年齢をはるかに?上回って、何と40歳!!なぜ、28歳で止めなかった?(涙)28歳のルイくん、カッコよかったのにー(涙)もう一度、時間巻き戻せないのっ?!と、28歳ルイ推しとしては、痛恨の極みです…。
     このすれ違い、全て異世界と地球との時間のゆがみのせい。ルウィードにしてみれば、何十年もかけて気持ちを育ててきたのに、朱音にしてみれば、ほんの2年と数か月…ましてや、ルウィードが恋愛対象年齢になってから会ったのは、何回?そりゃ、無理だわ〜、ルイくん、焦り過ぎ!っつーか、タイミングがズレてたね…。
     かくして、40歳イケおじヒーロー、爆誕!という流れですが、うん、これはこれで、良かったのかも。ルウィードさま、現代日本の40男には、なかなか見られない渋みと色気があって、眼福です。この外見、この設定で、朱音ひと筋というのなら、この先も、もう読むしかありません。時空を超えた国際結婚、もとい異次元間結婚物語、星5でお薦めです。

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