4.0
静かな恋心…
奥手なちょっと変わったヒロイン。でもなんだかキレイな童話を読んでる様な気持ちになる作品。
教授の老け方がOKな人は読んでも大丈夫(笑)ライバルもいたり…で大きな出来事はないけど、恋する乙女の日常を垣間見ているようでなにげに読んでしまう作品です。
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奥手なちょっと変わったヒロイン。でもなんだかキレイな童話を読んでる様な気持ちになる作品。
教授の老け方がOKな人は読んでも大丈夫(笑)ライバルもいたり…で大きな出来事はないけど、恋する乙女の日常を垣間見ているようでなにげに読んでしまう作品です。
完結まで全部読みました。
一般的にはセンセーショナルな分野である超年の差の恋愛を、長い時間をかけて丁寧に描いてあり、作家さんの作品にかける愛情とこだわりを感じました。
俯瞰で見れば「超年の差カップル」や「枯れ専」とカジュアルにカテゴライズされる彼らを、作家さんはより丁寧により自然に、導かれるように寄り添い合った2つの心のように描きたかったのではないかと思います。
病気が判明し孤独と絶望に涙を流す榊先生を元子が抱きしめるシーンに、年齢を超越して寄り添い合った2つの心を見ることができたように思い、涙が止まりませんでした。
ライトすぎず良いのですが、若干暗い雰囲気を持った作品であるとは思います。
ドイツ文学の院生元子は黒い服ばかり着ているのでシュバルツさんと呼ばれている。
自分を出す事が苦手なシュバルツさん。
恋する相手は榊教授。23歳と64歳。
なかなか元子の気持ちを受け入れられない教授ですが若い元子の事を想えばこその気持ちが切ない。
静かに深く愛を育む2人が尊い。
しかしやっと元子の気持ちを受け入れた教授が思い病気に…
教授に別れを告げられますがそれでも離れないと自分の気持ちをぶつける元子。
悲しく辛いですが強くなったシュバルツさん。
恋を知って本当に魅力的な女性になりましたね。
人物相関だけ考えると昼ドラになってしまうところを、人物それぞれを丁寧に描写することでふんわりとした雰囲気になっている。そのなかで、老いや人生にスポットを当てつつやや少女漫画の枠には収まらない内容になっていると思う。
無料公開のお話から少しずつ追いかけて、読了。結末が少しだけ物足りないな、と感じた。希望はあるけど、もっと書き込めたのではないかと。
作者の他の作品も読んでみたくなった。
NHKのドラマをみてこの原作を知りました。ドラマを先に見てしまったので、
原作ファンの方とはちょっと見方が違うかも知れません。
ここまで年の差というのは、現実的なこと考えるとお金の事とか介護のこととか、大人になるとそういう事がよぎって、愛だけでは難しいなと思いつつ、この漫画の独特の世界観とゆったりと流れるこのストーリの中の時間に酔いしれました。
美しい作品ですね。
若い頃、自分よりも一回り以上離れた年上の男性に惹かれる気持ちは共感できます
相手の教授は、読書家ということもあり、発言が哲学的で、無愛想でも、相手の良いところを見つけ伝えることが出来る優しさがあります
登場人物が色々と深く、複雑に絡んでくるので、この作品はほのぼのとした雰囲気ですが、作者違えばドロドロしてたかもしれません
表紙に惹かれて読んでいます。
シュバちゃん事朝比奈元子は離婚で父親が居なくて、祖父が父親変わり。大学で初めて「好意」を持ったのが60代の榊教授。友達への好意や異性への好意、初めての事ばかりで戸惑い、「嫉妬」の扱いにも悩む。まるで赤ちゃんが成長する過程を見ているようでハラハラドキドキ。静かだけれど、熱のある物語です。
ドラマ化されてますよね。
ストーリーが気になって購入〜おじさまインテリ教授がとてもステキです。
真面目でちょっと不器用なヒロインも可愛いし、教授とのもどかしい恋が胸キュンで良いです。
年の差はかなりありますが、お互いに理屈っぽくて頭の堅い似た者同士?ですごくお似合いのカップルだと思います。
教授のロマンスグレーな感じ、いいですね。好きです。そういう私は教授と同じくらいの年ですが…こういうスラッとした知的な人好みなのです。若かったとしてもちょっと惹かれるかも。シュバルツさんみたいに。
恋心がゆらりゆらりな切ないストーリー。無料分だけですが、先も読んでみたい気持ちになりますね。
教授は年齢を気にするけど、同じ時代に生まれることって、ある意味奇跡のようなことだと思います。
色々考えすぎてしまう元子にとって教授は、本当に必要な言葉をくれる大事な人。
私は樹里タイプでなくて、元子タイプだから元子に共感するところが多いです。