5.0
ハッピーエンドじゃ無いけど泣きました
だらだら長くなく気持ちいいペースで最後まで読めました。
民俗学的な話は興味をそそられる部分が多かったです。
まっすぐで明るい妻の朝日と主人公雪之丞が少しずつ本物の夫婦の愛を築いていく描写は、残酷な未来がちらつくと儚くなります。
最後はハッピーエンドとは言い難いですが、胸がムカムカする終わり方ではなく、むしろスッとします。そして泣きました。
物語の後の未来を少し妄想して良い未来だといいなと、思いました。
- 0