5.0
不思議なファンタジー
さくさく読めて、読後はふんわり幸せな気持ちになれます。
交易で栄える砂漠の都市国家と、中央アジアっぽい草原の国が舞台ですが、最後まで国名はA国B国だし、時代考証なにそれおいしいの?って感じの言葉や設定が気軽に出てくるので、作り込まれた歴史劇が目当てだと物足りないかもしれません。でもむしろ現代物に近い感覚でさくさく読めるので、そういう異世界ものの設定を覚えるのが苦手な方でも楽しいと思います。
人を大切に想う気持ちは普遍的なんだなというほっこりした読後感です。
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