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[小説]水底の花嫁

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あらすじ

今度こそ、結ばれよう。事故で記憶を失ったニアは、優しい老夫婦に助けられ、貧しくも穏やかに暮らしていた。だがある日、突然訪れた子爵アレクセイに「君は私の妻セシリアだ」と告げられ、彼の屋敷へと連れて行かれてしまう。戸惑いつつも夫婦として暮らすなか、離れていた時間を埋めるように愛を注ぐアレクセイに、心も身体も満たされていく。しかし、その想いに応えたいセシリアが記憶を取り戻そうとすると、彼は「今のままでいい」と苦しげな表情を浮かべて――?

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  1. 水底の花嫁(1巻)
    山野辺りり / DUO BRAND.
    必要ポイント:600pt

    今度こそ、結ばれよう。事故で記憶を失ったニアは、優しい老夫婦に助けられ、貧しくも穏やかに暮らしていた。だがある日、突然訪れた子爵アレクセイに「君は私の妻セシリアだ」と告げられ、彼の屋敷へと連れて行かれてしまう。戸惑いつつも夫婦として暮らすなか、離れていた時間を埋めるように愛を注ぐアレクセイに、心も身体も満たされていく。しかし、その想いに応えたいセシリアが記憶を取り戻そうとすると、彼は「今のままでいい」と苦しげな表情を浮かべて――?

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みんなのレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    ネタバレ レビューを表示する

    切なくも苦しい。
    男の利己主義的行動。
    底のない絶望。
    記憶を失いたくもなる。

    伏線を拾っていく進行が良い。

    幸せが訪れるとわかっているからこそ、何度も読み返しては浸ってしまいます。

    川から発見されて約3ヶ月くらいは義父母と暮らしていたはずだが、アレクセイの回想から計算するに、行方不明から酒浸り、ネックレス発見から捜索、発見までに20日くらいしか経ってないように読めてしまうのは、私だけだろうか、、、

    • 7
  2. 評価:5.000 5.0

    素晴らしい!

    タイトルや煽りの文面見る限り、ヒーローが凄い秘密を抱えていると分かっていましたが、そうきたか!って感じですね。
    単純に凄く良くできた話だと思います。
    物語は記憶を失ったニア(セシリア)という女性のもとに、彼女の夫だという貴族の男性が現れる所から始まります。
    記憶喪失って使い古されたネタなので転けることが多いんですけど
    この作者は構成もしっかりしていて、キャラクターの背景もしっかり描いているので
    むしろ真新しい話のように感じました。
    物語中盤辺りからラストへの展開は、張り巡らされた伏線が
    みるみる回収されて行くので、ちゃんと感情移入できるのが素晴らしい!
    ヒロイン、ヒーロー二人の視点から物語を紐解いて行くので置いてきぼりになることはありません。
    二人のすれ違う様は読んでいて苦しくも悲しく、涙無しでは語れません。
    ヒーローの後悔、贖罪、懺悔の姿はまるで子供のように幼い。それを包み込むように愛するヒロインはまるで母のように偉大でした。
    最近はよくあるいつから惹かれあってんの?って話が多い中、この作者はホントに素晴らしいラブストーリーを描いてくれました。自信を持ってオススメできる一作です。

    水底と言う意味が奥深い…。脱帽ものですね。

    • 7
  3. 評価:5.000 5.0

    ネタバレ レビューを表示する

    主人公が初恋の人に復讐目当てで求婚される話ですが。結婚してしまってからの二人の気持ちの変化が自然で、しかも切なくてじっくり読み込んでしまいました。
    アレクの新婚当初からの冷酷感と、気持ちが揺らいでからのぐらぐら感がツボです。
    主人公は記憶があっても無くても、淑女の鏡みたいな素晴らしい女性。だからこそ自分がアレクの復讐の対象であることにものすごい衝撃を受けるし、すぐにいいよ、許すよ、と思えない感じも理解できました。
    何回も読み返してしまう、久しぶりに好きな話です。

    • 3
  4. 評価:4.000 4.0

    読みごたえあり

    ある意味使い古された、定番のシチュエーションなのですが、読み手を小説の世界に引き込む力のある作品です。
    他の方も書かれていますが、伏線をきちんと回収していて、安心して読めます。
    なのに、最初読みにくかったのは、レイアウトのせいですかねー。
    Androidで読んでいますが、行間に余白がなく、縦に読むのか横に読むのか、行を追えなくなりました。他のOSなら違うのかしら?
    折角素敵な小説なのに、余計なところで気を散らされるのが残念でしたので、その分、星ひとつ減らしました。

    by 佳蓉
    • 1
  5. 評価:5.000 5.0

    苦しい、切ない深過ぎる愛😭

    ネタバレ レビューを表示する

    セシリアの深い愛情が在るからこそ、アレクセイの心を救いたい一心で…😭
    自分自身も心が引き裂かれてしまっているのに…😭
    そう想うと、涙が零れました😭
    アレクセイの葛藤が、心に無理矢理蓋を閉めなければならない傷みも、本当に切なく、セシリアをやっと見付けた時の剰りにも悲しい愛しい嬉しいと表現するよりも強過ぎる抱擁で表現された、作家さんの描写に心を射ぬかれました😭
    セシリアは、どうなるの❓️❗️😱
    アレクセイは、来るべき時が来た時、どうするの❓️❗️😱と引き込まれ、一気に読んでしまいました😢
    辛く、重い部分もありますが、それが全てのふせんとなって、すんなり心に墜ちました。作画の作家さんの絵が大好き💕だったので、読んでみたら、この作家さんの文章力と言うか、構成力、登場人物の設定等々…全てに嵌まりました。
    もう、二回も読んでしまいました🤭
    作家さんのお二方、鉄板の組み合わせです🥰

    • 0

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