乱歩アナザー ―明智小五郎狂詩曲―

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あらすじ
50年の時を経て、名探偵、華麗に帰還――。謎と美と欲望に彩られた戦前の帝都・東京。かつてなく妖しく美しい明智小五郎(あけち・こごろう)と、禍々しくも華々しい怪人たちの、夜の宴の幕が上がる。江戸川乱歩の代表作・明智小五郎シリーズを、気鋭・薫原好江が妖艶にコミカライズ! 第一章は、明智小五郎VS.黒衣の美少年怪盗・黒蜥蜴(くろとかげ)!
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ユーザーレビュー
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3.0
志は買うけれど
原作からかなり改変がある。
明智のルックスなんかはまあ置いておくにせよ、「乱歩が描いた唯一の女賊」というのがひとつのアイデンティティーであるはずの「黒蜥蜴」は何と「男」だし、原作の「黒蜥蜴」には登場しない遠藤平吉(怪人二十面相だよこれ)が、多重人格の犯罪アドバイザーみたいな役割、つまり「羊たちの沈黙」のレクター博士みたいなポジションで登場する。
おいおい、ずいぶん攻めてきてるな、という印象である。
本作は、乱歩の原作の忠実な再現、などハナから志してはいない。
むしろ、現代的な文脈の中で、乱歩の作品を解体し、再構築しよう、というのが主眼なのだと思う。
正直、原作のある作品である以上、それだけで否定されても文句は言えないくらいのことをやってしまっているのだが、個人的に、その心意気は買いたいと思った。
しかしまあ、その「再構築」に相応しいだけの突出した魅力が表出しているかと言えばそれは甚だ疑問で、作品に漂うことになったのは微妙なBLっぽさだけのような気もする。
志の高さは評価したいものの、乱歩という圧倒的な原作を破壊してまで何かをなし得たのかというと、残念ながら、否、という他にない。by roka-
3
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5.0
アナザーですから
この作品を
エドガー・アラン・ポーさんの名前をもじったペンネームの江戸川乱歩さんも、きっと喜んでいらっしゃると思いますよね。
とても美しい(私のひいき目だけでなく)細部まで描き込まれて、その世界を彩る風情。
私の技量では表現しきれません。穏やかでいたり、ときには驚くようにアクティブで
乱歩を知らない世代にも興味がそそられます。
小林くんの存在は感心しきりです。二重人格(二十面相w)の方が深みを添えて。刑事さんも忘れてはイケないですね。
1番気にいってる場面は、暇で←(小林くんにはそう見える(笑))浴衣姿で片方の足で、もう片方の足を掻いてる姿がキュン。ぐっとリアル感が増したと感じました。
言葉にすると長くなりますね。by ~パピポ~-
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5.0
思わずページを止めるほどよかったです!
この漫画家さんの作品は初めてでしたが、繊細で美しい絵柄が世界観と合っていて、それでいてギャグパートのちびキャラはかわいくセンスもよく、もっともっと! と、読み終わりたくない作品でした。コマ割りや演出も丁寧で、あまりの美しさに思わずページを止めてしまうところもありました。構成がものすごく上手でした。
webメディアには予告編や4コマなどもあったみたいなので、そちらも収録して欲しかったです…ほんとうに。
完結してしまったけれど、続きを再開して欲しいです。by pri-
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3.0
少し残念
江戸川乱歩の代表作の漫画化とあって、期待しすぎたのかもしれませんが、原作に忠実な一方、ワクワクするような表現やひねりが感じられず、でした。
好みの問題かもしれませんが、名作のコミカライズでは、最近では「憂国のモリアーティ」の方が意外性もあって楽しめるかも。
とはいえ、原作を知らない人は、この作品も十分、たのしめるかもしれめせん。by 招福猫-
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5.0
いろんな漫画家さんが…
描いていると言うことは、使い古されていても、それだけ人気があり、何度読んでも飽きず、万人に愛されていると言うことなのでしょうね!
同じお話でも…書く方によって、面白いつまらないがあるのは、なぜなのか…?そういう所も魅力の一つなのでしょうね!by 芝健代-
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