4.0
子どもの成長願う親
親心あれば誰が読んでも面白い話です。特に障害がなくても。作中主人公のお母さんは息子のために心をくだいて進路につなげていき、健やかな成長を健気に願っている様子がひしひしと伝わってきます。離婚してシングルマザーになりながらもはざまの子供である息子を心から愛して応援する様子は読み手の心をうつものがありました。
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親心あれば誰が読んでも面白い話です。特に障害がなくても。作中主人公のお母さんは息子のために心をくだいて進路につなげていき、健やかな成長を健気に願っている様子がひしひしと伝わってきます。離婚してシングルマザーになりながらもはざまの子供である息子を心から愛して応援する様子は読み手の心をうつものがありました。
子供もいないし、支援学級併設の学校でもなかったので、障がい児のこともよく知らない私は、ボーダーの子供って全く知りませんでした。
障がい児に限らず、生活保護や公的年金など行政の支援を受けられない「はざま」の状態の人、本当はたくさんいるはずなんだろうなぁ…
必要な人が必要な分だけ支援される世の中になってほしいなぁ
お母さんの方の苦労は
わかってあげたいと思うのですが…
正直、息子さんに関して理解するのは
私も厳しいかもしれません。
これだと、確かに「障害」として
認識というのは難しいなぁ…
と読んでいて思いました。
そんなこと言っても
現実に困ってるのは確かなわけだし、
IQ云々くらいで将来への道が変わるなら
そこは役所に譲歩してやれよ、と言いたく
なるのですが。
子どもが大好きです。子どもの頃から近所の小さな子どもの面倒を見てました。すぐに懐いてくれます。しかし友人の子どもは毎日泣き叫び一歳の時から火がついたような泣き方でメンタル系になにかあると思っていました。3歳で自閉症と診断され友人夫婦も夫婦の親も、祖母も育てられず施設にいます。本当に大変だと思います。
知的な障害に限らず、本当にボーダーって大変だと思います。
確かに交付をするのにボーダーは必要なのかもしれないけど・・・
耳も片耳聞こえないだけで随分不便なのに交付はされない。目も、そう。
本当に必要な人にちゃんと目が向くように、お役所様に教えてあげたい。
今、4人の子どもを育てている母親として、発達障害にはとても興味があったのですが、このような形で当事者の話が世の中に広まるのは大切なことだと思います。
もちろん障害の状態も個々で違うのは理解していますが、どういったポイントが「人と違う」「普通じゃない」と見なされるのか、分かりやすく描かれていると思いました。
はざまの子って支援に辿りつくまでが本当に大変よね。「お母さんは息子を障害者にしたいんですか?」ってひどすぎる。その医者。今は少し発達障害への理解も進んでるのかしら。それでも、義父母からそんな感じの言葉言われるよね。しかるべき支援にいかに早く繋がれるかって大事だなと思わされた。
私の子供も障害を持っています。当たり前ですが、障害時の母が障害児に対しての知識が初めからあるわけではなく。同じようなことが健常児の子にもおきる。でも困り事の程度や雰囲気がなんとなくだけど。確実に違う。それを親自身にもその周りの人間にも教えてくれる本だと思います。×華さんの描くものは、好きです^_^
自分の子供も同じ状態でしてリアルに別居中なので(離婚はしていませんが)物凄く読んでいて正にその通りなんだよと独り言言ってしまいました。もしお子さんがその様な状況でしたら読んでみる事をおすすめします。何か解決の糸口が見つかるかもしれません。
ウチの息子も発達障がいの疑いがあるので
一気に読んでしまいました。
知り合いのお子さんもグレーゾーン(このお話の子と違うのは運動はめちゃめちゃ得意ということ)で親御さんは悩んでいたけど、
まさにこんな感じでした。